PCログインを守る新MFA『アプリップリキー』登場

アプリップリキー発売

開催日:8月18日

アプリップリキー発売
アプリップリキーって他のMFAと何が違うの?
OSのログイン画面自体に二段階認証を追加する点が最大の特徴。インターネット接続前でも動作するスタンドアロン設計でサーバー不要、TOTP方式とAES-256暗号で端末単位の不正利用や紛失時の漏えいリスクを低減します。
中小企業でも導入できる?費用や準備は?
導入は簡単で最短5分。サーバー不要・専用機器不要でスマホのAuthenticatorで運用可能。価格は月額600円/台、初期費用8,000円/台(いずれも税抜)です。

PCログインを「入口」にする――玄関の鍵をかける発想で再設計されたMFA

株式会社アプリップリは、パソコンのOSログイン画面に二段階認証(多要素認証:MFA)を追加するソリューション『アプリップリキー』を、2025年8月18日より正式にリリースしました。本製品はインターネット接続後の認証に留まらず、インターネット接続前のPCログインそのものにMFAを導入する点に特徴があります。

企業のDXが進む中で、個人情報や機密情報の取り扱いはますます重要になっています。従来問題となるのはID・パスワードの流出、従業員による不正操作、PCの紛失・盗難などによる内部からの情報漏えいです。こうした課題に対して、入口対策としてのOSログイン強化という観点から設計されたのが本製品です。

PCログインのセキュリティ盲点に“鍵”をかける 画像 2

入口対策の必要性とアプローチ

従来の「境界型セキュリティ」は、ネットワーク接続後に様々な防御層を設けるものでしたが、侵入者が認証情報を取得した場合、社内システムや他のサービスへ横展開されるリスクが残ります。アプリップリキーはそのリスクを低減するため、PCの起動時点で利用者のなりすましを防ぐ設計です。

説明に用いられている比喩では、従来が「マンションの各部屋に鍵をかける」方式であったのに対し、アプリップリキーは「建物のエントランス(PCログイン)」に鍵を掛けるという発想です。この設計により「PCは誰でも触れられる」という前提を覆し、「本人以外は操作できない」状態へと変えます。

PCログインのセキュリティ盲点に“鍵”をかける 画像 3

アプリップリキーの機能と導入が容易な理由

アプリップリキーは中小企業を含む幅広い組織で導入しやすいように、コストと技術面の導入ハードルを下げる設計になっています。従来の法人向けMFAが抱えていた課題の多くを解消し、現場担当者が短時間で運用を開始できる点が目立ちます。

製品の主な特長として、サーバーが不要なスタンドアロン動作、オフライン環境での利用、スマートフォンの無料Authenticatorアプリ(Google / Microsoft)を用いた運用、インストールから設定まで最短で5分という導入の迅速さ、そしてAES-256による暗号化を採用している点が挙げられます。

具体的な機能と動作環境

  • スタンドアロンで動作。社内に専用サーバーを用意する必要がない。
  • オフライン環境でも利用可能。インターネット接続の有無に依存しない認証が可能。
  • スマートフォンのAuthenticatorアプリ(Google / Microsoft)でTOTPを生成し利用。
  • インストールから設定まで最短5分。専門知識を要さない簡易な導入手順。
  • AES-256による高水準の暗号化を採用し、端末内情報や認証シードの保護を行う。

これらにより、従来の指紋認証機器やカードリーダーなどの専用ハードウェア導入や、他ソフトとの抱き合わせ販売による高コスト構成を避けることができます。価格面でも導入障壁を下げる配慮がされています。

認証方式の詳解と想定導入先

アプリップリキーはTOTP(タイムベースワンタイムパスワード)方式を採用しています。TOTPは30秒ごとに生成されるワンタイムパスワードを用いるため、中間者攻撃やフィッシングの影響を受けにくい認証方式とされています。FIDOアライアンスやNISTでも評価されている方式であり、SMSやメール認証と比較して安全性が高い点が特徴です。

また、アプリップリキーはネットワークに接続しない状態でも動作するため、インターネットに常時接続されない端末でも導入可能です。これにより、工場や現場、行政機関などのオフライン運用が必要な環境でも活用できます。

想定される導入先

J-SOX・Pマーク・ISO取得企業
取引先から高いセキュリティ水準の確保を求められる企業。サプライチェーン全体の安全性確保が要件となるため、OSログイン段階での強化が有効です。
士業(税理士・社労士・会計事務所など)
機微情報を扱う事務所での顧客情報保護に。端末単位での確実な本人認証により信頼性を担保します。
教育・医療・自治体などの公共性の高い組織
個人情報を多数扱う部門での導入。PCの紛失や盗難時の情報漏えいリスクを低減します。

企業にとって「このPCは私しか使えません」と明確に示すことは、顧客や関係先に対する信頼性の基礎になります。アプリップリキーはその第一歩として設計されています。

発売情報・価格・問い合わせと会社概要

アプリップリキーは2025年8月18日(月)より販売開始です。販売形態はサブスクリプション(月額課金制)で、スタンドアロン版の月額料金と初期費用が設定されています。製品の詳細や購入手続きは公式サイトで案内されています。

問い合わせ先も明確に公開されていますので、導入検討にあたっては直接窓口に相談することが可能です。以下に販売情報と問い合わせ先、会社概要を整理します。

販売・料金・問い合わせ

販売開始日 2025年8月18日(月)
販売形態 サブスクリプション(月額課金制)
月額料金(スタンドアロン版) 600円/1台(毎月) ※税抜
初期費用(スタンドアロン版) 8,000円/1台(初回のみ) ※税抜
製品サイト https://applippli-key.com/
問い合わせ先 株式会社アプリップリ
担当:ヨシハラ
TEL:050-5530-6203
E-mail:si-support@applippli.co.jp
HP:https://applippli.co.jp/

会社概要として、株式会社アプリップリは本社を福岡県嘉麻市に置き、代表取締役は有田 栄公氏です。事業内容はITソリューションの開発・販売、クラウドセキュリティサービス等です。

サイバー攻撃の巧妙化に伴い、入口での認証強化はサプライチェーン全体の安全性確保にも直結します。中小企業や士業、医療・教育機関など幅広い組織が対策対象となっている点も重要です。

要点整理:アプリップリキーの製品情報一覧

本章では、本文で触れた主要情報を表形式で整理し、導入検討や社内共有に使いやすい形にまとめます。下表は発売日・価格・特徴・想定導入先・連絡先など、重要な項目を網羅しています。

項目 内容
製品名 アプリップリキー
提供開始日 2025年8月18日(月)
販売形態 サブスクリプション(月額課金制)
価格(スタンドアロン) 月額600円/1台、初期費用8,000円/1台(いずれも税抜)
主な特徴 スタンドアロン動作・サーバー不要、オフライン対応、AuthenticatorアプリでTOTPを生成、最短5分で導入、AES-256暗号化
認証方式 TOTP(30秒ごとに変わるワンタイムパスワード)
セキュリティ基準 AES-256暗号化、FIDOアライアンス・NISTで高評価のTOTP採用
想定導入先 J-SOX/Pマーク/ISO取得企業、士業(税理士・社労士等)、教育・医療・自治体など
導入メリット OSログイン段階での認証強化によりなりすまし・内部不正・端末紛失時のリスクを低減
製品サイト https://applippli-key.com/
問い合わせ 株式会社アプリップリ 担当:ヨシハラ/TEL:050-5530-6203/E-mail:si-support@applippli.co.jp
会社概要 株式会社アプリップリ(本社:福岡県嘉麻市、代表取締役:有田 栄公)、事業:ITソリューション開発・販売、クラウドセキュリティサービス等

以上が本リリースの要点の整理です。アプリップリキーは、PCログインという“入口”に着目して二段階認証を導入する製品であり、導入の容易さとコスト面の配慮、TOTPやAES-256などの技術的な安全性を兼ね備えています。販売開始日や価格、問い合わせ先などの基本情報は上表の通りです。

参考リンク: