セラピアがBe Smart Tokyoに採択 障がい者向けノーコードで就労創出
ベストカレンダー編集部
2025年9月1日 14:47
障がい者リスキリング採択
開催日:9月1日
障がい者のリスキリングと就労創出を目指す採択の背景
ノーコード技術を軸に現場主導型のDX人材育成とシステム開発サービスを提供する株式会社セラピア(本社:東京都墨田区、代表取締役:田中圭)は、2025年度の東京都による「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト(Be Smart Tokyo)」に採択されました。発表日時は2025年9月1日 08時30分
本採択は、障がいを抱える方々がパソコン操作を通じてノーコードスキルを獲得し、実際の業務につながる就労機会を得られる仕組みを構築することを目的としています。セラピアはこのプロジェクトにおいて、ノーコードのコーチング提供から就労再委託による業務マッチングまで一気通貫の支援体制を提示しています。
プロジェクトの位置づけと狙い
東京都の「Be Smart Tokyo」は、先端技術等を活用して都市の利便性・QOLを高める新サービスを創出するための取り組みです。本プロジェクトの採択により、セラピアは障がい者の社会参加を促進するデジタルスキルの普及と、それに紐づく就労の実現を図ります。
採択に伴う事業は、自治体や中小企業、スタートアップと連携して実施される実証実験の一環として位置づけられ、都民の暮らしの利便性向上をめざす東京都の方針と整合しています(詳細:https://www.be-smarttokyo.metro.tokyo.lg.jp)。
ノーコード・コーチングプログラムの設計と受講要件
セラピアが提供するコーチングサービスは、中小企業向けに展開しているDX人材育成プログラムと同様のカリキュラムを障がい者向けにオンライン化したものです。学習環境はZoomとチャットを用いたオンライン中心で、実務で使えるスキル獲得を重視しています。
プログラムは短期間で実務レベルのアプリを作れるように設計されており、障がい者を含む多数の受講実績を有する点が特徴です。受講後はセラピアが保有する受託開発案件から適切な業務を再委託し、就労機会へとつなげます。
学習期間・費用・給付金
学習期間は最短2ヶ月、受講方法はオンライン(Zoom/チャット)にて提供されます。受講費用は30万円(税込)です。プログラムは経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」に認定されており、条件を満たす受講者は専門実践教育訓練給付金の支給対象となります。
関連リンク(制度説明・認定講座一覧)も公表されており、給付金の詳細確認は以下の資料をご参照ください。
- 制度説明資料:経済産業省 制度説明資料
- 認定講座一覧:経済産業省 認定講座一覧
連携体制:ミライロとの協業と受講生の集客・就労フロー
本プロジェクトでは、ユニバーサルデザインのソリューションを提供する株式会社ミライロを連携パートナーとして参画します。ミライロが展開するデジタル障害者手帳サービス「ミライロID」を通じて、受講生の集客を行う点が大きな特徴です。
「ミライロID」は障害者手帳を持つ方を対象に、手帳情報やサポートニーズ等を登録できるスマホアプリで、EC・クーポン・API連携などを含むライフプラットフォームとして機能します。本プロジェクトでは、ミライロIDの約50万人を超えるユーザーに対しインフィード広告を用いた募集を予定しています。詳細はミライロID公式サイトを参照してください:https://mirairo-id.jp/?_fsi=EhnGOIkQ
受講から就労までの具体的な流れ
- ミライロID経由で受講希望者を集客(インフィード広告)
- セラピアによるオンラインコーチング(最短2ヶ月)でノーコードスキルを習得
- 受講修了者へセラピアが委託を受けている中小企業や自治体向けの案件から適した業務を再委託
- 実務を通じた就労機会の提供とスキルの現場実装
この一連のフローは、受講から就労までの経路を明確に設定する点で、単なる教育提供にとどまらない包括的な支援となります。
企業プロフィールと代表コメント、関連情報
セラピアは、デジタル・イネーブラーとして中小企業や自治体の課題解決支援を行う企業です。サービスはデジタル人材育成、アプリ/システム/Webサイトの受託開発、子ども向けアプリ開発教室などを含みます。代表は田中圭、設立は2020年10月1日、本社所在地は東京都墨田区向島2丁目21−10です(https://therapeer.co.jp/)。
代表取締役 田中圭のコメントは次のとおりです。「この度、『東京都スマートサービス実装促進プロジェクト』に採択されたことを誠に嬉しく思います。我が国には身体の障がいを抱える方々が423万人(厚生労働省『令和4年生活のしづらさに関する調査』)いらっしゃいます。パソコンを使うことが可能であれば、ノーコードスキルを身につけることで、外出が困難な課題を抱えている方でも就労機会をつくることが可能です。本プロジェクトで障がい者の方々のリスキリングと就労の支援を成功させ、今後障がい者の方々を起点とした企業のDX推進支援に繋げて、障がい者人口のQOL向上に貢献していく所存です。」
また、連携パートナーである株式会社ミライロは「バリアバリュー」を掲げ、デジタル障害者手帳『ミライロID』や企業向け研修、リサーチ&コンサルティングを手掛けています(https://www.mirairo.co.jp)。
事業・連絡先の基本情報(要点整理)
- 会社名
- 株式会社セラピア
- 所在地
- 東京都墨田区向島2丁目21-10
- 代表
- 代表取締役 田中圭
- 設立
- 2020年10月1日
- 事業内容
- デジタル人材育成サービス、アプリ/システム/Webサイト受託開発、子ども向けアプリ開発教室
- 関連URL
- https://therapeer.co.jp
要点の整理(表形式)
以下に本記事で取り上げた主要情報を表でまとめます。プロジェクトの概要、プログラム内容、パートナー情報、問い合わせ先などを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年9月1日 08時30分 |
| 採択プロジェクト | 東京都スマートサービス実装促進プロジェクト(Be Smart Tokyo) |
| 実施主体(事業者) | 株式会社セラピア(代表:田中圭) |
| 目的 | 障がい者向けにノーコードスキルの習得支援と就労機会の創出 |
| 連携パートナー | 株式会社ミライロ(デジタル障害者手帳「ミライロID」保有ユーザー約50万人) |
| コーチング形式 | オンライン(Zoom/チャット)、中小企業向けカリキュラムに準拠 |
| 学習期間 | 最短2ヶ月 |
| 受講料 | 30万円(税込) |
| 給付金 | 経済産業省「第四次産業革命スキル習得講座」認定、条件該当者は専門実践教育訓練給付金の対象(参考資料のURLあり) |
| 就労支援の仕組み | 受講者に対し、セラピアが中小企業や自治体等から受託している案件の中から適した案件を再委託 |
| 代表コメント(要旨) | ノーコードスキルにより外出困難な方でも就労機会を創出し、障がい者のQOL向上に寄与する意向 |
| 関連リンク |
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以上が本件の要点整理です。セラピアは今回の採択を通じ、ノーコードを手段とした障がい者のリスキリングと就労機会の創出を実現し、自治体や企業と連携して具体的な運用につなげる計画を示しています。プロジェクトに関する詳細や受講申込については、セラピアの公式サイト(https://therapeer.co.jp/)およびミライロIDの公式ページをご確認ください。
参考リンク: