ツクリエ、BeARTにプレシード出資 伝統工芸の国際展開を支援

BeARTプレシード出資

開催日:8月12日

BeARTプレシード出資
BeARTって何をやる会社なの?
BeARTは北海道発のカルチャーテック系スタートアップで、日本の職人や伝統美術の価値をテクノロジーで可視化し、プラットフォームを通じて国内外の市場につなげる事業を展開します。
ツクリエの出資で何が変わるの?
ツクリエのプレシード出資は資金提供に加え、アクセラレーションやネットワーク、起業家支援ノウハウ、スタートアップビザ関連の支援を含むハンズオン支援でBeARTの事業拡大を後押しします。

BeART World JAPAN:伝統とテクノロジーでつながる新たな芸術エコシステム

キルギス共和国出身のサラ・ドーロトベコヴァ氏が2023年に北海道札幌市で創業した株式会社BeART World JAPAN(以下、BeART)は、日本の職人技や伝統美術を国境や時代を越えて結びつけることを掲げるカルチャーテックのスタートアップです。プレスリリースによれば、同社は今秋にプラットフォームの公式ローンチを予定しており、地域に根ざす伝統美術や工芸をグローバルな舞台(市場)へ送り出すための広範な取り組みを開始します。

BeARTのミッションは、職人の技術や地域文化の価値をテクノロジーで可視化し、海外を含む多様な市場とつなげることにあります。創業者のバックグラウンドや事業の方向性から、単なるEC展開に留まらない文化的価値の流通と持続的なエコシステム構築を目指している点が特徴です。

会社名
株式会社BeART World JAPAN
所在地
北海道札幌市白石区東札幌五条1丁目1番1号
代表者
Sara Doolotbekova(サラ・ドーロトベコヴァ)
設立
2023年12月7日
URL
https://www.beartworld.com/

ツクリエによるプレシード出資と評価ポイント

起業支援サービスを展開する株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区、代表取締役:鈴木英樹)は、BeARTに対するプレシード出資を完了したと発表しました。発表日時は2025年8月12日 14時39分です。ツクリエはBeARTの技術的な強み、日本の芸術・工芸の市場拡大ビジョン、経営チームの情熱、そしてグローバル市場における成長性を高く評価して出資を決定したとしています。

出資は単なる資本提供にとどまらず、ツクリエが持つ起業支援のノウハウやネットワークを通じた事業成長支援を含むものであることが示唆されています。ツクリエは起業家支援やアクセラレーションプログラム開発の経験があり、BeARTのグローバル展開に向けた実務的な支援を行う意向です。

ツクリエの基本情報
会社名:株式会社ツクリエ
所在地:東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋Ⅲ 6階
代表者:代表取締役 鈴木英樹
設立:2005年8月(2015年3月17日株式会社化)
事業内容:起業支援サービス、インキュベーション事業、アクセラレーションプログラム開発事業、事業プロデュース、創業投資など
URL:https://tsucrea.com/

出資決定に至った具体的要素

プレスリリースでは、ツクリエがBeARTに対して以下の点を評価したことが明記されています。これらは出資判断の主要因であり、今後の支援方針を示すものでもあります。

  • テクノロジーによる価値可視化:伝統美術や工芸の価値を発見・提示する仕組みの有無。
  • 市場拡大のビジョン:国内外での販売や流通の可能性、グローバル市場での需要想定。
  • 経営チームの熱意と多様性:創業者の国際的背景とローカルな連携能力。
  • 成長性:プラットフォームローンチ後のスケール戦略。

これらを踏まえ、ツクリエは資金面の支援に加え、ビジネス成長に必要なハンズオン支援を行う方針です。

ローンチ計画と関連施策、外国人起業支援との連携

BeARTは今秋にプラットフォームを公式ローンチし、地域の伝統美術や工芸をグローバルな市場へ送る取り組みを開始します。プレスリリースは具体的な機能やスケジュールの詳細を示してはいませんが、ローンチを機に「広範な取り組み」を展開する点を明らかにしています。

一方で、ツクリエ側は2025年3月に経済産業省より「外国人起業促進実施団体」に認定されている事実を併記しています。この認定により、ツクリエはビザ取得支援から事業成長支援まで外国人起業家の日本進出をサポートする体制を整えており、BeARTのような外国人創業者の事業展開に対して制度的・運用的な支援を提供できる立場にあります。

  1. プラットフォームローンチ(今秋予定):地域の伝統美術・工芸のグローバル展開開始。
  2. ツクリエによる事業成長支援:アクセラレーション、プロデュース、ネットワーク提供。
  3. 外国人起業支援の活用:スタートアップビザやビザ取得支援を含む実務支援。

関連するキーワードとしては、カルチャーテック、伝統美術、伝統工芸、グローバル、エコシステム、スタートアップビザ等が挙げられ、これらはBeARTの事業領域とツクリエの支援領域の交差点を表しています。

問い合わせ先と関連リンク

本件に関する問い合わせ先はツクリエの担当者で、担当は黒澤、E-mailはglobal@tsucrea.comです。プレスリリース中の関連リンクとして、ツクリエが運営するスタートアップビザに関するページが示されています。

問い合わせ
株式会社ツクリエ 担当:黒澤
E-mail:global@tsucrea.com
関連リンク
https://startupvisa.tsucrea.com/

要点の整理

以下の表は、本プレスリリースに含まれる主要情報を整理したものです。出資の主体、対象、日付、各社の拠点や代表者、関連URL、そして支援や認定に関する事項を網羅しています。

項目 内容
プレスリリース日時 2025年8月12日 14時39分
出資者 株式会社ツクリエ(東京都千代田区、代表:鈴木英樹)
被出資者 株式会社BeART World JAPAN(北海道札幌市、代表:Sara Doolotbekova)
出資種別 プレシード出資
BeART設立日 2023年12月7日
BeART所在地 北海道札幌市白石区東札幌五条1丁目1番1号
BeART URL https://www.beartworld.com/
ツクリエ所在地 東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋Ⅲ 6階
ツクリエ認定 2025年3月:経済産業省「外国人起業促進実施団体」認定
問い合わせ 株式会社ツクリエ 担当:黒澤(E-mail: global@tsucrea.com)
関連リンク https://startupvisa.tsucrea.com/
キーワード・カテゴリ カルチャーテック、出資、キルギス共和国、北海道、伝統美術、伝統工芸、グローバル、エコシステム、外国人起業促進実施団体、スタートアップビザ(カテゴリ:アート・カルチャー、EC・通販)

本記事は、ツクリエによるBeART World JAPANへのプレシード出資と、それに伴う支援体制や関連情報を整理して伝えた。今後はBeARTのプラットフォーム公式ローンチにより、地域の伝統的な美術・工芸がどのようにグローバル市場で流通・評価されるかが注目される。

参考リンク: