2025年7月31日設立のグリーベンチャーズJP2ファンドの特徴と狙い

グリーベンチャーズJP2設立

開催日:7月31日

グリーベンチャーズJP2設立
グリーベンチャーズの新しいファンドって何が特徴なの?
新設されたJP2ファンドはVCファンドへの分散投資を行い、約20本のファンドを通じて600社のスタートアップ情報を収集し、リスクを抑えつつ安定運用を目指します。
JP2ファンドはどんな目的で設立されたの?
JP2は成長が期待される幅広いスタートアップにアクセスし、事業会社やCVCのオープンイノベーション支援を目的に設立され、スタートアップエコシステムの発展を目指しています。

グリーベンチャーズが新たにVCファンドへの投資に特化した2号ファンドを設立

2025年7月31日、グリーベンチャーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:相川 真太郎、グリーホールディングス株式会社の100%子会社)は、VCファンドへの投資を行うファンド・オブ・ファンズ(以下、FoF)「GREE LP Fund JP 2号投資事業有限責任組合」(以下、JP2)を設立しました。このファンドの第一次募集は44億円で完了し、最終的なファンド総額は60億円規模を予定しています。

この新しいファンドの設立は、成長が期待される幅広い領域やステージのスタートアップへのアクセスを通じて、LP(Limited Partner)様のオープンイノベーションを支援することを目的としています。グリーベンチャーズは、スタートアップエコシステムの発展と、世界を変えるスタートアップの創出を目指しており、これまでに100本以上のVCへのLP投資を国内外で実施してきました。

グリーベンチャーズ、VCへの投資に特化した2号ファンドを設立 画像 2

JP2の特徴と投資戦略

JP2は、主に国内のVCへの投資を行うFoFとして位置付けられています。FoFは、複数のファンドに分散して投資できる金融商品であり、これによりリスクを抑えた安定的な運用を目指します。JP2では、約20本のVCファンドへの組み入れを通じて、600社程度のスタートアップの最新動向やインサイトを得る予定です。

このような戦略により、JP2は投資先スタートアップの多様な情報を収集し、より良い投資判断を行うことが可能になります。特に、成長が期待されるスタートアップに対しては、事業会社やCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)からの出資や関心を得ることを目指しています。

JP2のチーム体制と運用方針

JP2の投資委員会は、日米のVCファンド投資やオルタナティブ投資、事業会社の経営に精通したメンバーで構成されており、厳選した投資を行うことが最大の強みです。これにより、投資判断において高い専門性を持つチームが形成されています。

また、JP2を運用するチームは、VCファンド投資やスタートアップ投資だけでなく、M&Aやバイアウト投資など、事業会社における様々な投資経験を有するメンバーで構成されています。この多様な経験が、JP2の運用の質を高める要因となっています。

JP2の概要と今後の展望

JP2の具体的な概要は以下の通りです。

名称 GREE LP Fund JP 2号投資事業有限責任組合
設立時期 2025年7月
ファンド規模 60億円(予定)
運用期間 12年
投資対象 主に日本のVC

これらの情報からも明らかなように、JP2は日本のスタートアップエコシステムにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。特に、幅広い領域・ステージのスタートアップへのアクセスを可能にすることで、事業会社やCVCとの中長期的なオープンイノベーションを支援することが目指されています。

グリーベンチャーズは、これまでの経験を活かし、今後もスタートアップエコシステムの発展に寄与することを目指していくと考えられます。

まとめ

本記事では、グリーベンチャーズが設立した新ファンド「GREE LP Fund JP 2号投資事業有限責任組合(JP2)」について詳しく解説しました。JP2は、幅広い領域・ステージのスタートアップへのアクセスを通じて、事業会社やCVCのオープンイノベーションを支援することを目的とし、以下のような特徴を持っています。

項目 内容
ファンド名 GREE LP Fund JP 2号投資事業有限責任組合
設立時期 2025年7月
ファンド規模 60億円(予定)
運用期間 12年
投資対象 主に日本のVC

このように、JP2はスタートアップへの投資を通じて、グリーベンチャーズの持つ専門性を活かし、さらなる成長を目指しています。投資の実績やチームの専門性を元に、今後の動向に注目が集まります。

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