パンどろぼう第2弾がこどもの本賞受賞 3才から作れる簡単パン

パンどろぼう受賞

開催日:9月9日

パンどろぼう受賞
この本って何歳から作れるの?
3才から取り組める設計になっています。工程を簡略化しふりがなを付け、ポリ袋やトースターを使う安全で簡単な調理法を採用、親子で無理なく楽しめます。
どんなレシピや内容が載ってるの?
しろくまパン・メロンしょくパン・ぼうしパンなど絵本キャラを再現するレシピのほか、難易度表記、工程のポイント解説、パンの仕組みを解説する読み物コーナーもあります。

絵本の世界をそのまま食卓へ――子どもが「つくれる」ことを重視した受賞作

株式会社KADOKAWA発行の『パンどろぼうのせかいいちかんたん子どもとつくるパンレシピ』(料理:吉永麻衣子、原作:柴田ケイコ)が、2025年9月9日(火)に開催された「第12回料理レシピ本大賞 in Japan」授賞式において、こどもの本賞を受賞しました。プレスリリースは2025年9月11日13時00分に株式会社KADOKAWAより発表されています。

本作は、絵本『パンどろぼう』シリーズに登場するキャラクターやモチーフをそのままパンとして再現できるよう、材料や工程を子どもにも取り組みやすい形に落とし込んだレシピ集です。対象年齢の設定や、実際の保育・幼稚園での実施経験を反映した調理法の採用など、 ‘‘つくる楽しさ’’ を親子で体感できる実用性が評価されました。

2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 2

受賞の意義と背景

第10回大会で第1弾『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』が既に同賞を受賞しており、今回はシリーズ第2弾で再びの受賞となりました。レシピ本大賞の該当部門で同シリーズが複数回評価されたことは、子ども向け料理書としての継続的な品質とニーズの高さを示しています。

授賞理由としては、絵本の世界観を忠実に再現しつつ、3歳から取り組める安全性と簡便性を兼ね備えたレシピ設計、さらに工程の〈見せ方〉や子どもの興味を引き出す説明文・読み物が含まれている点が挙げられます。調理器具や工程の配慮、ふりがなの併記など、読み手の年齢や実際の現場での使いやすさに配慮した作りが高く評価されました。

2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 3

本書の特徴と収録内容──3才から作れる工夫と読み物要素

本書は「3才から作れる」をうたうレシピ本として、工程の簡略化と安全性の確保に重点を置いています。生地を振って切って整えるといった動作を取り入れ、手先の未発達な幼児でも参加しやすい工夫がされています。全編にふりがなが付されているため、文字が読める年齢の子どもでも自分で読みながら作業を進められる構成です。

また、単なるレシピ集にとどまらず、「パンがふくらむのはどうして?」「ふわふわパンを作るにはどうすればいいの?」といった子どもの疑問に答える読み物コーナーがあり、科学的な説明や調理のコツがやさしい言葉で紹介されています。これにより、作業そのものの楽しさだけでなく、料理への興味関心を広げる教材性も備えています。

2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 4

具体的な収録レシピと難易度表記

レシピは難易度別に「かんたん」「ふつう」「むずかしい」と明示され、保護者や教育現場での利用時にレベル選択がしやすくなっています。ページ内や工程ごとにポイント解説もあり、特に初めてパン作りをする家庭でも手順を追いやすい配慮があります。

  • 掲載レシピ例:しろくまパン、メロンしょくパン、ぼうしパン など
  • 調理方法の工夫:ポリ袋工程の採用、トースターでの焼成など保育現場で実施している方法を取り入れて簡便化
  • 読み物要素:パンの膨らみや食感に関する解説、子どもの「知りたい」に応えるFAQ的コーナー

これらの要素が組み合わさることで、単なるレシピの再現ではなく、親子での体験を前提とした学びと遊びの両立が図られています。

2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 5

制作関係者のコメントと関係者情報

本書の料理担当である吉永麻衣子さんは、自身が運営する「日々のパン」の出張教室で実践している手法を取り入れたことを明かしています。吉永さんは、今回の受賞について「このような評価を再びいただけたことを大変光栄に思います。心より感謝申し上げます」と述べています。

吉永さんはコメントの中で、柴田先生の絵本に登場するかわいいキャラクターをパンで表現することに注力した点、そして幼保施設で実施しているポリ袋とトースターでの焼成方法を取り入れて、さらに簡単にした点を挙げています。焼き上がったパンが見た目にも楽しく、繰り返し作りたくなることを意識したレシピ設計であることが説明されています。

2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 6

原作者・柴田ケイコさんのメッセージとアンバサダー

原作の柴田ケイコさんは、第12回での受賞に対して感謝を述べた上で、第10回での第1弾受賞に触れつつ、第2弾は「お子さんでもより簡単に作れるレシピ本として、とてもワクワクするような内容」と表現しています。柴田さんは、この本が子どもたちにとって料理への興味や挑戦のきっかけになればよいと述べています。

また、本シリーズのアンバサダーとしては、天野ひろゆきさん(キャイ〜ン)と吉永麻衣子さんが紹介されており、制作・普及に関わる顔ぶれが明示されています。

以下は関係者のプロフィール要約です。

吉永麻衣子
兵庫県宝塚市生まれ。パン作りで親子のコミュニケーションを増やす「日々のパン」代表。講師、レシピ開発、メディア出演など幅広く活動。オンラインパン講座も主催。公式サイト:https://hibinopan.jp/
柴田ケイコ
高知県生まれ。絵本作家。代表作に「めがねこ」シリーズ、「しろくま」シリーズ、「パンどろぼう」シリーズなど。好きなパンはチーズパンとチョコのついたツイストパン。公式サイト:https://www.shibata-illust.com/
2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 7

書誌情報、シリーズの経緯と発行情報

書誌情報は明確に整理されています。以下に本作および第1弾の主要データを示します。発売日、ページ数、ISBN、定価など具体的な情報を掲載しているため、入手や参照に必要な情報が一目で確認できます。

発行は株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)で、KADOKAWAのオフィシャルページにも書誌詳細が掲載されています。出版社の公式サイトは https://www.kadokawa.co.jp/ です。

項目 第2弾(本作) 第1弾
書名 『パンどろぼうのせかいいちかんたん子どもとつくるパンレシピ』 『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』
料理 吉永 麻衣子 吉永 麻衣子
原作 柴田 ケイコ 柴田 ケイコ
定価 1,760円(本体1,600円+税) 1,760円(本体1,600円+税)
判型/ページ数 B5判/112P A4変形判/112P
ISBN 978-4-04-606754-8 978-4-04-605743-3
発売日 2024年6月26日(水) 2022年9月8日(木)
発行 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)

これらの情報は書店や図書館、出版社のサイトで確認可能です。書影や詳細な目次についてはKADOKAWAの書誌紹介ページにも掲載されています。

2度目の快挙 「パンどろぼう」シリーズのレシピ本、第12回料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞! 画像 8

まとめ:受賞の要点と本作の位置づけ

ここまでの内容を要点ごとに整理します。第12回料理レシピ本大賞 in Japanにおけるこどもの本賞受賞の事実、受賞日付、出版社、制作陣、書籍の特徴、収録レシピや実践的な工夫など、プレスリリースに記載された情報を網羅的にまとめます。

以下の表は本記事で取り上げた主要情報を整理したものです。書誌情報や受賞情報、関係者のコメントなどが一目で確認できます。

項目 内容
発表日(プレスリリース) 2025年9月11日 13時00分(株式会社KADOKAWA発表)
受賞 第12回料理レシピ本大賞 in Japan:こどもの本賞(受賞日:2025年9月9日)
書名 『パンどろぼうのせかいいちかんたん子どもとつくるパンレシピ』
料理担当 吉永 麻衣子
原作 柴田 ケイコ
定価 1,760円(本体1,600円+税)
判型/ページ数 B5判/112P
ISBN 978-4-04-606754-8
発売日 2024年6月26日(水)
掲載レシピ例 しろくまパン、メロンしょくパン、ぼうしパン など
特徴 3才から作れる設計、ふりがなつき、かんたん〜むずかしいの難易度表示、ポリ袋やトースターを用いた簡便な工程、子どもの疑問に答える読み物コーナー
前巻 『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』(第10回でこどもの本賞受賞)
発行元 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)
関連リンク https://www.kadokawa.co.jp/

本記事はKADOKAWAのプレスリリースに基づき、受賞内容と書籍の特徴、関係者コメント、書誌情報を正確に整理して伝えています。書籍の具体的な入手や詳細な目次確認については、出版社の書誌ページや書店の情報を参照してください。

参考リンク: