ファミマフードドライブがエコプロアワード優秀賞に 地域密着で食品ロス削減

ファミマフードドライブ受賞

開催日:9月1日

ファミマフードドライブ受賞
ファミマフードドライブって具体的にどんな取り組み?
家庭で余った食べきれない食品をファミリーマート店舗で回収し、こども食堂やNPO、社会福祉協議会などの協力先を通じて支援が必要な人へ届ける仕組み。2021年4月開始で全国展開中です。
今回の受賞って何が評価されたの?
コンビニの地域密着性と利便性を活かし、日常生活に自然に溶け込む回収ネットワークを築いた点が高評価。行政窓口的役割や食品ロス削減と食支援の両面での貢献も評価されました。

コンビニ発のフードドライブが公的表彰で「優秀賞」を受賞

株式会社ファミリーマートが実施する「ファミマフードドライブ」が、一般社団法人サステナブル経営推進機構主催の『第8回エコプロアワード』において「優秀賞」を受賞しました。プレスリリースは2025年9月1日11時02分付で公表されており、同社の本社は東京都港区、代表取締役社長は細見研介です。

エコプロアワードは、財務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省の後援を受ける表彰制度で、サステナブルデザインおよびSX(サステナビリティトランスフォーメーション)に寄与する取り組みを評価します。本稿では受賞理由や「ファミマフードドライブ」の仕組み、これまでの実績や関連情報を整理して紹介します。

「ファミマフードドライブ」が、『第8回エコプロアワード』で優秀賞を受賞!地域性を活かした日常生活に自然に溶け込む社会貢献活動として評価 画像 2

受賞の意義と審査側の評価

審査において高く評価された点は、コンビニエンスストアという業態の特性を活かした地域密着性と利便性です。自治体によるフードドライブに比べて、店舗が日常的に利用される拠点として機能することで、より幅広い層が気軽に参加できる仕組みになっている点が評価されました。

また、コンビニが行政窓口的な役割を果たし得る点や、住民の福祉に寄与するインフラ的機能を担う可能性が指摘されています。審査側は、コンビニ主体の取り組みが日常生活に自然に溶け込み、影響力を持つ点を受賞理由として挙げています。

  • 地域性を活かした利便性の高さ
  • 日常生活に自然に溶け込む活動としての影響力
  • 行政窓口的な役割を果たすインフラ性

エコプロアワードに関する詳細は主催側の案内ページにも掲載されています。URL: https://sumpo.or.jp/seminar/awards/index.html#award

「ファミマフードドライブ」の仕組みと活動実態

「ファミマフードドライブ」は、家庭で余っている食べきれない食品をファミリーマートの店舗で回収し、地域で活動するこども食堂やフードパントリー、NPO、社会福祉協議会などの協力パートナーを通じて、食支援を必要とする人々へ届ける仕組みです。全国に展開する店舗を回収拠点とすることで、気軽に参加できる点が特徴です。

取り組みは2021年4月に開始され、回収ネットワークの拡大を続けています。回収された食品の取り扱いに関する条件や取り組みの詳細は公式ページに案内があります。受付可能な食品の条件・詳細: https://www.family.co.jp/sustainability/fooddrive.html

実績と展開の状況

プレスリリースによれば、2025年7月末時点で全国47都道府県において4,647店舗で実施されています。一方、寄せられた食品の累計量は、2021年4月の取り組み開始から2025年2月末までに402.9トンに達しており、フードドライブのネットワークとしては国内最大規模に位置付けられています。

また、4000店舗達成時(2024年10月の公表)には累計寄贈数が270トンを突破したと報告されており、店舗数と寄付量が段階的に拡大している経緯が確認できます。4000店達成特設サイト: https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/society/community/fooddrive/4000store.html?4000store

実施都道府県数
47都道府県
実施店舗数(2025年7月末時点)
4,647店舗
累計寄贈量(2021年4月〜2025年2月末)
402.9トン
4000店達成時の累計寄贈数(2024年10月公表)
270トン

受賞歴と外部評価の連続性

「ファミマフードドライブ」は今回のエコプロアワード優秀賞に加え、これまでにも複数の公的・業界賞で評価を受けています。過去の受賞歴を時系列で整理すると、取り組みの社会的評価が継続して高まっていることが分かります。

以下はプレスリリースに明記されている主な受賞歴と関連情報です。すべて公表されているリンク先とともに紹介します。

  1. 2024年度 — コンビニ初として、『気候変動アクション環境大臣表彰』で大賞を受賞。

    食支援と食品ロス削減の両面での貢献が評価され、最高位を獲得しています。詳細: https://www.family.co.jp/company/news_releases/2024/20241203_02.html

  2. 2023年度 — 第11回「食品産業もったいない大賞」にて「審査委員会審査委員長賞」を受賞。

    主催は公益財団法人食品等流通合理化促進機構で、協賛に農林水産省、後援に環境省、消費者庁がある表彰です。詳細: https://www.family.co.jp/company/news_releases/2023/20231226_01.html

  3. 2022年度 — 「令和4年度食品ロス削減推進表彰」にて「環境事務次官賞」を受賞。

    主催は環境省と消費者庁で、食品ロス削減の取り組みとして行政からの表彰を受けています。詳細: https://www.family.co.jp/company/news_releases/2022/20221018_04.html

これらの受賞は地域の食支援や食品ロス削減に対する評価の蓄積を示しており、今回のエコプロアワード優秀賞はその延長線上にあるものと位置づけられます。

取り組みのアクセス方法と関係情報の整理

「ファミマフードドライブ」の参加方法や受付可能な食品の条件、協力パートナーについては公式ページで案内されています。回収拠点が全国に展開しているため、参加のしやすさが特徴です。

関連する公式情報や会社のトップページは以下の通りです。プログラムの条件確認や具体的な回収方法の確認には公式案内の閲覧を推奨します。

運営事業者と公表日時

本件の公表元は株式会社ファミリーマートで、プレスリリースは2025年9月1日 11時02分に配信されています。代表取締役社長は細見研介、所在地は東京都港区です。

主催団体は一般社団法人サステナブル経営推進機構であり、エコプロアワードは複数の省庁後援を受けています。表彰制度の趣旨はSX実現に資する優れた取り組みの評価です。

要点整理(表)

以下に、本稿で触れた主要な事実を表形式で整理します。受賞名、実績数値、関連年次や参考リンクなどをまとめています。

項目 内容
受賞 第8回エコプロアワード(主催:一般社団法人サステナブル経営推進機構) — 優秀賞
プレスリリース公表日時 2025年9月1日 11時02分
発表事業者 株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)
取り組み名 ファミマフードドライブ
取り組み開始 2021年4月開始
実施状況(店舗) 全国47都道府県、4,647店舗(2025年7月末時点)
累計寄贈量 402.9トン(2021年4月〜2025年2月末の累計)
4000店達成時の累計寄贈量 270トン(2024年10月公表時点)
受賞理由の主なポイント
  • 地域性を活かした利便性の高さ
  • 日常生活に自然に溶け込む影響力
  • 行政窓口的な役割を担うインフラ性
主な過去受賞歴
  • 2024年度:気候変動アクション環境大臣表彰(大賞)
  • 2023年度:第11回食品産業もったいない大賞(審査委員会審査委員長賞)
  • 2022年度:令和4年度食品ロス削減推進表彰(環境事務次官賞)
関連リンク
  • エコプロアワード(主催情報): https://sumpo.or.jp/seminar/awards/index.html#award
  • 公式(ファミリーマート): https://www.family.co.jp/
  • ファミマフードドライブ詳細: https://www.family.co.jp/sustainability/fooddrive.html
  • 4000店達成特設サイト: https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/society/community/fooddrive/4000store.html?4000store

以上が、ファミリーマートの「ファミマフードドライブ」に関する今回のエコプロアワード受賞についての整理です。本稿では公表された数値、受賞の趣旨、関連する外部評価および参考リンクを網羅してまとめました。

参考リンク: