PerkUPが4社を吸収合併、ワーケーション事業を強化

PerkUPが4社を吸収合併

開催日:9月1日

PerkUPが4社を吸収合併
この合併で何が変わるの?
PerkUPが4社のノウハウと拠点を一本化し、TeamPlaceやコワーケーション.com、LIME RESORT HAKONEなどを横断した法人向け合宿・ワーケーションの提供範囲と運営力が拡大。手配や現地運営のスピードや品質が向上し、自治体連携や地域体験の支援が強化される。
新体制はいつから?利用者に何か影響あるの?
合併効力発生日は2025年9月1日。利用者はサービス統合により、拠点や手配の選択肢増、運営ノウハウの一貫提供と迅速な対応が期待できるが、既存契約や窓口は段階的に統合される可能性がある。

合併に至った背景──「旅が未来を豊かにする世界」を加速するために

PerkUP株式会社(本社:長野県北佐久郡軽井沢町、共同代表CEO 浅生亜也、COO 斉藤晴久)は、2025年9月1日付で株式会社サヴィーコレクティブ、サヴィー軽井沢合同会社、サヴィー妙高合同会社、株式会社AnyWhereの4社を吸収合併し、新体制での事業を開始しました。合併の狙いは、掲げるビジョン「旅が未来を豊かにする世界」をより迅速かつ大きく実現するため、各社のノウハウ・ネットワーク・運営力を一体化する点にあります。

PerkUPはこれまで、法人・団体向けの合宿、オフサイト研修、ワーケーションなどを通じた新しい出会いと学びの提供をミッションに活動してきました(MISSION: 人と地域の出会いを科学する)。コロナ禍以降に変化したワークスタイルに対応する事業機会の拡大を受け、共同代表の浅生氏と斉藤氏がそれぞれ運営してきた複数の事業を統合することで、より高品質でスピード感のあるサービス提供を目指します。

PerkUP、ビジョンである「旅が未来を豊かにする世界」の実現加速化に向けた体制強化のため4社を吸収合併 画像 2

合併の体制と手続きの詳細

合併の方式は、PerkUP株式会社を存続親会社として、サヴィー妙高合同会社を存続子会社とするスキームを採用し、株式会社サヴィーコレクティブ、サヴィー軽井沢合同会社、株式会社AnyWhereの3社を消滅会社としてPerkUPに吸収合併する形で実行されました。合併効力の発生日は2025年9月1日です。

具体的な登記や運営体制の変更はこの効力発生日に沿って行われ、組織内で保持されてきた地域連携・施設運営・プラットフォーム開発の各機能をPerkUPの事業ラインの下に再編成します。合併によって、法的に存続する主体と消滅する法人名の扱いが確定しています。

PerkUP、ビジョンである「旅が未来を豊かにする世界」の実現加速化に向けた体制強化のため4社を吸収合併 画像 3

合併方式の要点

合併方式については、以下の通り整理されています。法的効力発生日、存続親会社と存続子会社、消滅会社の扱いを明示しています。

  • 存続親会社: PerkUP株式会社
  • 存続子会社: サヴィー妙高合同会社
  • 消滅会社: 株式会社サヴィーコレクティブ、サヴィー軽井沢合同会社、株式会社AnyWhere
  • 合併効力発生日: 2025年9月1日

合併後の事業構成と提供価値の拡張

合併後のPerkUPは、3つの自社プロダクトを中心としたプラットフォーム事業と、3つの受託施設を持つ運営ソリューション事業を展開します。これにより、法人向け合宿・オフサイト研修・ワーケーションなどの機会提供をより広範かつ効率的に行います。

プラットフォーム事業としては、法人・団体向けの一括手配サービスやマッチングエンジン、コワーキングネットワークおよび顧客管理システムを運営します。運営ソリューション事業では、既存の受託拠点を軸に現地運営ノウハウを提供するとともに、自治体や地域事業者と連携した施策実行を支援します。

プラットフォーム事業と運営ソリューション事業の内訳

プラットフォーム事業
  • 法人・団体向けチームビルディング一括手配サービス「コワーケーション.com」
  • 挙手型マッチングエンジン「MEETSCUL」
  • コワーキングネットワークプラットフォーム「TeamPlace」および顧客管理システム「TeamPlace.CRM」
運営ソリューション事業
  • 妙高高原ビジターセンター(通称:Myoko Republic)
  • LIME RESORT HAKONE
  • 法人・自治体向け事業伴走支援(地域調査・戦略立案・実行支援)

各社が担ってきた役割と合併によって拡張される価値

吸収合併される各社は、合併前それぞれに明確な事業領域と実績を有していました。これらを統合することで、コワーキングネットワークを活用したチームビルディングの拡張、宿泊・ワーク施設の新設や再生における運営ノウハウ提供、地域調査や交流人口創出支援といった価値が拡張されます。

以下に、合併対象各法人の事業内容と実績を具体的に示します。これらの情報は、合併後の事業ポートフォリオを構成する重要な要素となります。

  • 株式会社サヴィーコレクティブ: ホテル・旅館・リゾート施設の立ち上げにおいて、コンセプト設計から運営受託まで一貫して手がける実績を保有。合宿型コミュニケーション空間「LIME RESORT HAKONE」を拠点に、地域資源を活用した持続可能な宿泊事業を展開してきました。
  • サヴィー軽井沢合同会社: 軽井沢を拠点に、法人専用の滞在型施設を運営し、ワークと交流を組み合わせた滞在体験環境を提供してきました。
  • サヴィー妙高合同会社: 妙高戸隠連山国立公園の自然や文化に触れる滞在体験を企画・運営し、妙高高原ビジターセンター「Myoko Republic」を通じて地域体験の活性化と自治体連携の実績を積み上げてきました。
  • 株式会社AnyWhere: 全国約750拠点をつなぐコワーキングネットワーク「TeamPlace」の運営、長野県立科町での関係人口創出事業、長崎県のデジタルノマド誘客に向けた調査など、地域と人を結ぶ新しい働き方を推進してきました。

これらを統合したPerkUPは、都市・地方・オンラインを横断するハイブリッドなワークスタイル対応を軸に、国内外を含めた展開エリアの拡大や法人・個人向けサービスの進化を進めます。

企業情報と公表されている基本データ

PerkUP株式会社の基本情報は以下の通りです。設立日や所在地、代表者などの主要な経営情報が公表されています。

  • 会社名:PerkUP株式会社(PerkUP, Inc.)
  • 所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
  • 設立:2020年9月2日
  • 代表:共同代表CEO 浅生亜也、COO 斉藤晴久
  • 企業サイト:https://perkup.life
  • 事業内容:プラットフォーム事業および運営ソリューション事業

要点の整理(合併の主要事項を表で整理)

以下の表は、本件合併で重要となる日付、当事者、事業内容などを整理したものです。表の内容は、合併の全体像を短時間で把握するためのものです。

項目 内容
合併発表日 2025年9月1日 10時00分(合併効力発生日)
存続親会社 PerkUP株式会社(本社:長野県北佐久郡軽井沢町)
存続子会社 サヴィー妙高合同会社(存続子会社として位置付け)
消滅会社 株式会社サヴィーコレクティブ、サヴィー軽井沢合同会社、株式会社AnyWhere
主なプラットフォーム コワーケーション.com / MEETSCUL / TeamPlace / TeamPlace.CRM
主な運営拠点 Myoko Republic(妙高高原ビジターセンター) / LIME RESORT HAKONE / 法人・自治体向け伴走支援
代表者 共同代表CEO 浅生亜也、COO 斉藤晴久
設立 2020年9月2日(PerkUP株式会社)
関連リンク https://perkup.life
キーワード PerkUP / 自治体 / 地域 / ワーケーション / 合宿 / 研修 / オフサイト / サヴィー / AnyWhere / 長野

本稿では、PerkUPによる4社吸収合併の背景、法的体制、合併後の事業構造および各社が担ってきた役割を整理しました。合併により統合されたノウハウとネットワークは、法人向け合宿・研修・ワーケーションをはじめとする地域連携型のサービス提供を強化する基盤になります。詳細は公式サイト(上記リンク)およびPerkUPからの公式発表資料を参照してください。

参考リンク: