HEROZがVOIQ導入で営業を仕組化、ABMで商談創出を安定化

ABMで営業を仕組化

開催日:8月13日

ABMで営業を仕組化
VOIQを入れたらHEROZの営業って具体的にどう変わるの?
VOIQのABM型インサイドセールスでリード創出が仕組化され、架電ログやKPI可視化で“勝ちパターン”を蓄積。属人化が解消され商談数と受注見通しが安定する。
ABM型の代行支援って実際にどんなことやるの?
ターゲット企業の厳選→仮説設計→BDRによる架電・アポイント獲得→生成AIで通話要約・評価→KPI可視化→改善サイクルでナレッジ移転まで伴走する。

HEROZが直面した営業の課題と、VOIQ導入のきっかけ

VOIQ株式会社は2025年8月13日09時00分に、HEROZ株式会社へのインサイドセールス支援導入事例を公開しました。本件は、AIを活用したセールス支援を提供するVOIQが、AIを中核に据え事業変革を支援してきたHEROZの営業課題を、ABM(Account-Based Marketing)型の代行支援で解決した取り組みをまとめたものです。

HEROZ(本社:東京都港区、代表取締役:林 隆弘)は少数精鋭でターゲット選定から提案、クロージングまでを一人の担当者が一貫して担う営業体制をとっていました。その結果、稼働に波が生じやすく、新規開拓と提案活動の両立が難しくなり、案件増加時には次のリード不足が発生。受注見通しの不安定化や開発リソース調整への支障を招いていました。

HEROZ、営業課題解決に向けVOIQを導入。ABM型アプローチで持続可能な商談創出体制を構築 画像 2

導入に至った具体的背景

HEROZは主に大企業を対象にしており、インバウンドで自然発生的にリードが得られにくい構造です。そのため新規接点の創出に常に時間と労力が必要で、既存の少人数体制では持続的に商談を創出することが難しいという状況がありました。

こうした状況を受け、HEROZはVOIQのインサイドセールス支援サービスを導入。ABMに基づく仮説設計・検証・改善のサイクルを取り入れて、リード創出から商談化に至る一連の流れを持続可能な営業プロセスへと体系化することを目的としました。

プレスリリース発行元
VOIQ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高田 恵)
導入先
HEROZ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:林 隆弘)
公開日時
2025年8月13日 09:00
事例記事タイトル
『ABMはインハウスだけじゃない。VOIQと挑んだ“代行による戦略営業”とは』

ABM型アプローチと伴走支援──導入プロセスの詳細

VOIQが提供するインサイドセールス支援は、単なるアウトソーシングではなく、戦略設計から実行、検証、改善を一貫して行う伴走型のサービスです。今回のHEROZ導入では、ABMを軸にターゲット企業を厳選し、仮説設計と検証サイクルを回しながら商談創出の再現性を高めました。

導入に際しては、VOIQの独自企業データベースやAIによるターゲティング機能、生成AIを用いた通話要約・評価、問い合わせフォーム営業の自動化などの技術が活用されています。加えて、通話記録の共有や4つの専門チームによる伴走を通じて、組織内にノウハウを定着させる構成が採られました。

実施した主な工程と役割分担

導入プロセスは段階的に設計され、仮説設計→実行(BDR活動)→検証→改善のサイクルを繰り返す形で運用されました。BDR(Business Development Representative)チームは新規商談創出に特化し、大企業のキーパーソンへ働きかける役割を担いました。

プロセスは以下のような手順で進められました。VOIQは単独で代行するだけでなく、HEROZ社内の営業担当と連携し、施策の効果検証とナレッジ移転も実施しています。

  1. ターゲット選定(ABM)と仮説設計
  2. BDRによる接触、アポイント獲得(インサイドセールス代行)
  3. 架電ログや通話要約に基づくKPI可視化
  4. 言語化された勝ちパターンの蓄積と社内共有
  5. 改善サイクルの継続実行

導入後の成果と定量化された改善点

VOIQによる支援の結果、HEROZは既存リードへ計画的かつ安定的にアプローチできる体制を整備しました。これにより商談機会の最大化が図られ、従来接点を持てていなかった大企業キーパーソンとの商談獲得に成功しています。

さらに、架電ログやKPIの可視化を通じて得られた知見が「勝ちパターン」として言語化・蓄積され、従来の属人的な営業活動が再現性のあるプロセスへと進化しました。これにより、提案活動と新規開拓のバランスが改善され、持続的に成果を生み出せる営業基盤が整い始めています。

具体的な成果のポイント

導入後に確認された主要な改善点は次の通りです。各項目はいずれも、VOIQが提供する技術と伴走型支援の組合せによる効果を反映しています。

  • 既存リードに対する計画的アプローチにより商談化率の向上
  • 大企業キーパーソンとの新規接点獲得(従来未接触層の商談獲得)
  • 架電ログ・KPI可視化による勝ちパターンの言語化・蓄積
  • 属人的な営業プロセスの標準化と再現性の向上
  • 受注見通しの安定化による開発リソース調整の改善

HEROZの増田圭介様は、VOIQとの共創により新規開拓が仕組み化され、営業活動の平準化と商談数の安定化が実現されたとコメントしています。属人的だったアプローチが言語化・型化され、再現性ある営業モデルとして社内に蓄積されている点を評価しています。

HEROZとVOIQ、それぞれの事業特性と提供機能の整理

本節では、HEROZとVOIQの事業内容と今回の導入で活用された主な機能を整理します。HEROZは深層学習・機械学習技術に強みを持ち、建設・金融・ゲーム業界などのコア業務へAIを実装してきました。構想からPoC、開発、運用まで一貫して伴走する点が特徴です。

VOIQはインサイドセールス領域に特化したサービスを提供しており、成約から逆算した高精度なアポイント獲得を支援します。今回の支援では、AIによるターゲティング、生成AIによる通話要約・評価、問い合わせフォーム営業の自動化、通話記録の共有、そして4つの専門チームによる伴走支援などがフル活用されました。

HEROZの特徴
将棋AIで培った深層学習・機械学習技術を活用し、実戦で使えるAIの社会実装を推進。対象は建設・金融・ゲーム業界など。代表取締役:林 隆弘。
VOIQの提供機能
独自企業データベース、AIターゲティング、生成AIによる通話要約・評価、問い合わせフォーム営業の自動化、通話記録共有、4つの専門チームによる伴走支援、営業組織の立ち上げ支援。
導入の成果(要約)
商談機会の最大化、大企業キーパーソンとの接点獲得、勝ちパターンの言語化・蓄積、受注見通しの安定化。
項目 内容
プレスリリース公開日 2025年8月13日 09:00(VOIQ発表)
導入企業 HEROZ株式会社(本社:東京都港区、代表:林 隆弘)
支援提供者 VOIQ株式会社(本社:東京都港区、代表:高田 恵)
導入目的 営業活動の平準化、持続的な商談創出体制の構築、受注見通しの安定化
主要施策 ABMに基づくターゲティング、BDRによる代行営業、AIによる通話要約とKPI可視化、問い合わせフォーム自動化
主な成果 既存リードへの安定アプローチ、未接触層の商談獲得、勝ちパターンの言語化・蓄積、営業プロセスの再現性向上
事例記事 『ABMはインハウスだけじゃない。VOIQと挑んだ“代行による戦略営業”とは』

本稿では、VOIQがHEROZに対して実施したABM型の伴走支援の背景、具体的な導入プロセス、導入後に得られた成果、両社の事業特性と提供機能を整理しました。導入により営業活動の標準化と商談基盤の強化が進み、受注の見通しやリソース配分の安定化に寄与した点が確認できます。