10月4日開催:アニコム主催 日本初ライブロボ手術カンファレンス

ライブロボット手術

開催日:10月4日

ライブロボット手術
一般でも参加できるの?
参加には事前申し込みが必要で、10月4日(JARVIS どうぶつ医療センター)で開催。基本は医療関係者向けだが一般や報道の参加枠も案内されているため、申込ページで詳細を確認してください。
ライブ手術って動物の安全は大丈夫?
ライブ配信は犬の避妊手術で、執刀はアニコム先進医療研究所のCMO田村氏が担当。リリースでは動物の安全・福祉を最優先に、万全のバックアップ体制を整えて実施すると明記されています。

アニコム先進医療研究所、獣医AIロボット外科学会に学会員として加入

アニコム損害保険株式会社のグループ会社であるアニコム先進医療研究所株式会社(代表取締役社長:堀江亮)は、2025年9月11日に発足した一般社団法人獣医AIロボット外科学会(Society of Veterinary AI and Robotic Surgery:V-AIRobo、以下「本学会」)の学会員になったことを、2025年9月12日18時47分付のリリースで公表しました。

この発表は、獣医療におけるAIとロボット技術の発展を目的とする新学会の成立に賛同し、アニコム先進医療研究所が積極的に参画する意思を示すものです。アニコムグループは創業以来の保険事業で蓄積したデータと知見を活用し、学会の活動に資することを表明しています。

「獣医AIロボット外科学会」加入のお知らせ 画像 2

学会加入の意義と表明日時

学会加入は、学術的な調査・研究への参加だけでなく、教育、技術認定制度の整備、国内外の関係機関との連携など、幅広い分野での協働を視野に入れたものです。

本リリースの公開日時は2025年9月12日 18時47分で、アニコム先進医療研究所は本学会の理念に賛同した上で、今後の具体的な取り組みを発表しています。

「獣医AIロボット外科学会」加入のお知らせ 画像 3

10月4日開催:日本初と位置付けるライブロボット手術カンファレンスの全容

本学会設立を記念して、アニコム先進医療研究所が主催する記念シンポジウム「獣医AIロボット外科学会 ライブロボット手術カンファレンス」が2025年10月4日(土)12:00〜17:00に開催されます。アニコム先進医療研究所による調査で「日本初」と位置づけられたライブ配信を含むプログラムが組まれています。

会場はJARVIS どうぶつ医療センターTokyo(〒108-0075 東京都港区港南2丁目13-37、品川駅港南口より徒歩6分)で、主催はアニコム先進医療研究所株式会社、協賛はアニコム損害保険株式会社です。手術実施にあたっては、どうぶつの安全と福祉を最優先に、万全のバックアップ体制を整えて行う旨が明記されています。

「獣医AIロボット外科学会」加入のお知らせ 画像 4

当日のタイムライン(詳細)

カンファレンスのプログラムは、ライブ手術の配信を中心に講演と質疑応答が組み合わされています。以下は当日のスケジュールです。

  • 12:00〜 — 日本初となるロボット支援手術のライブ配信(犬の避妊手術)
    執刀医:田村 勝利(アニコム先進医療研究所 獣医師・CMO(最高医療責任者))
  • 14:00〜15:30 — 講演①「人医療におけるロボット支援オペ」
    講師:新田 浩幸 教授(岩手医科大学付属病院)
  • 15:40〜16:30 — 講演②「人医療におけるオペ看の現状」
  • 16:30〜17:00 — 質疑応答

講演②については、プレスリリースの記載では題目が示されていますが講師名の明記はされていません。質疑応答の時間を設けることで、ライブ手術や講演内容に関する参加者の疑問に応える構成になっています。

カンファレンス関連の資料には、手術支援ロボットのイメージ、会場外観イメージ、6連手術室のイメージなどの写真が含まれています。これらはプレス向け素材として配布される想定です。

報道関係者向け説明会と関連情報

同日午前には報道関係者向け説明会が予定されており、JARVIS どうぶつ医療センターTokyoで実施されます。説明会では本学会に関する概要説明だけでなく、アニコム先進医療研究所が手掛ける施設や事業の紹介が行われる予定です。

説明会の内容は仮のものとして案内されていますが、事業戦略説明、トークセッション、ロボットのデモまたは動画、フォトセッションなどが含まれる見込みです。説明会に興味がある場合は、同日のライブロボット手術カンファレンスにも参加可能と案内されています。

説明会の予定(仮)と参加案内

報道関係者向け説明会の概要は次のとおりです。

日時
2025年10月4日(土)午前予定
場所
JARVIS どうぶつ医療センターTokyo(〒108-0075 東京都港区港南2丁目13-37)
内容(仮)
事業戦略説明、トークセッション、ロボットのデモor動画、フォトセッション

説明会の参加申込み詳細や取材要領については、主催側の案内に従う必要があります。なお、ライブ配信される手術については動物の安全性を確保するためのバックアップ体制が敷かれる旨が明示されています。

獣医AIロボット外科学会(V-AIRobo)の目的・事業および役員体制

本学会は、獣医学領域におけるAI・ロボットを用いた外科手術に関する研究の進展と普及、安全かつ適正な手術の普及促進を目的に設立されました。学術的な調査研究のみならず、教育や認定制度整備、学術集会の開催などを通じて分野の発展を図る組織です。

所在地は東京都港区で、英語名称は Society of Veterinary AI and Robotic Surgery(V-AIRobo)です。学会の公式ウェブサイトは https://v-airobo.jp/ として開設されています。

事業内容と運営メンバー

本学会の事業内容は、定款に準じて次の項目が掲げられています。

  1. 獣医学領域におけるロボット外科手術に関する調査研究及び教育に関する事業
  2. 獣医学領域におけるロボット外科手術の技術認定制度に関する事業
  3. 獣医学領域におけるロボット外科手術に関する学術集会、講演会、研究会等の開催
  4. 学会誌、ニュースレター等の発行
  5. 国内外の関係機関等との連絡及び連携
  6. その他当法人の目的を達成するために必要な事業

役員構成は理事長に是枝哲彰氏、副理事長に田村勝利氏、理事に前田憲孝氏、菅野貴皓氏、堀江亮氏が名を連ねています。副理事長である田村氏はアニコム先進医療研究所のCMOでもあり、学会と実務現場の接続が図られる体制といえます。

設立の背景と課題認識、アニコムグループの役割

プレスリリースでは、日本の獣医療がこれまで欧米の後追いで発展してきた経緯を踏まえつつ、日本の獣医師が持つ「卓越した手先の器用さ」と「総合診療で培われた高いスキル」を活かし得る可能性に着目しています。本学会はその基盤をもとに、獣医療の新しいスタンダードを構築することを目指しています。

同時に、現場で認識される課題として二つが挙げられています。第一は医療従事者の負担分配に関する問題(早朝・深夜、休日対応などの自己犠牲の偏り)、第二は医療の高度化に伴う費用負担の増大と公共性の確保です。これらに対して、データ活用やAI・ロボット技術を用いた手術の可視化・安全性向上が有効な手段と位置づけられています。

アニコムグループの見立てと今後の方針

アニコムグループは2000年の創業以来、保険事業を通じて獣医療の支援を続けてきました。リリース本文では、保険事業者としての責務が進化すべきであるとし、ビッグデータを活用して事故や病気の原因究明・再発防止に資する「社会的免疫機能」を果たすべきとする点が述べられています。

その実現に向けては医療と保険の共進化が不可欠であり、本学会との連携を通じて「どうぶつにやさしい医療」を軸にAIを活用した手術の安心・安全の数値化や、飼い主および動物に向けた新しい安心の仕組みづくりを進める方針が示されています。

今回の発表とイベントの要点まとめ

以下の表に、本記事で取り上げた発表内容とイベントの主要事項を整理します。表は日時、場所、主催・協賛、ライブ手術の詳細、講演の概要、学会の目的と事業、役員、関連リンクを網羅しています。

項目 内容
プレス発表日 2025年9月12日 18:47(アニコムグループ発表)
学会名 一般社団法人獣医AIロボット外科学会(Society of Veterinary AI and Robotic Surgery / V-AIRobo)
学会発足日 2025年9月11日
学会所在地 / HP 東京都港区 / https://v-airobo.jp/
学会の目的 AI・ロボットを使用した外科手術に関する調査・研究、普及促進、安全性向上等
事業内容(主な項目) 調査研究・教育、技術認定制度、学術集会開催、刊行物発行、国内外連携等
役員 理事長:是枝哲彰 / 副理事長:田村勝利 / 理事:前田憲孝、菅野貴皓、堀江亮
記念シンポジウム(日時) 2025年10月4日(土)12:00〜17:00(ライブ配信含む)
会場 JARVIS どうぶつ医療センターTokyo(〒108-0075 東京都港区港南2丁目13-37、品川駅港南口より徒歩6分)
主催 / 協賛 主催:アニコム先進医療研究所株式会社 / 協賛:アニコム損害保険株式会社
ライブ手術 犬の避妊手術(ロボット支援)12:00〜、執刀:田村勝利(アニコム先進医療研究所 獣医師・CMO)
講演 14:00〜15:30:新田浩幸教授(岩手医科大学付属病院)「人医療におけるロボット支援オペ」/15:40〜16:30:「人医療におけるオペ看の現状」
報道説明会 2025年10月4日(土)午前予定(事業戦略説明、トーク、デモor動画、フォトセッション)
関連リンク(出典) https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2025/20250912/

以上がプレスリリースの主要内容の整理です。学会設立とそれに伴う記念シンポジウムは、獣医療におけるAI・ロボット技術の実装と安全性確保に関する議論の契機となることが期待されます。関係者や報道向けの説明会も同日に予定されており、関係機関との連携や情報発信が進められる見込みです。

参考リンク: