8/28発売予定 LGのフルHD IPSモニター3機種を解説

LGフルHDモニター発売

開催日:8月28日

LGフルHDモニター発売
ゲーム用途にも使えるの?
使える。27/24インチは120Hz、21.5インチは100Hz対応で1ms MBRやDAS、ブラックスタビライザーなどゲーミング機能を搭載。ただしMBR使用時はフリッカーセーフが無効になったり、効果はタイトルや環境で変わる点に注意。
発売日と価格はどうなってるの?
27U411A-Bと22U401A-Bは2025年8月28日発売、24U411A-Bは2025年9月18日発売。予想実売価格はそれぞれ約21,000円、19,000円、14,500円で、いずれもオープン価格扱いです。

新たに発表されたフルHD IPSモニターの3モデルと発売日

LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、フルHD(1920×1080)解像度を採用した新しいモニター3機種を発表しました。発表されたモデルは、27インチ「27U411A-B」、23.8インチ「24U411A-B」、21.5インチ「22U401A-B」で、発売スケジュールは「27U411A-B」と「22U401A-B」が2025年8月28日(木)より順次発売、「24U411A-B」は2025年9月18日(木)より順次発売となります。

価格は全モデルがオープン価格ですが、予想実売価格(消費税込)はそれぞれ「27U411A-B」約21,000円、「24U411A-B」約19,000円、「22U401A-B」約14,500円と案内されています。製品ページは以下の各リンクで確認できます。

IPS採用フルHDモニター、27/23.8/21.5インチの新たな3モデルを順次発売 画像 2

表示性能と色再現、HDR対応の詳細

3モデル共通で、パネルには広視野角で自然な発色を可能にするIPSパネルを採用し、解像度はフルHD(1920×1080)です。視野角は上下178度/左右178度で、画面角度を変えても色味の変化が少ない仕様になっています。

色域はWindowsの標準であるsRGBを99%カバー(標準値)しており、写真や映像の色を忠実に表示できます。加えて、HDR10に対応しているため、対応コンテンツではより明暗差や色の豊かさを生かした表示が可能です(HDR10対応コンテンツが必要となります)。

表示仕様のポイント

フルHDとIPSの組み合わせは、ビジネス用途やクリエイティブな軽い画像確認、動画視聴まで幅広い用途に適しています。sRGBカバー率99%は、標準的な色再現を重視するユーザーにとって重要な指標です。

HDR10対応は、対応する動画やゲームが対応している場合に限り効果を発揮します。製品の仕様ではHDR10対応とされていますが、実際の表示はコンテンツや再生環境に依存します。

ゲーム向け機能と表示速度の違い

ゲーム向けの機能も豊富に搭載され、用途を限定しない汎用性が一つの特徴です。特に「27U411A-B」と「24U411A-B」はリフレッシュレート120Hzに対応し、高速な動きが求められるゲームでも滑らかな描画が期待できます。一方で「22U401A-B」は100Hz対応です。

さらに、映像の残像感を軽減する「1ms Motion Blur Reduction(MBR)」や、入力遅延を低減する「DASモード(Dynamic Action Sync)」、暗い場面の視認性を高める「ブラックスタビライザー」などが搭載され、FPSなどの競技性の高いゲームに有利な機能が揃っています。

ゲーム機能の詳細と注意点

各機能の役割は次の通りです。MBRはバックライトのオンオフを利用して動きのぼやけを抑えますが、MBR使用時は「フリッカーセーフ」が無効になる仕様です。DASモードは自動映像補正をオフにして遅延を抑え、ブラックスタビライザーは暗い部分での視認性を向上させます。

これらの機能はゲームプレイの視認性向上を目的としていますが、利用時の効果は環境やタイトルによって異なります。MBR使用時のフリッカーの発生や、機能切替えが視覚的印象に影響する点は事前に理解しておく必要があります。

目への配慮、デザイン、スタンド仕様

長時間の使用に配慮して、画面のちらつきを抑える「フリッカーセーフ」と、ブルーライトを低減する「ブルーライト低減モード」を搭載しています。これらは目や脳への負担を軽減することを目的とした機能として案内されていますが、リリース内でも「フリッカー、ブルーライトの症状は一般的な説であり、科学的な根拠に基づくものではありません」と明記されています。

外観はミニマルでスタイリッシュな設計を踏襲し、3辺フレームレスのスリムボディを採用しています。設置スペースを抑えつつ画面を広く使える設計で、スタンドは前傾-5度、後傾20度のチルトに対応し、快適な姿勢での作業を支援します。

物理的特徴と利用上の注意

フレームレスデザインとスリムボディにより、複数台並べての設置や作業デスク上での視認性に配慮した設計です。スタンドの可動域はチルトのみで、その他の高さ調整やスイーベル、ピボットなどの可動が必要な場合は別途確認が必要です。

また、製品仕様には「1ms Motion Blur Reduction(MBR)使用時は、フリッカーセーフは無効になります」との注意書きがあり、機能の併用に制限がある点にも留意が必要です。表示に関する仕様や外観は予告なく変更される可能性があります。

LGエレクトロニクス・ジャパンの立ち位置と環境への取り組み

LGエレクトロニクスのブランドスローガン「Life’s Good」は、消費者の多様なニーズに応え、より良い生活を提供するという想いを表現しています。同社はミッションとして「Innovation for a Better Life」を掲げ、スマートソリューションの提供を通じた日常の向上を目指しています。

環境面では、2030年までに二酸化炭素排出量を2017年比で50%削減、2050年までに再生可能エネルギーへの完全移行を公約しています。これらは循環型社会の構築を目指す取り組みの一環であり、エコプロダクト設計などを通じて国際的な責任を果たす方針とされています。

会社概要(プレスリリースに基づく情報)

社名:LG Electronics Japan株式会社(LG Electronics Japan Inc.)

本社:〒104-8301 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー15階

設立:1981年1月/代表者:代表取締役 孫 成周(ソン・ソンジュウ)

事業内容:LGエレクトロニクス製品の日本向け輸入販売(テレビ、オーディオ、モニター、ノートパソコン、ホームプロジェクター、衣類ケア家電、空気清浄機、衣類乾燥除湿器の販売、デジタルサイネージ事業、ロボット事業、車載用機器やソリューション事業等)。

LGエレクトロニクス全体としては約74,000人以上の従業員を擁し、2024年の世界売上高は約87.7兆ウォン(KRW)と報告されています。

要点を一覧にまとめ

ここまでに記載した各モデルの発売日、サイズ、予想実売価格、主要スペックを表に整理します。仕様や注意点も併せてまとめていますので、製品選択の参考にしてください。

表の下には、リリース内で明示されている注意事項や企業情報の要約を添えます。

モデル名(型番) 画面サイズ 発売時期 予想実売価格(税込) 解像度/パネル リフレッシュレート 主な機能・備考
27U411A-B 27インチ 2025年8月28日(木)より順次発売 オープン価格(約21,000円) 1920×1080(フルHD)/IPS 120Hz HDR10対応、sRGB 99%、1ms MBR、DASモード、ブラックスタビライザー、フリッカーセーフ、ブルーライト低減
24U411A-B 23.8インチ 2025年9月18日(木)より順次発売 オープン価格(約19,000円) 1920×1080(フルHD)/IPS 120Hz HDR10対応、sRGB 99%、1ms MBR、DASモード、ブラックスタビライザー、フリッカーセーフ、ブルーライト低減
22U401A-B 21.5インチ 2025年8月28日(木)より順次発売 オープン価格(約14,500円) 1920×1080(フルHD)/IPS 100Hz HDR10対応、sRGB 99%、1ms MBR、DASモード、ブラックスタビライザー、フリッカーセーフ、ブルーライト低減

注意事項:HDR10は対応コンテンツが必要。MBR使用時はフリッカーセーフが無効。フリッカーやブルーライトに関する効果は一般的な説として案内されており、科学的根拠を示すものではない旨がリリース内で明記されています。また、仕様・外観は予告なく変更される場合があること、掲載画像はイメージである点、社名や製品名等は各社の商標または登録商標である点がリリースに記載されています。

本稿はLGエレクトロニクス・ジャパン株式会社の2025年8月21日付プレスリリースの内容に基づいて作成しました。製品に関する詳細や最新の仕様は各製品ページ(上記リンク)およびメーカー発表を参照してください。