9/20・21開催｜貝塚でまち全体が会場に　かいづかまちごと万博見どころ

まち全体を会場にする新しいかたち──「かいづか まちごと万博」開催概要

貝塚市は2025年9月20日（土）・21日（日）の2日間、市内全域を会場にした特別イベント「かいづか まちごと万博」を実施する。産学官が連携し、市内各地をパビリオンに見立てて行うもので、音楽、グルメ、アート、国際会議、体験イベントなど、多彩なプログラムが展開される。主催はかいづかまちごと万博実行委員会で、協力に貝塚「大阪・関西万博」参画推進協議会、後援に(公社)2025年日本国際博覧会協会、近畿経済産業局、大阪府が名を連ねる。

本催しは大阪まちごと万博共創プラットフォームが運営する「まちごと万博」登録事業として行われる。基本的に参加は無料だが、一部プログラムは事前予約や参加費が必要となる。公式情報はイベント公式サイト（https://www.kaizuka-machigoto-expo.info/）および公式Instagram（https://www.instagram.com/kaizuka_machigoto_expo/）で随時更新される。

開催の基本情報と会場構成

開催日：令和7年9月20日（土）・21日（日）。コアイベント会場は府営二色の浜公園BLUE PARK。その他に貝塚市役所周辺、貝塚駅周辺、水間門前町、寺内町、市内農園など市内各所がパビリオンとして機能する。

開催時間は各会場により異なるため、来場前に個別の開催時間を確認することが推奨される。なお、貝塚ベイエリアでは臨時シャトルバスを運行する計画がある。

主催

かいづかまちごと万博実行委員会

協力

貝塚「大阪・関西万博」参画推進協議会

後援

(公社)2025年日本国際博覧会協会、近畿経済産業局、大阪府

公式HP / SNS

https://www.kaizuka-machigoto-expo.info/
https://www.instagram.com/kaizuka_machigoto_expo/

二色の浜を中心としたコアイベント：ビーチパーティーとマリンフェスタ

コアイベントは二色の浜パビリオン（府営二色の浜公園・ビーチ）で行われるビーチフェスと、同会場を軸に展開する「貝塚マリンフェスタ2025」。20日は11:00～19:00、21日は11:00～19:00（ビーチパーティー）で、両日とも多様なステージや出展が予定される。

ビーチイベントでは音楽演奏やプロレス、EXPO酒場、キッチンカーなどグルメ出店に加え、家族で参加できる企画が多数用意される。21日にはET-KINGスペシャルライブやトークショー（マルコス・伊丹章・中川貴志）などの大規模ステージも予定されている。また自衛隊のブース出展と装甲車の砂浜走行試乗があり、来場者は普段接する機会の少ない体験に触れることができる。

二色の浜の主なプログラム（詳細を含む）

20日（11:00～19:00）
大阪府警察音楽隊の演奏、大阪プロレスの開催、EXPO酒場開店、関西オープンファクトリーフォーラムの出展、宝探し、よさこい練り歩き、狂言（主宰：安東元）、竹あかり、キッチンカー・グルメブース出店が予定されている。

21日（11:00～20:00）
ET-KINGスペシャルライブ、マルコス・伊丹章・中川貴志のトークショー、釣り具メーカー出展、キッチンカー・グルメブース、そして自衛隊の装甲車砂浜走行試乗が実施される。また、21日午前9:00～12:00には「貝塚マリンフェスタ2025釣り大会」（二色南緑地周辺）を開催する。釣り大会は参加有料・要予約である。

寺内町・水間門前町・まちなか農園など、地域ごとのパビリオン詳細

今回の万博は“まちごと”を体現するため、複数のパビリオンでジャンルの異なる催しを同時開催する。歴史的街並みの寺内町ではコーヒーフェスティバルや弦楽四重奏など文化的なプログラムを中心に展開し、水間門前町では「水」をテーマにしたアート展示を行う。

まちなか農園パビリオンでは農業体験や収穫体験を通じ、食と農のつながりを提示する企画を用意。市民・来訪者が地域資源に直接触れられる構成となっている。

寺内町パビリオン（歴史的街並み）

寺内町パビリオンは20日12:00～21:00、21日10:00～17:00に「第79回 貝塚の歴史的街並みでジャパンコーヒーフェスティバル」を開催する。世界15か国以上のコーヒーを飲み比べられるフェスティバルで、珈琲チケットの前売り券および当日券が用意される。

さらに21日14:00開演で廣海家住宅にて弦楽四重奏のクラシックコンサートを行う（要予約・参加費有料）。このほか、寺内町ではカルバーシティ市との姉妹都市提携60周年記念式典も予定される。

