マクドナルド店頭募金がキャッシュレス化、PayPayで寄付開始
ベストカレンダー編集部
2025年9月1日 12:06
店頭募金のPayPay導入
開催日:9月1日
マクドナルド店頭募金がキャッシュレス化――PayPayでの寄付が9月1日開始
日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:トーマス・コウ)と公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(以下、DMHCⓇ、理事長:岩中督)は、2025年9月1日付の発表で、全国約3,000店舗のマクドナルド店頭に設置している募金箱で、キャッシュレス決済サービス「PayPay」が利用可能になったと公表しました。発表は2025年9月1日 10時00分付です。
この対応により、従来の現金での募金に加え、スマートフォンを用いた寄付の選択肢が加わります。PayPayでの寄付は、DMHCが運営する病気と向き合う子供とそのご家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の建設や運営に充てられます。
PayPay利用開始の背景と意義
マクドナルドは1999年のDMHC設立以来25年以上にわたって支援を継続してきました。2017年には募金付きクーポンを導入、2022年にはモバイルオーダーからの募金(クレジットカード支払い選択時に限る)を可能にするなど、社会や消費者行動の変化に合わせた支援方法を拡充してきました。
近年のキャッシュレス決済利用の増加に対応し、現金以外の寄付手段を求める声に応えて、マクドナルド店頭でのPayPay対応が実現しました。これにより来店客は、店頭での短時間の寄付手続きで支援に参加できます。
- 開始日:2025年9月1日(月)
- 対象:全国のマクドナルド約3,000店舗の店頭募金
- 寄付の用途:ドナルド・マクドナルド・ハウスの建設・運営支援
ドナルド・マクドナルド・ハウスとは――役割と運営の仕組み
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、病院から遠く離れた地域から専門医療を受けるために入院・通院する子供と、その付き添いをするご家族のための滞在施設です。病院のそばに滞在できることで、家族の肉体的・精神的負担や経済的負担を軽減し、子供の治療に寄り添いやすくすることを目的としています。
利用料金は原則として1人1日1,000円で、ハウスの運営は100%寄付や募金、地域のボランティアの支援によって賄われています。世界全体では約390ヵ所、日本国内では2025年9月時点で12ヵ所が稼働しています。
組織の起源とマクドナルドとの関係
ドナルド・マクドナルド・ハウスの世界的な取り組みは1974年にフィラデルフィアで始まりました。発端はアメリカンフットボール選手が、自身の子供の入院経験をもとに「病院近くに家族が安らげる滞在場所が必要だ」との活動を始めたことです。医師や地元企業、近隣のマクドナルドフランチャイズ・オーナーらの協力を得て世界第一号ハウスが誕生しました。
以降、ドナルド・マクドナルド・ハウスとマクドナルドは独立した組織でありながら、共通のミッション「入院している子供たちとそのご家族が、よりよい生活をおくれるように」を共有して協力関係を築いています。マクドナルドは募金箱設置や周知活動で支援を継続してきました。
- 利用料金
- 1人1日1,000円
- 運営資金
- 寄付・募金・地域ボランティアによる100%支援
- ハウス数(2025年9月時点)
- 世界:約390ヵ所、日本:12ヵ所
店頭でのPayPay寄付の方法と利用上の注意点
店頭でのPayPay寄付は、店頭の募金箱に掲示されたQRコード等から手続きを行う流れが想定されます。募金受け付けの仕組み自体はPayPay側の寄付ページを利用する形となり、詳細はPayPayの寄付案内(https://paypay.ne.jp/guide/donation/)に準じます。QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標である旨が明記されています。
PayPayで寄付をする場合の主な条件や留意点は以下の通りです。来店時にスムーズに手続きを行うためには、事前にPayPayの本人確認(eKYC)や残高設定を確認しておくことが推奨されます。
PayPayでの寄付に関する具体的な注意事項
- 本人確認(eKYC):完了していることが前提です。本人確認の完了がないと一部機能が利用できません。
- 利用可能な支払い元:PayPay残高(PayPayマネー、PayPayマネー(給与))、PayPayクレジット、PayPayポイントが利用可能です。ただし、LINEヤフーグループの一部サービスでの支払いや利用で獲得できる「PayPayポイント(期間限定)」は利用不可です。
- ポイント利用の設定:PayPayポイントを利用する場合、事前に「支払いに使う」に設定しておく必要があります。
- PayPayステップ等の対象外:寄付はPayPayステップの付与やカウント対象外です。寄付金額に対するポイント付与も対象外です。
- 送金上限:一度または24時間以内で30万円、過去30日間で100万円まで。
- 領収書・返金等:領収書の発行はできません。釣銭や返金、寄付の取り消し対応もできません。
会計時に誤って操作した場合の取り消しや返金ができない点に注意が必要です。寄付を行う際は金額や支払い方法を確認のうえ、手続きを行うことが大切です。
問い合わせ先と関連情報の整理
本件に関する問い合わせ先として、DMHCおよびマクドナルドの公式サイトが案内されています。詳細な情報や最新の告知、ハウスの所在地・利用に関する情報は各公式ウェブサイトで確認できます。
以下に公表された関連リンクと問い合わせ先を記載します。寄付方法や利用条件の確認はPayPayの寄付案内ページも併せて参照してください。
- ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン公式サイト: https://www.dmhcj.or.jp/
- マクドナルド公式サイト: https://www.mcdonalds.co.jp/
- PayPay寄付案内: https://paypay.ne.jp/guide/donation/
取材や追加情報の参照先
企業や団体の正式発表、運営状況や募金の使途に関する詳細は上記の公式サイトを参照してください。各サイトには、ハウスの所在地一覧や利用条件、募金に関する詳細な説明が掲載されています。
報道発表資料には発表日(2025年9月1日 10:00)や関係者表記(日本マクドナルド 代表取締役社長兼CEO:トーマス・コウ、DMHC 理事長:岩中督)が明記されていますので、引用や参照の際には出典を確認してください。
要点の整理
以下の表は、本リリースの主な情報を分かりやすく整理したものです。店頭での寄付方法、利用条件、ハウスの概要、問い合わせ先などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年9月1日 10:00 |
| 対象店舗 | 全国のマクドナルド 約3,000店舗の店頭募金 |
| PayPay寄付開始日 | 2025年9月1日(月) |
| 寄付方法 | 店頭募金箱(QRコード等)を通じたPayPayによる寄付、従来の現金募金も継続 |
| 利用可能な支払い元(PayPay) | PayPay残高(PayPayマネー、PayPayマネー(給与))、PayPayクレジット、PayPayポイント(ただし期間限定ポイントは不可) |
| 利用条件 | PayPayの本人確認(eKYC)が完了していること、ポイントを使う場合は事前に「支払いに使う」に設定 |
| 送金上限 | 一度または24時間以内で30万円、過去30日間で100万円 |
| 領収書・返金 | 領収書発行不可、釣銭・返金・寄付取り消し不可 |
| ハウスの利用料金 | 1人1日1,000円 |
| ハウス数(2025年9月時点) | 世界:約390ヵ所、日本:12ヵ所 |
| 支援の使途 | ドナルド・マクドナルド・ハウスの建設・運営支援 |
| 関連リンク |
発表内容は店頭募金のキャッシュレス対応を通じて、ドナルド・マクドナルド・ハウスへの支援をより利用しやすくすることを目指したものです。寄付にあたってはPayPayの本人確認や支払い設定、送金上限、領収書発行不可などの条件を確認のうえ、各公式サイトで最新の案内を参照してください。
参考リンク: