9/27-28オールナイト開催　森の映画祭2025 全27本

夜空の下でめぐる27本──開催の要点と上映ラインナップ

野外映画フェス「丘の向こうに森の映画祭 2025」は、2025年9月27日（土）15:00から9月28日（日）05:00までのオールナイト開催で、静岡県沼津市の泊まれる公園 INN THE PARK 沼津（住所：静岡県沼津市足高220-4）を会場に全27作品を上映します。主催は森の映画祭プロジェクト（代表 ちばひなこ / 合同会社あのてこのて）で、今回タイムテーブルと会場マップが公開され、来場者はプログラムを確認して回遊しながら鑑賞することが想定されています。

上映は大きな芝生広場や林間に設置された特設スクリーン、そして球体ドームテントなど3つのスクリーンを中心に夜通し実施されます。ラインナップは有名長編作品、ミニシアターや配給会社推薦の招待作、公募から選出されたインディーズ作品などを含む合計27本です。短編では是枝裕和監督が監督・脚本・編集を務めた短編『ラストシーン』の上映も決定しており、夜空の下での上映が予定されています。

上映される主な長編作品と公募・招待の構成

今回のフェスで上映される長編の代表作は以下の6本です。これらに加え、映画祭／配給推薦の招待作品、そして公募から選出された15本のインディーズ作品、その他短・中編を含め全27作品が夜通し上映されます。

• ニュー・シネマ・パラダイス
• aftersun／アフターサン
• 君の名前で僕を呼んで
• ロボット・ドリームズ
• 北極百貨店のコンシェルジュさん
• ビッグ・フィッシュ
• 短編：ラストシーン（是枝裕和監督）

上映タイトルの全リストおよびタイムテーブルは公式ウェブサイトで公開されています。屋外での視聴環境や時間帯に合わせたプログラム編成が行われているため、夜間の気温変化や歩行ルートを事前に確認しておくことが推奨されます。

五感で味わう映画体験──場内コンテンツと演出

森の映画祭は単なる上映イベントではなく、映画にまつわる食、香り、光、会話といった要素を取り入れた体験型のフェスティバルです。会場全体が今年のテーマ「贈りもの」に合わせて装飾され、ランタンや光のオブジェが夜の森を彩ります。

来場者は、鑑賞の合間に会場内の各種企画で時間を過ごすことができます。飲食は映画の世界観に着想を得たメニューが用意され、作品ごとのモチーフを取り入れたドリンクやフードを提供します。

提供される飲食・企画の詳細

飲食メニューには、『君の名前で僕を呼んで』にインスパイアされたクラフトビール「Peach Me Dunkel」をはじめ、長編作品をモチーフにしたカクテルや“真夜中のアフタヌーンティー”であるミッドナイトティーなど、時間帯や作品に合わせた特別メニューが含まれます。

会場内では以下のような企画・場内施設が予定されています。これらは映画鑑賞を中心に置きつつ、来場者同士や作品関係者との交流を促す設えです。

• アフタヌーンティー＆ミッドナイトティー
• 上映に合わせて行われるパレード
• 好きな映画を登録してマッチングを行う「ベストムービー三連単」
• マルシェ（15ブース以上）やフード出店（フェス飯）
• 交流スペース〈スナックよぞら〉（トークや映画談義の場）
• クイズ大会、トークショウ、夜空の対話などの交流企画

上記の企画は、鑑賞だけでは得られない参加者同士の会話や発見を生み、映画体験を五感で広げる設計になっています。マルシェや物販では作り手と直接やりとりができる出店が並ぶ見込みです。

アウトドア初心者も安心の設備と移動手段

キャンプやアウトドアが初めての方でも参加しやすい体制が整えられています。会場で直接借りられて現地で返却可能な〈hinataレンタル〉を導入し、必要なキャンプギアを手軽に利用できます。

さらに、アウトドアに詳しいスタッフが在籍する〈キャンプのたつじんブース〉を設置し、設営や宿泊に関する相談・アドバイスを受けられます。チェアやコット、マットといった快適に過ごすための用品もレンタル対象です。

交通アクセスと宿泊に関する支援

遠方からの参加者向けに、新宿駅・名古屋駅発の直行直帰バスが運行されます。バスチケットはbusketで販売され、価格は¥6,500から設定されています。夜通し鑑賞した後にそのまま帰路につける直行便のため、会場までの運転や帰路の心配を減らすことができます。

会場周辺の温泉施設「沼津・湯河原温泉 万葉の湯」へのシャトルバスも会期中運行され、上映の合間に温泉へ立ち寄ることが可能です。また、往復シャトルバス付き場外駐車券やお子さま連れ専用の場内駐車場など、車で来場する方向けのチケット販売も行われています。

hinataレンタル

テント、寝袋、チェア、コット、マットなど。現地受け取り・現地返却で利用可能。レンタル価格の目安：キャンプギアレンタル ¥4,500〜。

シャトル・バス

新宿・名古屋発直行直帰バス（busket販売・¥6,500〜）。沼津・湯河原温泉 万葉の湯へのシャトルも運行。

旅のしおり

事前に1枚にまとめてプリントできる旅のしおりが公開されています。公式サイトを参照してください：https://forest-movie-festival.jp/

運営・チケット情報、サポーターと歴史的背景

イベント名称は「丘の向こうに森の映画祭 2025」。2014年に始まった本フェスは会場に合わせて名称や趣向を変えつつ、これまで離島やサーキット場、公園など多様なロケーションで実施し、累計で1万人以上を動員してきました。今回は「森の映画祭（Forest Movie Festival）」の略称で親しまれている催しの一環です。

主なコンテンツは、長編・短編・インディーズ作品の上映のほか、映画にまつわるコンテンツ、飲食・物販ブース、ワークショップ、特設テントサイトなどが含まれます。会場に設置された3つのステージを移動しながら上映を楽しむ方式は、本イベントの特徴のひとつです。

チケット販売と価格

チケットは複数の販売チャネルで扱われます。Peatixでは一般チケットやグループ、子どもチケットが販売されます。森の映画祭特設Storesサイトやbusket、hinataレンタルでも各種付帯サービスを含む券種が用意されています。

• Peatix：一般チケット ¥14,300、一般グループチケット（4名まで）¥51,200、子どもチケット ¥2,000
• 森の映画祭特設Storesサイト：往復シャトルバス付き場外駐車券 ¥3,000／お子さまと一緒の方専用場内駐車場 ¥3,000
• busket：新宿・名古屋駅発直行直帰バスチケット ¥6,500〜
• hinataレンタル：キャンプギアレンタル ¥4,500〜

これらの料金は予告なく変更される可能性があるため、購入前に公式サイトや販売ページで最新情報の確認が必要です。

サポーター・主催

本イベントを支える主要なサポーターは下記のとおりです。協賛や協力により、会場運営や物販、技術面、広報などさまざまなサポートが行われます。

サポーター

dozo / UP グミ / Cotopaxi®(コトパクシ) / kiyasume / Filmarks(フィルマークス) / 呉工業株式会社 / Coleman / 青葉組株式会社 / 株式会社レントシーバー / ATTHIS

主催

森の映画祭プロジェクト（代表 ちばひなこ / 合同会社あのてこのて）

公式ウェブサイトではタイムテーブルや会場マップ、チケット購入ページへのリンク、旅のしおりのダウンロードなどが提供されています。公式サイトのURLは次の通りです：https://forest-movie-festival.jp/

要点の一覧表（開催情報の整理）

以下の表は、本記事で触れた開催日時、会場、上映作品の構成、チケット情報、サポーター、主催者などの主要項目を整理したものです。現地での動線や準備物の確認、チケット購入前の参照に利用ください。

上記は公開されたタイムテーブルと会場マップの内容に基づいて整理した情報です。イベント当日は会場の天候や運営上の諸事情によりスケジュールが変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトおよびチケット販売ページを確認してください。

本稿では発表された全情報を網羅的に記載しました。タイムテーブルや会場マップの詳細、作品ごとの上映時間、出店やワークショップの実施時間帯などは公式ページにて公表されています。