歌舞伎座で「おいしい防災」展示開始、9/3に次世代防災食発表

次世代防災食モデル始動

開催日:9月3日

次世代防災食モデル始動
このプロジェクトって何をするの?
徳島・福岡・宮崎の三町が「防災未来都市コンソーシアム」を結成し、地域特産を活かした“美味しい防災食”を開発。独自財源で継続的な普及を目指す全国初のモデルで、9/1から歌舞伎座展示、9/3に共同調印式で正式発表する予定です。
一般でも展示や試食に参加できるの?どう申し込むの?
歌舞伎座での展示(2025/9/1〜10/30)は一般来場可で物産ブースや試供があります。9/3の共同調印式・試食会は事前登録制で試食は登録者優先。受付は16:30開始、プレスカードか名刺が必要です。

地域が連携して描く「おいしい防災」──次世代防災食モデルの概要

南海トラフ巨大地震のリスクに直面する三つの自治体、徳島県海陽町福岡県吉富町宮崎県高鍋町は共同で「防災未来都市コンソーシアム」を立ち上げ、従来の保存性・機能性重視だった防災食を「美味しく、地域を支える資産」へと転換する取り組みを開始する。コンソーシアムは、自治体による独自財源化という枠組みを採用し、全国初の次世代防災食モデルに挑むことを表明している。

このプロジェクトは防災意識の啓発と地域産業の活性化を同時に目指す点が特徴であり、平時にも消費される「美味しい防災」を社会に提示することを目的としている。公式発表日は2025年9月3日だが、関連イベントは防災の日である9月1日から開始される。

南海トラフに備え、3町が連携 “独自財源化”で次世代防災食モデル始動 画像 2

コンソーシアムの構成と取り組みの意義

三町が連携する目的は、単一自治体での対応だけでは難しいリスクに対して、地域横断的な資源配分と商品開発を行う点にある。参加自治体はそれぞれ地域特産を持ち寄り、防災食に地場産品の価値を付与することで、備蓄品が災害時のみならず日常的な消費につながる循環を作ろうとしている。

具体的には、保存性を保ちながら味覚や食文化に配慮した商品設計、供給チェーンの確保、自治体独自の財源による継続的な開発・普及施策が含まれる。これにより、地域の雇用創出や観光・物販の連携を図る意図もある。

参加自治体
徳島県海陽町、福岡県吉富町、宮崎県高鍋町
コンソーシアム名
防災未来都市コンソーシアム
主な狙い
防災食の価値転換(保存食→地域資産)、独自財源化による継続的支援

歌舞伎座で展開する連動イベント:木挽町広場で伝える防災と地域

歌舞伎座地下2階の「木挽町広場」(中央区銀座4-12-15、東銀座駅直結)を会場に、2025年9月1日(月)〜10月30日(木)の期間で防災啓蒙および海陽町物産のプロモーションを実施する。開催初日は防災の日であり、同館の機能を活かした都市型防災の啓発を図る。

木挽町広場は約1,000人を収容可能な帰宅困難者一時避難場所として整備されており、非常食や飲料水の備蓄が行われている都心の防災拠点である。伝統文化の象徴である歌舞伎座を会場に選ぶことで、防災と文化を結び付ける社会的メッセージを発信することが狙いだ。

展示内容と期間の詳細

展示は「防災啓蒙」と「海陽町物産ブース」の二本柱で運営される。期間中は防災啓蒙ポスターの掲示が行われるほか、海陽町が開発した次世代防災食の紹介と試供、地域特産品の販売や情報発信を組み合わせる。平時の消費を促す商品設計に関する説明も行われる予定である。

展示の実施スケジュールは以下の通りで、9月の初旬と10月の全期間に重点を置いている。

期間 内容 場所
2025/9/1〜10/30 防災啓蒙ポスター掲示/海陽町物産ブース 歌舞伎座 地下2階 木挽町広場(東銀座)
9/1〜9/5、10/1〜10/30 防災啓蒙および海陽町物産ブース設置 同上
  • 木挽町広場の役割:帰宅困難者一時避難場所、都心の防災拠点
  • 展示の目的:防災への関心喚起、地域産品の普及、文化と防災の接続
  • 対象:一般来場者、歌舞伎座利用者、関心を持つ市民等

9月3日 日本外国特派員協会での共同調印式・記者会見と参加案内

公式発表の場となる共同調印式と記者会見は、2025年9月3日(水)17:00〜19:00に日本外国特派員協会(丸の内二重橋ビル5階)で開催される。会場は東京メトロ日比谷駅直結、JR有楽町駅から徒歩5分の利便性の高い場所に位置する。

会見は報道関係者に加え、自治体・官公庁関係者、教育・研究機関、防災や地域づくりに関心のあるインフルエンサーやブロガーなど幅広い参加を想定している。なお、想定を上回る参加希望が寄せられたため、事前登録制に切り替えられている。

共同調印式のプログラムと登壇者

会見は二部構成で行われる。第1部でプロジェクト発表と共同調印式を実施し、第2部で防災食の試食会とトークセッションを行う。登壇者には三町の首長と料理関係者が予定されている。

登壇予定者は以下の通りである。各登壇者はプロジェクトの主旨説明や調印への参加、試食・意見交換に携わる。

  1. 三浦茂貴氏(海陽町長)
  2. 花畑明氏(吉富町長)
  3. 黒木敏之氏(高鍋町長)
  4. 坂井宏行氏(「料理の鉄人」フレンチシェフ)ほか

参加方法・受付に関する注意点

今回の会見は事前登録者を優先して試食対応を行うため、参加希望者にはフォームでの登録が求められる。すでに個別に運営側に連絡をしている場合はそのまま参加可能とされているが、新規参加希望者は所定のフォームから申請が必要である。

当日受付は会場開始の30分前、16:30から開始される。会場到着後は外国特派員協会の受付にて「当会見に参加する旨」を伝え、プレスカードまたは名刺1枚の提示が必要となる。撮影・録音は可能だが、主催者の指示に従うことが求められている。

受付開始
16:30(会場開始30分前)
必要書類
プレスカード、または名刺1枚(受付にて提示)
注意点
試食は事前登録者を優先。撮影・録音は主催者指示に従うこと。

連絡先・運営情報と記事の要点整理

本プロジェクトの企画は一般社団法人地域振興支援ふるさとのチカラ、事務局は株式会社KAPITALが務める。報道対応や取材申請、一般問い合わせは下記の連絡先を利用すること。プロジェクトは地域の持続可能な防災体制の一環として実施される。

以下に本記事で取り上げた主要事項を項目別に整理した表を示す。会期や会場、参加方法などを一目で確認できる形式としてまとめている。

項目 内容
プロジェクト名 防災未来都市コンソーシアム(徳島県海陽町・福岡県吉富町・宮崎県高鍋町)
狙い 防災食を「美味しく・地域資産化」する次世代防災食モデルの構築、独自財源化による持続的支援
歌舞伎座連動イベント 2025/9/1〜10/30(木挽町広場)、防災啓蒙ポスター掲示、海陽町物産ブース(9/1〜5、10/1〜30を重点)
共同調印式・記者会見 2025/9/3(水)17:00〜19:00 日本外国特派員協会(丸の内二重橋ビル5階)
プログラム 第1部:プロジェクト発表・共同調印式(登壇:三浦茂貴氏、花畑明氏、黒木敏之氏)/第2部:防災食試食会&トーク(坂井宏行氏ほか)
参加方法 事前登録制(試食は事前登録者優先)/受付16:30開始/プレスカードまたは名刺1枚提示
事前登録フォーム https://forms.gle/5JQZSjCNGBqVKb856 (運営側)/関連リンク: https://forms.gle/tVfSm2awLyRfPiq16
参考資料 前回リリース(PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000168248.html
問い合わせ先 防災未来都市コンソーシアム(企画:一般社団法人地域振興支援ふるさとのチカラ) 事務局:株式会社KAPITAL(担当:八田 寛紀) TEL:090-7746-8257 Email:info@kapital.co.jp

本稿では、三町によるコンソーシアムの立ち上げ、歌舞伎座での展示期間と内容、9月3日の共同調印式・記者会見の構成と参加方法、及び問い合わせ先までを整理して伝えた。防災と地域資源の結び付けという構想の全体像と、具体的な開催日程・会場・連絡手段を確認できる情報を網羅している。

参考リンク: