IHG、世界で運営客室100万室を突破 成長を支えた要因

全世界100万室突破

開催日:8月13日

全世界100万室突破
IHGが100万室って何がすごいの?
世界で運営する客室が100万室を超えたのは、ブランド拡大と大規模な開発パイプライン、会員数や先端テクノロジーによる集客力が結実した結果で、グローバルな影響力と事業基盤の強さを示す重要なマイルストーンです。
日本で新しく泊まれるIHGのホテルはどこ?
国内では「ホリデイ・イン 京都五条」が復活開業し183室で大浴場やジムを完備。海外の最近開業例にはインターコンチネンタル ブリスベン(7月1日)、vocoバンドン、ハロンベイリゾートなどがあります。

世界で100万室を突破したIHGの現状と発表の要点

2025年8月13日 09時00分、IHGホテルズ&リゾーツ(本社:英国、国内:東京都港区、運営会社:IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社)は、運営する客室数が全世界で100万室を突破したと発表しました。プレスリリースでは画像キャプションとして(画像:左上から右下へ)ホリデイ・イン京都五条、vocoバンドン セティアブディ、インターコンチネンタル ハロンベイ リゾート、インターコンチネンタル ブリスベンが示されています。

発表はIHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEOのアビジェイ・サンディリアの所属する組織名義で行われ、同社の成長を支える要素として市場の拡大、ブランドポートフォリオの拡大、ITやロイヤリティプログラムが挙げられています。

達成に至る成長の構図:戦略・人員・テクノロジー

IHGはここ10年でブランドポートフォリオを20に倍増させ、100か国以上で宿泊体験を提供するまでに拡大しました。現在、世界で6,700軒超のホテルを有しており、開発中のホテルパイプラインは2,200軒超としています。これらの数値は、単なる供給増加ではなく、多様な顧客ニーズに対応するブランド戦略の結果です。

成長を促進する主要な因子として、プレスリリースは次の三点を挙げています。1)世界最大級のロイヤルティプログラムである「IHG ワンリワーズ」(会員数:1億4,500万人)、2)業界先端のテクノロジーによる運用と顧客体験の強化、3)数多くのホテルオーナーとの協働による開発パイプラインの確保です。

経営陣からのコメントと実績

IHGホテルズ&リゾーツCEOのエリー・マルーフは、100万室突破をゲスト、オーナー、投資家の信頼の表れとして位置づけると同時に、スタッフの日々の貢献に言及しています。スタッフが日常的にゲストの「大切な瞬間」を支えている点を強調し、ブランドの多様性と開発パイプラインによる将来的な成長期待を語っています。

実績面では、プレスリリースは2025年上半期に過去最多の部屋をオープンしたこと、昨年の地域別の達成(「米国で4,000の開業ホテル」「グレーター・チャイナで800軒目の開業ホテルを達成」「EMEAA地域での記録的な開業および契約数」)を明記しています。加えて、グローバルでの従業員数は約385,000名(2025年6月30日現在)としています。

最近開業したホテルの具体的な特徴と設備

プレスリリースでは、最近開業した代表的なホテルとして4軒を詳述しています。各ホテルは地域やターゲットに応じた設備や客室構成を持ち、それぞれがIHGのブランド戦略や多様な宿泊体験を表しています。

以下に各ホテルの概要と主要設備を記載します。施設情報はプレスリリースの記載内容を網羅的に反映しています。

  • ホリデイ・イン 京都五条(日本)

    客室数
    183室
    主な設備
    大浴場、ジム、カフェ&バー
    特記事項
    半世紀前に初めてホリデイ・インが出店した京都にブランドが復活。「キッズステイ&イートフリー」プログラムを提供。
  • インターコンチネンタル ブリスベン(オーストラリア)

    客室数
    305室(スイート含む)
    開業日
    7月1日
    主な設備
    屋上インフィニティプール、クラブインターコンチネンタルラウンジ、ウェルネスセンター、洗練されたダイニング
    建築
    著名な建築家ハリー・サイドラーが設計したアイコニックな建物内に立地。
  • voco バンドン セティアブディ(インドネシア)

    客室数
    162室
    主な設備
    レストラン、バンケットホール、6つの会議室、温水プール、フィットネスセンター、ウェルネス治療室、キッズクラブ
    立地
    バンドンの人気地区セティアブディの中心。
  • インターコンチネンタル ハロンベイ リゾート(ベトナム)

    客室数(ホテル部)
    174室
    敷地・付帯住宅
    1〜3ベッドルームのコンドミニアム60戸、ヴィラ41戸
    主な特徴
    ユネスコ世界遺産のハロン湾に面するロケーション。ハロン湾における初のインターナショナルラグジュアリーホテルとして、プライベートビーチや没入型リゾート施設を備える。

各開業ホテルの位置づけと顧客層

各ホテルは観光、ビジネス、レジャー、ファミリー旅行など異なる需要に応えるよう設計されています。京都五条は歴史都市でのファミリーや観光客向け、ブリスベンは都市型ラグジュアリー、バンドンは会議利用にも対応する利便性重視、ハロンベイは高級リゾート需要に応える構成です。

これらはIHGが多様なブランドを通じて、地域や顧客セグメントごとに適切な宿泊体験を提供する方針に沿った出店例となります。

IHGのブランド群、企業情報と関連リンク

プレスリリースはIHGが展開する20のブランド群と、それぞれの予約ページやブランド紹介のリンクを示しています。以下はリリースに記載されたブランドと主な参照先です。

企業情報としては、株式表記(LON:IHG, NYSE:IHG (ADRs))、グローバル従業員数約385,000名(2025年6月30日現在)、およびIHGワンリワーズの会員数1億4,500万人が明示されています。

  1. ラグジュアリー&ライフスタイル:シックスセンシズ、リージェント、インターコンチネンタル、ヴィニェットコレクション、キンプトン、ホテルインディゴ
  2. プレミアム:voco、Ruby、HUALUXE、クラウンプラザ、EVEN
  3. エッセンシャルズ:ホリデイ・イン、ホリデイ・イン エクスプレス、ガーナー、avid
  4. スイーツ:Atwell スイーツ、ステイブリッジ スイーツ、ホリデイ・イン クラブバケーションズ、キャンドルウッド スイーツ
  5. エクスクルーシブパートナーズ:イベロスター ビーチフロント リゾーツ

プレスリリースには各ブランドの予約ページや公式サイトへのリンクが併記されており、企業のグローバルサイト、IHGワンリワーズのアプリダウンロードページ、IHGニュースルーム、LinkedIn、そして日本向けサイトへの参照として以下のURLが挙げられています。

要点の整理と事実の一覧

ここまでに触れた発表内容を表形式で整理します。数値や固有名詞はプレスリリースの記載どおりに掲載しています。

項目 内容
発表日 2025年8月13日 09時00分
発表企業 IHGホテルズ&リゾーツ / IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社
達成事項 運営するホテルの客室が全世界で100万室を突破
運営ホテル数 6,700軒超(プレスリリース記載)
開発パイプライン 2,200軒超
IHGワンリワーズ会員数 1億4,500万人
従業員数(グローバル) 約385,000名(2025年6月30日現在)
最近の開業ホテル(主な4軒) ホリデイ・イン 京都五条(183室、キッズステイ&イートフリー等)、
インターコンチネンタル ブリスベン(305室、7月1日オープン、屋上インフィニティプール等)、
voco バンドン セティアブディ(162室、会議・バンケット等)、
インターコンチネンタル ハロンベイ リゾート(174室+コンド・ヴィラ)
株式表記 LON:IHG, NYSE:IHG (ADRs)
公式日本サイト(関連リンク) https://www.ihg.com/japanhotels

上表はプレスリリースに基づく事実の整理です。今回の発表は数値的な到達だけでなく、ブランドや人員、ロイヤリティプログラム、開発パイプラインといった複数の要素が結実した結果として提示されています。

参考リンク: