学生のクレカ実態:楽天カードが64%で最多、利用動機と保有状況を公開

学生のカード利用調査

開催期間:7月2日〜7月9日

学生のカード利用調査
学生に一番人気のカードって何?
調査では楽天カードが64.0%で最多。次いでPayPayカードが32.0%、三井住友カード(NL)やイオンカードが18.7%で、2025年7月2〜9日に75人を対象に実施された結果です。
学生がカードを作る主な理由は何?
上位は「キャッシュレスが便利だから」48.0%、「ネットショッピングをよく利用するから」41.3%、「年会費が無料だったから」34.7%。ポイント還元や年会費重視の傾向も強いです。

調査の概要と発表の背景

アドバイザーナビ株式会社が2025年7月に実施した、学生を対象とするクレジットカードの利用実態アンケートの調査結果が、2025年8月10日付で公表されました。本調査はインターネットによるアンケート方式で行われ、調査期間は2025年7月2日〜2025年7月9日、有効回答数は75人です。

報告書には、学生がクレジットカードを作ったきっかけや保有枚数、利用シーン、利用頻度、限度額や年会費の負担状況、審査の通過率など、日常的な利用行動やカード選択に影響する要因が詳細にまとめられています。以下では、公表された全ての内容を具体的な数値とともに読みやすく整理して伝えます。

【2025年7月度】学生対象・クレジットカードの利用実態アンケート 画像 2

主要なサマリーと全体傾向

調査の要点を先に示すと、楽天カードが学生に最も支持されているカードで、保有率は64.0%に達しました。カードを選ぶ際に重視する項目としては、入会金・年会費やポイント(マイル)還元率が上位に挙げられており、学生のコスト意識とポイント重視の傾向が確認できます。

また、カード利用のきっかけや利用シーンを見ると、ネットショッピングやキャッシュレスの利便性が学生のカード保有・利用の主要因となっており、日常消費やオンラインでの支払いがカード利用の中心であることが明らかになりました。

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アンケート全体のハイライト

本節では、調査結果の中から代表的な項目の数値を抜粋して整理します。集計結果は質問ごとにトップとなった選択肢や割合が示されています。

主要なポイントは次の通りです。回答者数は75人で、信頼区間などの細かい統計的検定の記載は公表レポートの脚注を参照する必要がありますが、示された割合は実際の回答に基づくものです。

  • 最も人気のカード:楽天カード(64.0%)
  • カード保有のきっかけトップ:「キャッシュレス決済が便利だから」(48.0%)
  • 保有枚数の最多:1枚(32.0%)、ただし3枚以上所有者が37.3%と多数派にも匹敵する分布
  • 初めて作ったカードを現在もメインで使用:はい 78.7% / いいえ 21.3%
  • 年会費:永年無料を使っている学生が58.7%、払っている人が20.0%(その他は「条件達成で無料」などの区分)
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設問別の詳細結果(利用状況・選択理由など)

ここからは各設問ごとに、提示された選択肢と回答割合をできる限り網羅して整理します。すべての設問についてプレスリリースに記載された情報を省略なく掲載します。

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クレジットカードを作ろうと思ったきっかけ(複数回答可)

学生がカードを作る理由の上位は、利便性や日常利用のニーズによるものでした。具体的な上位3項目と割合は以下の通りです。

  1. キャッシュレス決済が便利だから:48.0%
  2. ネットショッピングをよく利用するから:41.3%
  3. 年会費が無料だったから:34.7%

上記以外にも複数理由を挙げる回答者が存在し、利便性・コスト・オンライン利用の3点が主要な動機になっている点が示されました。

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保有枚数とメインカードの継続利用

保有枚数については、「1枚」が32.0%で最多でしたが、「3枚以上」と答えた学生が37.3%と比較的多く、複数カードを併用する傾向も観察されます。

また、初めて作ったカードを現在もメインカードとして使い続けている人は78.7%に上り、多くの学生が初回選択を長期利用に繋げていることがわかりました。一方で21.3%は別のカードをメインにしていることが示されています。

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審査・年会費・限度額に関する実態

これまでにカード審査に通らなかった経験については、ないとする回答が89.3%で大多数でした。審査に通らなかった経験がある学生は10.7%でした。

年会費については、永年無料のカードを使っている学生が58.7%と最も多く、年会費を実際に払っていると回答したのは20.0%でした。残る「払っていない(条件達成で無料)」などの区分も設問に含まれていますが、レポートでは永年無料と払っている割合が明示されています。

クレジットカードの限度額については、最も割合が高かった選択肢は「それ以上(50万円以上)」で26.7%、続いて「10万円以下」が22.7%でした。第三位は「50万円以下」として分類されていますが、プレスリリース内では上位2項目の割合が明示されています。

限度額の増額申請については、増額したことがある学生は12.0%、増額を行ったことがない学生は86.7%、増額審査に落ちた人はわずかに1.3%でした。

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利用金額・利用頻度・利用シーン

月々のカード利用額は「3万円以内」が最多で24.0%、次いで「5万円以内」が20.0%、続いて「2万円以内」が16.0%となっています。学生の家計におけるカード利用は比較的低めのレンジが中心です。

どのような時にクレジットカードを使うか(複数回答可)では、ネットショッピングが圧倒的で93.3%、普段の買い物(スーパー・コンビニ)が62.7%、3位は飲食店という結果でした。利用頻度については「週に2/3回」が最多の44.0%、次いで「週に1回」が28.0%で、週単位でカードを利用する学生が多い状況が示されています。

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シーン別のおすすめカード・カード保有状況

調査では、学生が実際に保有しているカードの種類や、シーン別に「おすすめ」と考えるカードのランキングも集計されています。ランキングは学生自身の評価に基づくもので、利用目的別の傾向が読み取れます。

ここでは、保有カードの上位と、ポイント重視や学生特典、海外利用に関するおすすめカードの割合を示します。

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保有カードの上位

複数回答可の設問で尋ねた「どのクレジットカードを持っていますか?」という設問では、上位は次の通りです。

  • 楽天カード:64.0%
  • PayPayカード:32.0%
  • 三井住友カード(NL):18.7%
  • イオンカード:18.7%

楽天カードが突出しており、学生の保有カードとして広く選ばれていることが確認できます。PayPayカードも一定の支持を集めています。

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シーン別・目的別のおすすめカード(学生の意見)

ポイントの貯まりやすさを重視する場合、回答者が推奨するカードは次の通りです。

  1. 楽天カード:54.7%
  2. PayPayカード:13.3%
  3. 三井住友カード(NL):12.0%

学生向け特典の充実度で選ぶ場合は楽天カードが最多(38.7%)で、PayPayカードが14.7%、三井住友カード(NL)が10.7%となっています。

海外旅行や留学に向くカードとしては、楽天カードが32.0%で最多、三井住友カード(NL)が17.3%、ANA JCBカード(学生専用)が12.0%という結果でした。これらは学業や留学を予定する学生の需要に応じた評価が反映されています。

最終的に、カード選択時に学生が重視する点としては、入会金・年会費、ポイント(マイル)還元率、ポイントの交換先、キャンペーン・特典などが挙がっており、コストと還元の両面が判断基準になっていることが示唆されています。

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調査実施主体・引用ルール・会社概要

本調査はアドバイザーナビ株式会社が実施したものです。調査方法・期間・母集団は以下の通り公表されています。

調査会社
アドバイザーナビ株式会社
調査方法
インターネットによるアンケート調査
調査期間
2025年7月2日 〜 2025年7月9日
調査母集団
75人(有効回答数)

回答者の詳細データに関してはプレスリリース本文で「末尾に記載」とされており、回答者の年齢区分等の詳細は公表ページの「調査結果詳細」を参照するよう案内されています。

会社概要は以下の通りです。

社名
アドバイザーナビ株式会社
代表取締役
平 行秀
設立
2019年5月29日
所在地
〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町8-1 FinGATE TERRACE
事業内容
IFAのコンサルティング事業・人材紹介業・投資家とIFAのマッチング事業
URL
https://adviser-navi.co.jp

同社が運営するメディアも併せて公表されています。主な運営メディアは「カードローンナビ」「クレジットカードナビ」「FXおすすめナビ」「債務整理」などです。詳細な調査結果は記事ページにて公開されており、URLが案内されています。

調査データの引用・転載に関して、公表元は以下のルールを示しています。引用利用は申請不要ですが、次の事項を遵守する必要があります。

  • データの加工は禁止
  • 出典元のURLを(Dofollowで)明記すること

出典の表記例(プレスリリースの指示):

出典:アドバイザーナビ「【2025年7月度】学生対象・クレジットカードの利用実態に関するユーザーアンケート」:https://adviser-navi.co.jp/card/column/49133/

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本記事の要点まとめ(表形式)

以下に、本記事で取り上げた主要な調査項目とその結果を表で整理します。数値はプレスリリースに記載された通り記載しています。

項目 結果
調査期間 2025年7月2日〜2025年7月9日
回答者数(母集団) 75人
最も人気のカード(保有率) 楽天カード:64.0%
カードを作ったきっかけ(上位) キャッシュレスの利便性:48.0% / ネットショッピング:41.3% / 年会費無料:34.7%
保有枚数 1枚:32.0% / 3枚以上:37.3% / 2枚:(順位あり)
初回カードを現在もメインで使用 はい:78.7% / いいえ:21.3%
審査に通らなかった経験 ない:89.3% / ある:10.7%
年会費負担状況 永年無料:58.7% / 払っている:20.0% / 条件達成で無料等あり
限度額 50万円以上(それ以上):26.7% / 10万円以下:22.7% / 50万円以下:分類あり
限度額増額経験 はい:12.0% / いいえ:86.7% / 増額不可(審査落ち):1.3%
毎月の利用額(上位) 3万円以内:24.0% / 5万円以内:20.0% / 2万円以内:16.0%
主な利用シーン ネットショッピング:93.3% / スーパー・コンビニ:62.7% / 飲食店:順位あり
利用頻度 週に2/3回:44.0% / 週に1回:28.0%
ポイント重視でのおすすめ 楽天カード:54.7% / PayPayカード:13.3% / 三井住友カード(NL):12.0%
学生特典の充実度でのおすすめ 楽天カード:38.7% / PayPayカード:14.7% / 三井住友カード(NL):10.7%
海外旅行・留学におすすめ 楽天カード:32.0% / 三井住友カード(NL):17.3% / ANA JCB(学生専用):12.0%
出典(詳細) https://adviser-navi.co.jp/card/column/49133/

以上が、アドバイザーナビ株式会社が公表した「【2025年7月度】学生対象・クレジットカードの利用実態に関するアンケート」の主な内容の整理です。掲載データは公表されたままの数値を用いており、引用にあたっては出典URLの明記とデータの非加工を守る必要があります。詳細な設問別データや回答者属性(年齢区分等)については、出典の調査結果詳細ページをご確認ください。