水間門前町パビリオン（「水」のアート）

水間門前町では20日11:00～19:00、21日10:00～21:00で「水の芸術祭」を開催する。25名のアーティストによる作品展示、招待アーティスト（東明氏・村田のぞみ氏）による出展、1万本の風車展示（水間公園）、地元貝塚の竹を使った竹あかりなどが展開される。

これらは地域資源である“水”と“竹”をモチーフにしており、町歩きとアート鑑賞を組み合わせた観覧が可能である。

まちなか農園パビリオン（体験型プログラム）

20日10:00～15:00（貝塚市堀・MALUファーム）では「かまどでピザ作り体験会」を実施（参加費有料・予約優先）。21日10:00～13:30（貝塚市澤・長谷川農園）では大阪ブランドさつまいも『夢シルク』の収穫祭を行う（参加費有料・予約優先）。これらは「貝塚まるごとテーブル ～畑をみんなの食卓に～」として、世代を超えた食育や地域連携を目指す企画である。

参加には事前申し込みが必要なプログラムがあるため、各プログラムの案内に従って予約手続きを行うことが求められる。

市役所周辺・駅前パビリオン、その他同時開催イベントの全体スケジュール

市役所周辺や南海貝塚駅前などでは、地域のコミュニティ性を活かしたイベントが並ぶ。市役所6階多目的ホールではブルーフラッグアジアサミット2025が両日開催されるなど、国際会議・フォーラム機能も取り入れられている。

また、南海貝塚駅前ではコンサートや盆踊り大会、アートホール無尽蔵での美術展覧会（20日～28日）など、長期的に楽しめる企画も含まれている。市外・海外からのゲストを迎えるプログラムも複数あり、国際色と地域密着の両輪で構成されている。

市役所周辺パビリオンとフォーラム

市役所6階多目的ホールでは20日13:30～16:30と21日10:00～12:00に「ブルーフラッグアジアサミット2025」を開催する。日本・韓国・インドの三国連携でブルーフラッグ認証普及を促進し、持続可能な沿岸域活用と地域活性化を議論する国際会議で、貝塚市にとって初の国際会議開催となる。

市役所1階エントランスホールでは20日10:00～11:00に「カルバーシティ市姉妹都市提携60周年記念式典」を実施予定である。

南海貝塚駅前パビリオンとその他イベント

20日11:00～16:00には駅前カフェ・ポートフォリオで南海貝塚駅前コンサート（弦楽四重奏等）及びイクママ作家のミニマルシェ・絵の本ひろばが開催される。20日17:30～21:00には貝塚駅前大盆踊り大会が行われ、泉州音頭やさんや音頭で地域住民と来場者が交流する機会が設けられている。

ほかにも、20日10:00～16:30に大阪河﨑リハビリテーション大学で学園祭（泉華祭）が催され、21日10:00～16:00には貝塚クリケットフィールドでオーストラリアクリケットクラブチームの練習試合見学・体験会が行われる。

プログラム一覧の整理と来場前のチェックリスト

以下に9月20日・21日の主要プログラムを時系列で整理した表を示す。各イベントの参加可否（無料・有料）、予約の有無、開催時間・場所についても併記している。来場に際しては、事前予約が必要な催しのリンクや公式サイトでの最新情報確認を推奨する。

表にあるように、いくつかの催しは事前予約や参加費が必要となる。参加を予定する場合は公式サイトや各パビリオンの案内で最新の申込方法を確認すること。

まとめ：要点整理

かいづかまちごと万博は、2025年9月20日・21日に貝塚市内全域で開催される複合型イベントである。二色の浜がコアイベント会場となり、ビーチパーティーやマリンフェスタ、全国規模の水上オートバイ大会など多彩な催しが行われる。同時に寺内町のコーヒーフェスティバルや水間門前町の水の芸術祭、まちなか農園での収穫・ピザ作り体験といった地域密着の企画も展開される。

国際会議としてブルーフラッグアジアサミット2025を開催するなど、地元資源の持続可能な活用と地域活性化を目指す要素も強く反映されている。基本は無料で参加できるが、釣り大会や農園体験、特別コンサートなど一部は有料・要予約であるため、参加希望者は事前に公式サイトを確認することが重要である。

上表は本記事内で触れた主要項目を整理したものである。参加を検討する場合は、公式サイトや各パビリオンの案内で開催時間や予約状況、参加費などの最新情報を確認のうえ、適切な手続きを行うことが推奨される。