9月17日開幕|AI・ロボットを体験する製造業展示会

ファクトリーイノベ秋2025

開催期間:9月17日〜9月19日

ファクトリーイノベ秋2025
開催はいつでどこでやるの?
会期は2025年9月17日(水)〜19日(金)、各日10:00〜17:00。会場は幕張メッセ、主催はRX Japan。出展約350社、来場見込26,000名。事前登録は公式サイトで。
実際にどんなことが体験できるの?
スマートグラスやアイトラッカー等のウェアラブル装着体験、生成AIやRPAのデモ、ロボット実演、音・電力の見える化などを実機で操作・比較でき、セミナー聴講も可能。

製造現場の人手不足を“体験”で理解する――開催概要と現場で触れる価値

日本の製造業が直面する深刻な人手不足に対して、AIやロボット、ウェアラブル、見える化などの最新ソリューションを一堂に集めた展示会「ファクトリーイノベーションWeek 秋 2025」が、2025年9月17日(水)から19日(金)の3日間、幕張メッセにて開催されます。開催時間は各日とも10:00〜17:00で、主催はRX Japan株式会社です。

本展示会は、単なる製品紹介に留まらず、実際に装着・操作して体験できるコンテンツや、取材映えするデモンストレーションが多数用意されています。出展社数は350社、来場者数は26,000名を見込んでおり、製造現場の課題解決に直結する最新技術を短時間で比較・検証できる場となります。

出展情報や詳細は公式ページで確認できます:https://www.fiweek.jp/autumn/ja-jp.html?utm_campaign=pr_prtimes_250912&utm_medium=referral&utm_source=intex

“人手不足”を乗り越える!AI、自動化、VRなど、製造業の未来を体験できる展示会 画像 2

来場者が体感できる4つの注目ポイント

今回の展示会では特に4つの領域が注目されています。人手不足対策EXPO(新設)体験型ウェアラブル体験会生成AIworld(新設)、そして工場の「見える化」技術の進化です。これらは採用・技能継承・現場効率化という複数の課題に同時に作用することを目指しています。

各領域では、スタートアップから大手まで多様な企業が実機やデモ、セミナーを通じて導入事例や運用のポイントを公開します。取材で得られる情報は、現場での実用性に重点が置かれているため、技術の導入可否を判断するための具体的な材料になります。

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1. 【初開催】製造業 人手不足対策EXPO

製造業の採用・教育・管理に関するソリューションを一堂に展示する新設エリアです。人が集まらない工場の稼働維持や技能継承の課題に取り組む製品・サービスが出展します。企業ごとの導入シナリオや事例紹介が充実する点が特徴です。

出展内容の一例として、以下の企業が具体的なソリューションを提示します。各社は現場の課題に対して別々のアプローチで臨んでおり、比較検討が可能です。

  • ソニー(株):熟練職人の技術をメタバース空間で再現し、均一品質の技能研修を可能にする次世代型ソリューション。現場再現のリアルさとゲーム感覚の学習設計により、技能の属人化と高齢化による継承課題を解決する狙い。
  • トヨタ自動車(株):試作から量産までを専門家が伴走支援するサービスを提供。スタートアップや新規事業の製造工程改善、原価低減の支援など、実際の製品化成功率向上に寄与する支援体制を提示。
  • オムロン(株):現場DXソリューションから簡単に使える業務自動化、そして法人向けの生成AIソリューションまで幅広く出展。ユーザの相棒となることを目指した生成AIサービスのデモが含まれます。
  • (株)キーエンス:業務自動化RPA「RKシリーズ」を出展。業界初のAI機能を搭載し、ナビに沿ってクリックするだけでExcelやWordに対する業務シナリオ作成が可能。プログラミング不要で属人化防止や業務効率化を実現する点をアピールします。
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2. 【体験型】ウェアラブル体験会(技能伝承&遠隔作業支援)

熟練者の知見を次世代に継承し、遠隔地からの支援で現場作業を補完することを目的とした体験会です。実際に装着して操作できるため、報道や取材映像としてもわかりやすい素材が得られます。

体験できる主な技術は以下の通りで、いずれも教育や遠隔支援に直結する実用的な機能を持っています。

  • スマートグラス:遠隔地の熟練者が作業者の視界をリアルタイムで確認しながら指示を出すことができる。現地での手順修正や即時フィードバックが可能。
  • アイトラッカー:視線を用いた操作や確認が行えるデバイス。音声操作や双方向通信と組み合わせてハンズフリーでの作業支援や教育に利用できる。
  • ウェアラブルカメラ:熟練者の作業を録画・記録して動画マニュアル化できる。若手教育時の反復学習資料として活用可能。
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3. 【新設】生成AIworld(“現場で使えるAI”を体感)

製造現場の「人手不足」「属人化」「教育負担」といった課題に対し、生成AIを活用する事例と技術を集めた専門展示エリアです。ChatGPT連携サービス、LLM(大規模言語モデル)、RAG(検索拡張生成)などの先端技術が集結します。

参加企業はスタートアップから導入支援企業まで多彩で、連日開催のセミナーでは現場目線の課題解決テーマが扱われます。具体的な参加者とセミナー例は次の通りです。

  • 参加スタートアップ:東大・京大発のQuark、エムニなど。
  • 導入支援企業:GenerativeX、Techtical、Wovn Technologiesなど。

開催されるセミナー(一部抜粋)は以下のテーマです。

  1. 「AIエージェントをつかったプロセス改革」
  2. 「製造業のベテラン依存をなくす!新時代のAIナレッジ活用術」
  3. 「属人化解消ソリューション」
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4. 【進化する現場】“見える化”技術で課題を可視化

現場の課題をデータ化して可視化する技術がさらに進化しています。視線センサーや音の可視化、電力の見える化、AI画像認識など、検査・保守・省エネの領域で実用化が進んでいる製品が多数出展されます。

主な製品例と用途は以下の通りです。

音を見える化するカメラ
マイクとカメラを内蔵し、音源を熱画像のように可視化。品質検査、不具合調査、設備診断に活用できる。
視線センサー
機器に触れず視線で操作を行えるため、両手が塞がっている環境での操作や安全性向上に寄与する。
電力の見える化
工場の電力使用状況を可視化し、脱炭素・省エネ対策やコスト削減、GX推進に貢献する。
AI画像認識システム
ネットワークカメラの映像をAIが解析し、生産設備の稼働状況やヒト・機械の挙動を判断する。工程監視や異常検知に利用される。
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取材申し込みと事務局のサポート体制

取材希望者に対しては、出展社へのインタビューや製品デモンストレーションの撮影に関するスケジュール調整を事務局側で支援することが可能です。事前に取材対象やテーマの相談を受け付け、必要に応じて現場担当者との調整を行います。

一般来場者用の登録や取材申し込みは公式サイトの案内に従ってください。取材調整を希望する場合は、公式ページのフォームから連絡を行うことで、事務局が日程や対象の調整を行う流れです。取材に際しては、出展各社のデモ時間や設備の都合による制約があるため、事前の調整が推奨されています。

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展示会の主要情報まとめ

ここまでに示した主要な情報を表形式で整理します。日程や会場、主催、同時開催展、期待値、注目領域などを一目で確認できるようにまとめました。

項目 内容
展示会名 ファクトリーイノベーション Week [秋] 2025
会期 2025年9月17日(水) – 19日(金)
開催時間 10:00 – 17:00
会場 幕張メッセ
主催 RX Japan株式会社
出展社数(想定) 350社
来場者数(想定) 26,000名
注目エリア 製造業 人手不足対策EXPO(初開催)、ウェアラブル体験会、生成AIworld(新設)、見える化技術群
主な出展・登壇企業例 ソニー(株)、トヨタ自動車(株)、オムロン(株)、(株)キーエンス、Quark、エムニ、GenerativeX、Techtical、Wovn Technologies
同時開催 第4回 ネプコン ジャパン [秋]、第4回 オートモーティブワールド [秋]
公式情報 公式サイト

以上が展示会の主要情報と注目ポイントの整理です。本展示会は、製造業の人手不足や技能継承、業務効率化といった喫緊の課題に対して、現場での活用が見込まれる技術群を実機・体験ベースで比較できる機会を提供します。取材や比較検討を行う上で、出展企業のデモ時間やインタビュー調整は事前に行うことが運用上の重要なポイントになります。

参考リンク: