GeNiE×EduCare提携、リスキリング向けローン開始

EduCareマネー提供開始

開催日:8月20日

EduCareマネー提供開始
誰が借りられるの?
主にリスキリングスクールに通う若手社会人を想定。EduCare提携スクールの利用者が対象で、借入下限は1,000円。審査で可否が決まり、条件により利用できない場合もある。
申し込みはどこからできるの?
EduCareと提携する各スクールのホームページから申し込み可能。サービスは2025年8月20日開始で、審査はオンラインで最短15分だが時間帯や審査内容で差が出る。

GeNiEとEduCareが開始した提携と新サービスの提供開始

2025年8月20日、組込型金融サービスを提供するGeNiE株式会社は、FinTechスタートアップの株式会社EduCareとの業務提携を公表し、GeNiEが提供するレンディング機能に特化した組込型金融サービス「マネーのランプ」が、EduCareの社会人向けリスキリングローン事業に導入されたことを発表しました。

これに伴い、同日よりEduCareの提携先である社会人向けスクールのホームページ上で、リスキリング支援ローンサービス「EduCareマネー」の提供が開始されました。2025年8月20日(水)以降、EduCareと提携するオンラインスクールのホームページから借入の申し込みが可能となり、対象スクールは順次拡大する予定です。

組込型金融のGeNiE、EduCareと業務提携 ― 社会人のリスキリング支援のためローンサービス提供開始 ― 画像 2

サービス開始の背景と狙い

日本では社会人や働く世代向けの学費支援制度が十分でないため、リスキリングに必要な教育費用が負担となり、学び直しを断念するケースがあると指摘されています。そうした状況を受け、GeNiEとEduCareは学び直しを希望する社会人向けに、教育費用を支援する金融サービスを提供することを目指して提携しました。

今回の提携により、リスキリングを目的としてスクールに通う若手社会人が、スクールの支払いページ等で直接借入を申し込める環境が整います。申込みの利便性向上により、学習機会の確保と教育投資のハードル低減を図る意図が示されています。

組込型金融のGeNiE、EduCareと業務提携 ― 社会人のリスキリング支援のためローンサービス提供開始 ― 画像 3

EduCareマネーの利用条件と申し込みの流れ

EduCareマネーは、EduCareの提携先スクールのホームページ経由で提供されるGeNiEによる貸付サービスです。借入は1,000円から可能で、申し込みから審査完了までは最短15分で完了する旨が公表されています。

ただし、申込時間帯や個別の審査結果によっては希望に添えない場合があることも明記されています。資金用途としてはスクールの授業料や生活費の補填などが想定されており、即時性が求められる場面での資金調達に適したサービス設計です。

主な利用の流れと留意点

申し込みは提携スクールのサイトから行い、オンラインでの手続きにより審査が進行します。最短15分で審査が完了する点は利用側の利便性を高める要素ですが、審査結果や振込のタイミングは個別に差が生じる可能性があります。

また、借入可能金額の下限が1,000円に設定されているため、少額の資金需要から対応可能です。利用者は申込みの際に、利用目的や返済計画等を確認の上で申し込むことが求められます。

「マネーのランプ」の特徴とGeNiEの事業体制

「マネーのランプ」は、既存事業にレンディング機能を組み込むことを目的とした、レンディング機能特化の組込型金融サービスです。事業会社は初期費用や貸金業ライセンスを自身で用意することなくレンディング機能を提供開始でき、導入期間は最短2週間とされています。

GeNiEは消費者金融大手・アコム株式会社の100%出資によるフィンテック企業であり、アコムが培ってきた与信・審査に関するノウハウを活用できる点が同サービスの強みとして挙げられています。

「マネーのランプ」の主な特長

  • 初期費用・貸金業ライセンス不要で早期に収益化可能
  • 最短2週間で事業会社によるレンディング機能の提供開始を実現
  • アコム100%出資のフィンテック企業として高精度の与信システムを提供

このような仕組みにより、ECサイトやアプリなど、既に日常的に利用されるサービスに金融を組み込み、ユーザーが商品購入や学習サービス利用時にシームレスに借入を申し込める環境をつくることが可能となります。顧客体験の向上や企業の収益拡大に資することが期待されます。

EduCareの事業概要と「教育ROI™」の取り組み

株式会社EduCareは2022年6月30日に設立されたFintechスタートアップで、ビジョンは“Make Education Affordable(教育をより手軽に)”。学生や若手社会人に対する教育のファイナンス面でのサポートを目指しており、教育ローンや奨学金関連に特化したサービス展開を行っています。

同社は今回、リスキリングスクールに通う若手社会人向けの教育ローン事業に「マネーのランプ」を導入し、教育資金の選択肢を広げることを目指しています。

教育ROI™についての説明

EduCareが開発を進める「教育ROI™」は、将来の初任給や賃金の伸び率等を「将来リターン」として算出し、それを学費で除して計算する指標です。これにより、将来価値を定量的に可視化することを目的としています。

開発開始は2024年10月で、同指標とデータベースを活用することで学生にとっての経済的観点からの進学・就職判断材料の提供や、金融機関にとって未来志向のファイナンスサービス提供が可能になることが期待されています。

会社概要と問い合わせ先、導入相談情報

本提携に関する企業情報は以下の通りです。記事の最後には本稿で示した主要情報を表に整理しています。

GeNiE株式会社
代表取締役社長:齊藤 雄一郎
所在地:東京都中央区八丁堀四丁目3番5号 京橋宝町PREX
設立日:2022年4月1日
主要事業:エンベデッド・ファイナンス
ホームページ:https://genie-ml.com/
株式会社EduCare
代表取締役社長:村上 健太
所在地:東京都中央区日本橋茅場町一丁目8番1号 FinGATE KAYABA 2階
設立日:2022年6月30日
事業内容:教育ファイナンス事業
ホームページ:https://www.edu-care.co.jp/

「マネーのランプ」やサービス導入に関する問合せは、GeNiEのマネーのランプ問い合わせページで受け付けています(https://genie-ml.com/money-lamp/contact/)。また、サービス詳細はGeNiEのサービスページ(https://genie-ml.com/money-lamp/)で確認できます。

今回の提携とサービスの要点まとめ

以下の表は、本稿で触れた提携内容、サービス開始日、主要な条件、各社の概要などを整理したものです。情報を一覧で把握する際にご利用ください。

項目 内容
発表日 2025年8月20日 10時00分
提携企業 GeNiE株式会社(提供側)、株式会社EduCare(導入側)
導入サービス GeNiEの組込型金融サービス「マネーのランプ」→EduCareのリスキリングローン事業に導入
提供開始日 2025年8月20日(水)より、EduCare提携スクールのホームページにて「EduCareマネー」を提供開始
EduCareマネーの借入条件 借入下限1,000円、申し込みから審査完了は最短15分(※申込時間帯や審査により結果が異なる場合あり)
マネーのランプの特長 ①初期費用・貸金業ライセンス不要 ②最短2週間でレンディング機能提供開始 ③アコム100%出資による高精度与信
EduCareのビジョンと取組 “Make Education Affordable” 学生・若手社会人の学びをファイナンスで支援。教育ROI™の開発(2024年10月より算出・DB開発着手)
GeNiEの親会社 アコム株式会社(100%出資)
問合せ先 GeNiE「マネーのランプ」お問い合わせページ:https://genie-ml.com/money-lamp/contact/

上記は、提携の目的、提供開始日、サービスの主要仕様、両社の役割と連携体制、問い合わせ先など本プレスリリースに記載された情報を整理したものです。申込みやサービス利用を検討する際には、各社の公式サイトや問い合わせ窓口で最新の情報・利用条件を確認することが重要です。

参考リンク: