QBハウスの株主優待がQR化 券売機で無料発券
ベストカレンダー編集部
2025年9月18日 18:37
QBハウス優待QR開始
開催期間:9月18日〜6月30日
QRコードで変わる株主優待の受け取りと利用開始
キュービーネットホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北野 泰男)は、2025年6月期の株主優待である「QB HOUSE 無料ヘアカット券」の利用を開始しました。本プレスリリースは2025年9月18日15時30分に発表されています。
本件では、従来の紙ベースや郵送での利用案内に加え、QRコードを用いたデジタルな優待券配付・利用フローを導入しています。優待券は郵送された案内のQRコードをスマートフォンで読み取りダウンロードし、各店舗に設置された新型券売機で読み込ませてチケットを発券する仕組みです。導入によって不正利用の抑止や利用の利便性向上が期待されます。
発表日と適用対象のタイミング
発表は2025年9月18日ですが、対象となる株主は2025年6月末の株主名簿に記載または記録された当社株式1単元(100株)以上を保有されている株主です。100株〜299株保有で1枚、300株以上保有で2枚が進呈されます。
なお、QRコードや券売機の運用開始は、当社が前期末までに全店へ導入した新型券売機の入替を完了したことにより可能になったものです。QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標であることも明記されています。
導入の背景と技術提供の体制
今回のデジタル優待券配付の仕組みは、eギフトプラットフォーム事業を展開する株式会社ギフティの提供するサービスを活用しています。ギフティはeギフトの発行から流通までを一貫して提供するプラットフォームを国内外で展開しており、今回のようなQRコードベースの優待券配付にも対応しています。
キュービーネットホールディングス側は、新型券売機への設備投資とシステム連携を行い、ギフティのサービスと合わせて導入を実現しました。この組み合わせにより、店舗での券売機読み取り時に不正利用を抑制する仕組みが整いました。
- 技術提供
- 株式会社ギフティ(本社:東京都品川区、代表取締役:太田 睦、鈴木 達哉)がeギフトの配信・管理を担当。
- 導入機器
- キュービーネットホールディングスが新型券売機へ入替え(前期末までに全店導入完了)。
- 商標
- QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標。
この組み合わせにより、従来の郵送案内→紙クーポン、といった手順にデジタルでの取得・店舗端末での認証を組み合わせることが可能になりました。券売機のバーコードリーダーでスマートフォン画面の優待券を読み取って発券する流れが標準となります。
実際の利用手順と利用条件
優待券の取得から店舗での利用までの流れは明確に定められています。株主に対して郵送される「株主ご優待のご案内」に記載されたQRコードを起点に、スマートフォンでの取得と券売機での発券という2段構えの手順です。
利用にあたっては利用期限や利用可能店舗などの条件があるため、店舗来店前に案内の確認が必要です。以下に具体的な手順と注意点をまとめます。
- QRコード読み取り:郵送された「株主ご優待のご案内」にあるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ります。読み取り後、表示される手順に従い優待券(無料ヘアカット券)を入手します。
- 券売機での読み取り:店舗の券売機で「株主優待券をお持ちの方」を選択し、1で取得した優待券を券売機のバーコードリーダーにかざします。
- 発券と提示:画面に表示された「発券」ボタンを押すとチケットが発券されます。自分の順番が来たら発券されたチケットをスタッフへ渡します。
利用期限は2026年6月30日までで、日本国内にあるQB HOUSE全店で利用可能とされています。利用に際しては、郵送された案内に記載された注意事項及び各店舗の案内を確認する必要があります。
店舗での処理は券売機による発券が必須であり、画面上の操作およびバーコード読み取りによる認証が完了しない限り利用できません。これにより、優待券の不正複製や第三者利用の抑止が図られています。
株主優待の対象と今後の予定(2026年6月期を含む)
2025年6月期の優待は前述の通り、2025年6月末名簿に記載または記録された株主が対象です。具体的な保有株数に応じた優待内容は下表のとおりです。
| 保有株数 | 優待内容 |
|---|---|
| 100株〜299株 | 「QB HOUSE 無料ヘアカット券」 1枚 |
| 300株以上 | 「QB HOUSE 無料ヘアカット券」 2枚 |
さらに、プレスリリースには2026年6月期(予定)の優待基準も示されています。2025年12月末および2026年6月末の株主名簿に同一の株主番号で記載または記録されていること、かつ両方の基準日の単元株数・保有期間の条件を満たす必要があります。
2026年6月期の優待内容(予定)は下記の通りです。また、継続保有3年以上の株主に対しては1枚追加される取り扱いが記載されています。
| 保有株数 | 通常の優待枚数 | 3年以上継続保有の場合の優待枚数 |
|---|---|---|
| 100株〜299株 | 1枚 | 2枚 |
| 300株以上 | 2枚 | 3枚 |
有効期間は2026年9月下旬〜2027年6月30日と記載されています。これにより、2026年の優待券は発行時期と使用可能期間が明確に定められていることが分かります。
優待の対象や利用条件に関する詳細は、QB HOUSEの株主優待ページで随時案内されています。参照先のURLは下記のとおりです。
ギフティとQB HOUSEの事業概要
今回のシステム提供を行った株式会社ギフティは、eギフトを中心に事業を展開する企業です。eギフトの発行・販売・流通をワンストップで提供するプラットフォームを持ち、個人向けサービスや法人向けサービス、自治体向けプラットフォームなど幅広く事業を展開しています。
ギフティの主なサービスは個人向けeギフト販売サービス「giftee®」、eギフトやチケットを発行し販売する「eGift System」、法人向けサービス「giftee for Business」、および自治体向けの「e街プラットフォーム®」です。会社情報は以下の通りです。
| 社名 | 株式会社ギフティ |
|---|---|
| 所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田2丁目10−2 東五反田スクエア12階 |
| 設立 | 2010年8月10日(サービス開始:2011年3月) |
| 資本金 | 3,283百万円(2025年6月末時点) |
| 代表者 | 代表取締役 太田 睦、鈴木 達哉 |
| 事業内容 | eギフトプラットフォーム事業の展開 |
QB HOUSEは1996年11月に日本初のヘアカット専門店チェーンとして事業を開始しました。徹底した効率化による短時間・低価格での高品質なヘアカットを提供することを特徴としています。
社内のヘアカットスクール「ロジスカット」は6カ月間で未経験者をプロに育てる仕組みとして評価され、ポーター賞などの受賞歴があります。2025年6月期末時点の店舗数は、国内585店舗、海外139店舗(今年ベトナム、マレーシアへ進出)を合わせて合計724店舗です。
- QB HOUSE 主要情報
- 公式サイト:https://www.qbhouse.co.jp/
- ロジスカット(社内スクール)
- 採用・育成に関する情報は https://qb-recruit.com/ にて提供
まとめと要点整理
ここまでの内容を要点ごとに整理すると、株主優待の配付方法がデジタル化され、QRコードでの取得→券売機での発券という新しい利用フローが導入された点が中心です。対象・枚数・有効期限・提供企業の情報など、プレスリリースに記載された事項を以下の表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年9月18日 15:30 |
| 対象優待 | QB HOUSE 無料ヘアカット券(株主優待) |
| 対象株主(2025年分) | 2025年6月末の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有者 |
| 枚数(2025年分) | 100株〜299株:1枚、300株以上:2枚 |
| 取得方法 | 郵送の案内にあるQRコードをスマホで読み取り、優待券を入手→店舗券売機で読み取り・発券 |
| 利用期限 | 2026年6月30日 |
| 利用可能店舗 | 日本国内のQB HOUSE 全店 |
| システム提供 | 株式会社ギフティのeギフトプラットフォームを利用。券売機は当社が新型機へ入替 |
| 2026年分の予定 | 2025年12月末および2026年6月末の株主名簿に同一の株主番号で記載された株主が対象。通常1〜2枚、継続保有3年以上で1枚追加。有効期間:2026年9月下旬〜2027年6月30日 |
以上がプレスリリースに基づく今回の株主優待デジタル化の主要点です。詳細はQB HOUSEの株主優待ページ(https://www.qbnet.jp/ir/preferential/)および公式サイトで確認できます。
参考リンク: