9月16日発売『デザイナーのビジネススキル』実践ガイド

デザイナーが「自分の価値」を設計するための一冊が9月16日に刊行される

株式会社コンセント取締役でデザインストラテジストの大﨑 優氏による初の著書、『デザイナーのビジネススキル　キャリア5年目からの「壁」の越え方』が、翔泳社より2025年9月16日（火）に発売されます。プレスリリースは2025年9月11日 09:00に公開されており、書籍は四六版・328ページ、定価2,200円（本体2,000円＋税10%）、ISBN 9784798190624です。

急速に変化する市場環境の中で、デザイナーが単にビジュアルやインターフェースを作るだけでなく、自らのデザインをビジネス領域に主体的に広げ、価値を構想・提示していく力が重要になっているという視点から、本書は「ビジネススキル」を軸に据えてまとめられています。対象はキャリア5年目前後のデザイナーを主軸にしつつ、マネージャー、人材育成担当者、企画や提案力を磨きたいビジネスパーソンも想定しています。

発売・流通に関する基本情報

以下は本書の書誌情報です。出版元やオンラインでの購入先情報を含め、流通に関わる主要なデータをまとめています。

書名や発売日、仕様、定価、ISBN、装丁・本文デザインのクレジット、詳細・予約・購入先リンクなど、購入判断に必要な情報を確実に掲載しています。

• 書名：デザイナーのビジネススキル キャリア5年目からの「壁」の越え方
• 著者：大﨑 優
• 発行所：株式会社翔泳社
• 発売日：2025年9月16日（火）
• 仕様：四六版、328ページ
• 定価：2,200円（本体2,000円＋税10%）
• ISBN：9784798190624
• 装丁・本文デザイン：長田年伸
• 詳細・予約・購入先：翔泳社書籍ページ

本書が提示する核となる視点と、章立てによる学習の流れ

本書は、単発のスキル一覧を並べるのではなく、「ビジネススキルを身につける過程」に着目して構成されています。デザイナーが仕事の現場で体感しながら段階的に習得していけるよう、5つの章に整理されている点が特徴です。

副題にある「キャリア5年目からの『壁』」に対する実践的な視点と方法が、本書の中心テーマです。スキルそのものだけでなく、立ち位置の把握、態度の内省、能動性、そして市場価値への観察といったマインドセットにも重心が置かれています。

5章構成の概要

本書の目次は以下の通りで、各章ごとに実務に直結するテーマを扱い、読み進めることで仕事における振る舞いや判断の質を高めることを狙っています。

1. 第1章 立ち位置をつかむ ― ビジネスの世界から自分を観る、プロフィットセンターとコストセンター、当事者とアウトサイダーの葛藤
2. 第2章 周りを知って結びつく ― マーケティングとの協調と衝突、顧客かユーザーか、人間か、認知を設計するブランディング、関係を育てるデザインと営業、仮説の可視化で加速する
3. 第3章 自ら動いて巻き込む ― デザインプロジェクトを企画する、企画提案書に思いを込める、リサーチクエスチョンに引き込む、初期対応から対等をつくる
4. 第4章 自分の軸で対話する ― 判断のオーナーシップ、言語化を磨き上げる、相手の意見を受けとめる技法、説明を組み立てて主導する、つながりを豊かにする交渉の力
5. 第5章 変化して価値を高める ― 生きのびるための「インプット」、諸刃の剣、デザインの分業、デザインの価格を突破する、リスクテイクして成長を早める

章ごとに理論的な枠組みと実践に移す手順が示され、読者は自身の仕事を見直しながら知識を行動に結びつけていくことが期待されます。

取扱いトピックと学べるスキル

本書が対象とするビジネススキルは幅広く、実務的なスキルと態度の両面をカバーしています。以下のリストは、書籍内で具体的に取り上げられている項目です。

• プロジェクト企画・提案
• 経営・事業理解、価値創出
• 依頼対応、言語化、交渉、コミュニケーション
• 営業、マーケティング、ブランディング
• 仮説生成、インプット、リスクテイク、越境

これらはデザイナーがビジネス領域で有意味な貢献をするために、現場で即使える形で解説・事例提示されています。実務に落とし込むための視点やワークのヒントが随所に配置されています。

著者の経歴と、本書に込められた実践知

著者の大﨑 優氏は、株式会社コンセントで20年以上にわたりデザイン業務に従事し、2012年に社内でサービスデザイン部門を立ち上げ、その後は事業や組織、人材育成に関する業務まで範囲を拡げてきました。2024年からはデザインによる人材育成や組織開発を管掌しています。

取締役として約250名規模の組織運営に関わり、マーケティング、セールス、人材育成、評価体系、業務管理、事業マネジメント、ブランディングなど、デザイン会社経営の実務を経験した知見が、本書の実践知の核を成しています。

連載と加筆の経緯

本書は、翔泳社のウェブマガジン「CreatorZine」での連載『デザイナー五年目からの教科書』および著者のnote記事をベースに大幅に加筆修正し、書き下ろし原稿を追加してまとめられています。

これまで連載やnoteで示された概念を読み手が実務に活かしやすい形で整理・拡張しており、連載を読んでいた読者にも新たな気づきや実践のための構成を提供することを目標としています。

著者メッセージ（抄録）

大﨑氏は本書に際し、生成AIの浸透などにより「作業としてのデザイン」から離れ、人や組織と協働して周囲の心を動かし価値を出すことの重要性が高まっていると述べています。能動的に論点形成に動き、自分の答えを鍛えることが必要だとし、本書を「思考と行動の主体性を獲得するための書」と位置付けています。

著者プロフィールの詳細には、HCD-Netでの役職やXデザイン学校でのアドバイザー・講師歴などが含まれています。noteの公開先も案内されており、著者の発信を追うことができます（https://note.com/osakiyu）。

発売前公開コンテンツと発売記念のオンラインセミナー、問い合わせ先

発売に先駆けて、本書の「はじめに」が著者のnoteで先行公開されました（公開日：2025年9月11日）。公開コンテンツでは、デザイナーへの期待の変化やビジネススキルが求められる背景、著者のキャリア変遷と執筆意図が示されています。

また、発売当日である2025年9月16日（火）には、出版記念のオンラインセミナー『デザイナーのビジネススキルとは何か？』をCSS Niteの関連イベントとして開催します。主催はCeeBeeDee、共催はCSS NiteとDTP Transitです。

出版記念 CSS Nite セミナーの詳細

セミナーはYouTube Live形式のオンライン配信で、開催日時は2025年9月16日（火）19:00〜20:15です。スピーカーは著者の大﨑 優氏、聞き手（MC）はCSS Nite代表の鷹野雅弘氏が務めます。チャットを介した質問にリアルタイムで応じる形式が予定されています。

参加費は当日の視聴のみ無料、スライド・アーカイブ視聴付きの個人参加が2,200円、法人参加が11,000円と設定されています。詳細と申し込みはイベントページ（https://cssnite.doorkeeper.jp/events/188754）で確認できます。

広報・問い合わせ先と企業情報

本リリースに関する問い合わせは株式会社コンセント（広報/PR：岩楯ユカ、前田瑞穂）まで。連絡先は mktg@concentinc.jp または代表電話 03-5725-0115 です。

株式会社コンセントは「デザインでひらく、デザインをひらく」をミッションに、デザイン経営支援、事業開発、ブランディング、サービスデザイン、クリエイティブ開発などを一貫して提供するデザイン会社です。所在地は〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 プレファス恵比寿南、設立は1973年12月、代表取締役社長は長谷川敦士氏です。

要点の整理（本記事で示した情報の一覧）

以下の表は、本リリースに記載された主要な情報を分かりやすく整理したものです。書籍の基本データ、発売・公開スケジュール、イベント情報、問い合わせ先と企業情報をまとめています。

本稿で取り上げた情報は、2025年9月11日に公開された株式会社コンセントのプレスリリースに基づき整理したものです。書籍の内容要約、章構成、取り扱うスキル、想定読者層、著者の経歴や執筆の背景、先行公開された「はじめに」の存在、発売記念オンラインセミナーの開催概要、問い合わせ先および出版社や購入窓口まで、リリースに含まれる全ての項目を網羅的に記載しています。