8月31日開催｜dotFes2025横浜でAIとデザインを1日体験

港町・横浜で一日限りのクリエイティブ体験「dotFes2025」

2008年に始まったWEBを中心とした「ものづくり」の楽しさを共有するイベント、dotFesは2025年で14回目の開催を迎えます。今年は歴史とモダンが交差する港町・横浜の関内エリア、DeNA横浜オフィス（6階受付）を舞台に、1日で多様な表現と技術に触れられるプログラムが用意されています。

開催日は2025年8月31日（日）、開場は11:30、イベントは12:00から18:30まで（雨天決行）です。会場やアクセス、公式情報は公式サイト（https://www.dotfes.jp/2025yokohama/）で確認できます。チケットは前売りが一般2,500円・学生1,500円、当日券は一般3,000円・学生2,000円で、申込専用ページは https://dotfes2025ticket.peatix.com/ に用意されています。

トークが描く現在と未来—多様な視点が交差するセッション群

当日のトークセッションは、デザイン、街づくり、生成的デザイン、AI活用まで幅広いテーマを網羅します。プロダクト開発やスマートシティ、万博のクリエイティブ戦略など、現場の知見を持つ登壇者が具体的な事例と考察を提示します。

ここでは主要セッションのタイトルと登壇者を整理して紹介します。各セッションではそれぞれの現場で得られた実践的な知見や、これからのものづくりの可能性について具体的な話が展開されます。

主要トークセッションの内容と登壇者

以下は発表されている主要セッションと、登壇予定のスピーカーをセッション単位でまとめたものです。セッションごとにテーマと登壇者の役割が明記されています。

熱狂のデザインからはじまる、スマートシティの未来

DeNA広告制作のメンバーが、横浜ベイスターズの文脈から描く街づくりとスマートシティ構想の展望を語ります。

登壇者：株式会社横浜DeNAベイスターズ 上村真由、株式会社ディー・エヌ・エー 渡辺 義久

万博における参加と共創を促す生成的デザイン・コモンズ

大阪・関西万博「EXPO 2025 Design System」のクリエイティブディレクター兼アートディレクターが、生成的デザインによる共創の仕組みを語ります。

登壇者：株式会社VISIONs 引地耕太

AIエージェントが拓くプロダクト開発の地平

エンジニアとデザイン視点からAIツールの活用法を深掘りするセッションです。ツールの導入によるワークフロー変革や実践的な運用が主題になります。

登壇者：株式会社Lumilinks 代表取締役 / プロダクトデザイナー こぎそ、株式会社ログラス マネージャー 植田香梨、サイボウズ株式会社 マネージャー sakito

上記に加え、多彩な分野のプロフェッショナルが登壇することで、業界横断的な議論が期待されます。セッションは実務に直結する知見や、実践的な手法の紹介が中心です。

登壇者一覧（全名簿）

トークに登壇するメンバーは、編集者、クリエイティブディレクター、デザイナーからエンジニア、プロジェクトマネージャーまで多岐に渡ります。以下はプレスリリースで明示された全登壇者の一覧です。

• 松井謙介　株式会社ワン・パブリッシング取締役社長兼メディアビジネス本部長
• 酒井新悟　株式会社RIDE 代表取締役社長
• 上村真由　株式会社横浜DeNAベイスターズ
• 渡辺 義久　株式会社ディー・エヌ・エー
• 小林秀彰　株式会社たきコーポレーション
• 宮﨑俊太郎　株式会社たきコーポレーション
• 引地耕太　株式会社VISIONs
• 原田優輝　編集者
• 山田泰巨　編集者
• 有馬トモユキ　株式会社日本デザインセンター
• こぎそ　株式会社Lumilinks 代表取締役 / プロダクトデザイナー
• 植田香梨　株式会社ログラス マネージャー
• sakito　サイボウズ株式会社 マネージャー
• 足立紗彩　株式会社STARRYWORKS エンジニア
• 高田 徹（鉄塔）　Lenz / Engineer
• 土屋泰洋　Dentsu Lab Tokyo Creative Director / Creative Technologist / Researcher
• 長洞龍生　BASSDRUM / Tech Director / Creative Engineer
• 桟義雄　特級XRエンジニア
• カズヤシバタ　発明家
• 佐々木航大　プロジェクトマネージャー
• 百瀬ガンジィ　イラストレーター / デザイナー
• 小山知之　株式会社インクワイアdesigning
• 田渕将吾　Visional / S5 Studios
• 久田歩　株式会社ディー・エヌ・エー デザイン統括部 統括部長

体験型プログラム—ワークショップとバトルイベント、インスタレーション展示

dotFes2025の特徴の一つは、参加型ワークショップやライブイベント、会場を彩るインスタレーションです。実際に手を動かすことで得られる学びや、ライブ感のある競技性の高いイベントが並びます。

以下にワークショップ、スペシャルバトルイベント、インスタレーション出展者の詳細を掲載します。各プログラムは参加者のスキルや関心別に設計されています。

ワークショップ詳細

ワークショップはAIツール活用からUXデザインの基礎まで、実践的な内容が準備されています。講師は現場での実績を持つクリエイターやデザイナーです。

• AIエージェントワークショップ
  内容：速度と品質を意識して使うCursorやClaude Codeの実践。講師はこぎそ（Lumilinks）。
• 自分のアイデアをサービスにしてみよう：Figmaで始めるUXデザイン入門ワークショップ
  内容：Figmaを用いたUXデザインの導入からプロトタイピングまで。講師は小林秀彰、宮﨑俊太郎（たきコーポレーション）。

スペシャルバトルイベント

コーディングのライブ対戦形式で行われる「ライブコードファイティング！」は、会場の注目を集めるプログラムです。短時間で技術と発想を競う形式で、観覧から学びにつながる構成になっています。

参加クリエイターは次の通りです。荒川健介（WOW）、ツミキルーム（Bascule Inc.）、小川恭平（BASSDRUM）。観戦を通じて実践的なテクニックや思考プロセスを垣間見ることができます。

インスタレーション展示

会場には遊び心あふれる展示が並びます。企業や個人が出展するインスタレーションは、見て・触れて・体験することで表現の幅を伝えます。

出展企業・団体は以下の通りです。株式会社博展、株式会社ワットエバー、インスタ部、Momoka Nakayama / 中山桃歌、赤星俊平、のへもん、ガズヤシバタ、ました、TECHPLA powered by BBmedia、pook。

参加方法・運営情報・各種リンク

イベントの基本的な運営情報、チケット、問い合わせ先、主催者などの実務的な情報をまとめます。参加を検討する際に必要な情報が一目でわかる構成です。

当日は6階受付が会場の受付となります。雨天でも開催され、時間は12:00〜18:30（11:30開場）です。公式サイトや申込ページのリンク、プレス素材ダウンロードのURLも案内されています。

主催者の背景とイベントの位置づけ

主催の株式会社クスールは2006年創業のウェブプロダクションで、作ることと教えることを軸にコミュニティを育てる活動を続けています。dotFesは同社が主導するコミュニティ活動の中核をなす取り組みであり、2008年の開始以来、国内外で繰り返し開催されてきました。

2018年にはベトナムでdotFesを開催したのを皮切りに、現在ではベトナム、インドでも教育とコミュニティ事業を展開しています。多国籍の社員を採用し、グローバルチームとして海外取引も増やしている点が特徴です。クスールのコーポレートサイトは https://cshool.jp/ にて公開されています。

この記事では、dotFes2025の開催概要、トークセッション、ワークショップ、ライブイベント、インスタレーション出展、運営情報、ならびに主催者の背景を網羅的に整理しました。以下の表は主要情報を要点ごとに再整理したものです。

上記の情報を参照のうえ、興味のあるプログラムや登壇者、出展者を公式サイトで確認すると、当日の行動計画が立てやすくなる。イベントは多彩な実践と表現を一日で体験できる構成となっているため、関心領域ごとにプログラムを選んで参加することで得られる学びが大きくなる。