家庭の熱中症対策に「ReReCo」8月一般発売
ベストカレンダー編集部
2025年8月31日 14:08
ReReCo一般発売開始
開催日:8月1日
家庭の中にも広がる猛暑の危機――搬送データが示す現状
2025年8月の後半に入っても厳しい暑さが続いています。総務省消防庁の速報値によれば、2025年8月11日から17日までの1週間で5,141人が熱中症で救急搬送されました。この数値は屋外だけでなく家庭内のリスクも無視できない状況であることを示しています。
高齢者や子ども、ペットなど熱中症にかかりやすい層が家庭内で過ごす時間が長い場合、環境管理の不備が重大な結果につながる可能性があります。そうした背景のもと、熱中症予防に資する家庭用機器への関心が高まっています。
影響を受けやすい層と家庭での課題
特に高齢者の一人暮らしや、幼い子どもがいる家庭、室温管理が十分でない住宅はリスクが高まります。外出時に比べて家庭内では症状の発見が遅れることがあり、対応の遅れが致命的になるケースも報告されています。
家庭内の課題としては、適切な温度管理の維持、停電や瞬停(瞬間的な電力途絶)への備え、機器の操作が難しい高齢者への代替手段などが挙げられます。こうした課題に対して製品やサービスでどのように支援できるかが問われています。
クラウドファンディングから一般販売へ――やり取りが示した需要の大きさ
埼玉県のブラウン研究所は、熱中症予防を目的としたリモコン型デバイス「ReReCo(リリコ)」を2025年8月より一般発売しました。クラウドファンディングでの反響を受けた展開です。
ブラウン研究所が2025年5月に実施したクラウドファンディング(Makuake)では、応援購入総額11,332,622円、購入者数1,196人という結果を残しています。支援者からの応援コメントは140件以上寄せられ、「こういう商品を待っていた」という声が多く見られました。
クラウドファンディングの成果と製品化の流れ
クラウドファンディングで集まった資金と支持は、製品開発と量産の後押しとなりました。Makuakeでの反応を受け、公式オンラインショップでの一般販売へ移行しています。
支援者の数や金額は製品需要の早期指標となり、今回の結果は家庭用熱中症対策製品への実需があることを示しました。メーカー側はクラウドファンディングで得た意見を製品改良に反映させたとしています。
ReReCo(リリコ)の機能と設計思想
ReReCo(リリコ)は、熱中症予防を目的とした家庭向けのリモコン型デバイスです。温度上昇をトリガーにしてエアコンを自動で起動する機能を備え、停電や瞬停への対応も想定した設計になっています。
製品は単なる利便性の提供に留まらず、「大切な人の暮らしを守る」という観点で設計されています。開発者の個人的な経験や、家庭内で発生するリスクへの危機感が根底にあります。
主な機能の詳細
ReReCoの主な機能は以下のとおりです。各項目は家庭内での熱中症リスク低減に直結する仕様になっています。
- 温度センサー搭載:室温を継続的に計測し、設定温度を常時監視します。
- 設定温度を上回ったら自動でエアコンを起動:ユーザーが設定した閾値を超えると、対応可能なエアコンを自動で作動させます。
- 停電復旧時にも自動で再起動:停電後の復旧時に手動操作を待たず自動でエアコンを再起動し、室温の上昇を抑えます。
- 瞬停に対する復旧機能:瞬停(一瞬だけ電気の供給が止まる現象)でエアコンが止まった場合でも、通電回復後に自動再起動する設計です。
これらの機能により、外出中や睡眠中など人の監視が行き届きにくい時間帯でも、室温管理を自動化して熱中症リスクを低減することが期待されます。
また、製品名の読みは「ReReCo(リリコ)」で、安心を届けるパートナーとしての役割が明確に打ち出されています。
販売情報と会社情報、記事の要点まとめ
ReReCoの一般発売は2025年8月から開始されています。プレスリリースの発表日時は2025年8月31日 13時39分です。公式販売ページは以下のURLです。
販売ページ:https://brownlabo.official.ec/items/115433456
会社概要と連絡先の要点
製品を発売するのはブラウン研究所(所在地:埼玉県)です。代表者名や所在地、公式ホームページの情報は以下のとおりです。
- 会社名
- ブラウン研究所
- 代表者
- 長澤幸義
- 所在地
- 〒344-0032 埼玉県春日部市備後東2-14-10
- 公式ホームページ
- https://brown-labo.com/
- 公式販売ページ(オンラインショップ)
- https://brownlabo.official.ec/items/115433456
製品は「健康・美容家電」「フィットネス・ヘルスケア」といったカテゴリに位置づけられ、キーワードには「熱中症」「エアコン」「停電」「発明」「酷暑」「猛暑」「孤独死」などが挙げられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ReReCo(リリコ) |
| 一般発売開始 | 2025年8月 |
| プレスリリース発表日時 | 2025年8月31日 13:39 |
| クラウドファンディング(Makuake) | 実施:2025年5月/応援購入総額:11,332,622円/購入者数:1,196人/応援コメント:140件以上 |
| 主な機能 | 温度センサー搭載、設定温度超過でエアコン自動起動、停電復旧時自動再起動、瞬停復旧時自動再起動 |
| 販売ページ | https://brownlabo.official.ec/items/115433456 |
| 会社名・代表 | ブラウン研究所/代表:長澤幸義 |
| 所在地 | 〒344-0032 埼玉県春日部市備後東2-14-10 |
| 関連公的データ | 総務省消防庁:2025年8月11日〜17日の1週間で5,141人が熱中症で救急搬送(速報値) |
この記事では、猛暑が続く中で家庭内の熱中症リスクが高まっている現状と、それに対応する形で開発・発売された製品の情報を整理して伝えました。ReReCoは温度検知と自動起動、停電や瞬停からの自動復旧といった機能を通じて、家庭での熱中症予防に資することを目指しています。販売と会社の基本情報は記事内の表および本文で示したとおりです。