坂井市龍翔博物館で7/29開始、動物フィギュア特別展開催中

動物フィギュア特別展

開催期間:7月29日〜9月23日

動物フィギュア特別展
坂井市龍翔博物館の特別展ってどんな内容?
坂井市龍翔博物館の特別展「動物大集合~フィギュア×はりこetc」は、古今東西の動物人形や玩具650点以上を展示し、動物好きやおもちゃ好きに楽しめる内容です。
特別展で注目の展示やイベントは何?
五大陸の動物ジオラマや日本の伝統的な張り子と土人形の展示が見どころ。7月27日には恐竜学者小林快次教授の講演も開催されました。

坂井市龍翔博物館での特別展について

福井県坂井市三国町に位置する坂井市龍翔博物館では、2025年7月29日から9月23日までの期間、特別展「動物大集合~フィギュア×はりこetc」が開催されています。この展覧会は、古今東西の動物人形や玩具を集めたもので、動物をテーマにした展示が特徴です。展示点数は650点以上に及び、特に動物好きやおもちゃ好きには見逃せない内容となっています。

展示内容には、世界的に有名なドイツのシュライヒ社製の動物フィギュアや、明治・大正時代の日本の郷土玩具である張り子や土人形が含まれており、西洋と東洋の人形を対比させた展示が行われています。また、迫力ある五大陸の動物ジオラマも用意されており、来場者は動物たちとアフリカ草原にいるような感覚を体感することができます。

五大陸の動物ジオラマや日本の伝統玩具人形656点 画像 2

動物ジオラマの魅力

特別展の中でも特に注目を集めているのが、五大陸を再現したジオラマです。このジオラマは縦2.4メートル、横3.7メートルの大きさを誇り、アフリカのサバンナや南極大陸などがリアルに再現されています。それぞれの地域には、キリンやライオン、シマウマ、ペンギンなど、多様な動物フィギュアが323点展示されており、訪れる人々を楽しませています。

さらに、ジオラマの中にはさりげなく恐竜のトリケラトプスや絶滅した哺乳類、マクラウケニアなどのフィギュアも混在しており、来場者は「見つかるかな」とゲーム感覚で展示を楽しむことができます。ジオラマ中央部には「のぞき穴」が設けられており、動物たちをより身近に感じることができる工夫もされています。

五大陸の動物ジオラマや日本の伝統玩具人形656点 画像 3

講演会の開催と内容

この特別展に合わせて、7月27日には福井市出身の世界的な恐竜学者、小林快次教授が来館し、「生物の繁栄、絶滅、そして私たち」というテーマで講演を行いました。講演には約70人が参加し、教授は生物の進化や絶滅について詳しく解説しました。

講演の中で小林教授は、過去に絶滅した恐竜や現代の動物の進化をたどり、環境問題についても触れました。特に最近の気候変動や環境変化が人類の絶滅に繋がる可能性があることを指摘し、環境を守る行動を起こす重要性を訴えました。講演中にはクイズ形式で聴衆に問いかけるなど、参加者との交流も図られました。

五大陸の動物ジオラマや日本の伝統玩具人形656点 画像 4

展示品の詳細と関連イベント

坂井市龍翔博物館の特別展では、旧三国町の故・内嶋玉峰さんが集めた大正末期から昭和初期にかけての日本全国の土人形や張り子などの郷土玩具が展示されています。このコレクションは通称「内嶋コレクション」と呼ばれ、地域の文化を知る貴重な資料となっています。

また、展示の中には「ガチンコバトル」コーナーも設けられており、日本の張り子に虎とアフリカのライオンのフィギュアが対面展示されています。この展示は、見る者の想像力をかき立てるような工夫がなされており、どんな場面に見えるかを楽しむことができます。

さらに、古文書コーナーでは「坂井郡の猫泥棒」を伝える史料も展示されています。これは、江戸時代中期に坂井郡野中村で実際にあった猫を盗まれたという訴状であり、当時の農民の生活や猫の重要性を知る手がかりとなる貴重な資料です。

展示名 内容 期間 入館料 開館時間
動物大集合~フィギュア×はりこetc 古今東西の動物人形や玩具の展示 2025年7月29日~9月23日 一般400円、高校生以下無料 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)

坂井市龍翔博物館での特別展は、動物に関する多彩な展示を通じて、訪れる人々に新たな発見や学びの場を提供しています。展示内容や講演会、関連イベントを通じて、動物や環境についての理解を深める良い機会となるでしょう。