2025年7月31日開設、Closerがつくばに新拠点設立でAIロボット開発加速

AIロボット開発のCloser、茨城県つくば市に新拠点を設立

株式会社Closer（本社：茨城県つくば市、代表取締役：樋口翔太、以下「Closer Robotics」）は、AIロボットの開発と販売を行う企業として、2025年7月31日に新たな拠点「LFつくば」を設立しました。この新拠点の設立は、従来の拠点の約3倍の床面積を誇り、開発から製造まで一貫して行うことができる体制を整えることを目的としています。

この拠点の誕生により、Closer Roboticsはロボットの社会実装に向けた開発・製造スピードを一層向上させることを目指しています。加えて、エンジニア職やビジネス職の採用も強化し、さらなる成長を遂げることを計画しています。

拠点拡大の背景

Closer Roboticsは、2021年の創業以来、食品工場や中小規模の生産ラインなど、自動化が進んでいなかった分野において、様々なAIロボットを開発・提供してきました。代表的な製品には、小型協働パレタイズロボット「Palletizy」や小袋移載ロボット「PickPacker」があります。

これらの製品は高い評価を受けており、導入件数も年々増加しています。このような事業の成長を背景に、より多くの案件に迅速かつ柔軟に対応するために、拠点を拡張する運びとなりました。

これまでの拠点として、筑波大学リエゾン共同研究センター（2021年）、つくばスタートアップパーク（2024年）、筑波大学エンパワーメントスタジオ（2025年）を段階的に拡大してきたことも、今回の拠点拡張の重要な要素です。

新拠点の特長

新たに設立された「LFつくば」では、広大な開発・検証スペースと生産ラインが整備されています。この新拠点により、複数台のロボットを同時に生産することが可能となり、高品質かつ迅速なロボット開発が実現します。

今後は、開発から納品、さらにはアフターサポートに至るまで、ユーザーに寄り添った一貫体制を構築していく方針です。具体的な所在地やアクセス情報は以下の通りです。

採用強化について

Closer Roboticsでは、拠点拡大に伴い採用活動を大幅に強化しています。ロボット開発・製造体制の拡充を推進する中で、エンジニア職・ビジネス職を問わず、幅広いポジションで新たな仲間を募集しています。

目指すのは、「大変な作業はロボットに任せて、人がより創造的な活動に注力できる社会」の実現です。技術とビジネスを融合させ、社会に新たな価値を提供する挑戦を続けています。

採用情報については、以下のリンクから確認できます。

• 採用ページ

Closer Roboticsについて

Closer Roboticsは、2023年にシードラウンドで1億円の資金調達を実施し、JST、NEDO、IPA、経済産業省、農林水産省などの公的機関からも競争的研究資金や国家プロジェクトに採択されています。これにより、ロボットの研究開発および社会実装を推進しています。

同社は「J-Startup」や『週刊東洋経済』の「すごいベンチャー100」への選出、さらに「いばらきイノベーションアワード」など、多くの栄誉ある賞を受賞しています。代表の樋口翔太氏は「Forbes 30 Under 30 Asia」や「新しいいばらきづくり表彰」にも選出され、業界内外から高い評価を得ています。

会社概要

株式会社Closerは、筑波大学発のAIロボティクス企業であり、ソフトウェアとハードウェアを融合した独自技術をもとに、食品・化粧品・医薬品など自動化が進みにくい産業向けに、小型で柔軟な自動化ロボットを提供しています。中小規模工場の製造ライン自動化を現場目線で推進している企業です。

以上のように、Closer Roboticsは新たな拠点を設立し、さらなる成長を目指しています。これにより、ロボットの開発・製造スピードが向上し、より多くの顧客に対し迅速かつ柔軟な対応が可能となります。今後の展開に注目が集まります。