定山渓 鹿の湯、円形サウナ『円式』が三段化し修羅席登場

定山渓 鹿の湯のサウナ「円式」が三段構えに改修、最上段に“修羅席”が登場

温泉旅館「定山渓 鹿の湯」は、大浴場に設置されたサークル型サウナ『円式』の第一期改修工事を2025年9月19日（金）に完了したと発表しました。発表日時は2025年9月20日13時53分です。今回の改修では座面の増設と老朽部分の補修を行い、安全性を確保しつつ、さらに強度の高いロウリュ体験が可能となる設備改良を図っています。

改修により座席構成が従来の二段から三段へと変更され、最上段と天井の距離を110cmに設定したことから、ロウリュの蒸気を最も受けやすい席、通称「修羅席」が誕生しました。『円式』のサウナ体験はこの改修で新たな段階へ移行しています。

改修の経緯と設計の意図 ― ikiストーブと『修羅席』の狙い

当館は2022年にサウナ施設「サウナ・鹿の蒸」をオープンして以来、多くの利用者に支持されてきましたが、利用頻度の高さに伴い一部の座面や土台に傷みが生じていました。今回の第一期改修では、まずこれら損傷箇所の補修を優先し、施設の安全性を確保しました。

安全性の確保と併せて、より高品質なロウリュ体験の実現を目指し、一部座面の増設を行い三段構えへと改めています。特に最上段は天井までの距離を110cmに設定しており、これは当館が考えるロウリュ浴に最も適した距離としています。

この距離設定は成人男性が座った際、頭頂から拳で約二つ分の高さに相当します。天井までの距離を詰めることで、ikiストーブが発する蒸気が立ち昇る様を全身で受け止めやすくなり、熱と香りの体感が強まります。当館が運営するもう一つのサウナ『段式』で採用している設計と同じ高さで、そこから派生して最上段は「修羅席」と呼ばれるようになりました。

今回の『円式』では、修羅席を2箇所設置しています。利用者は初心者から上級者まで、その日の体調や好みに応じて座る段を選ぶことができるようになっています。

日帰り入浴の利用時間と料金、利用上の注意

改修後の『円式』の運用は、日帰り入浴の時間帯に応じて男女浴場を入れ替える方式を採っています。午前と午後で利用できる浴場が異なるため、訪問前に利用時間と対象が合致するかを確認することが重要です。

以下に、日帰り入浴の営業情報と注意事項を整理します。営業時間は日によって変更される場合があるため、詳細は公式ホームページでの確認が必要です。

• 午前営業
  • 営業時間：6:00～9:30（受付終了 8:30）
  • 利用浴場：サークル型サウナ『円式』は男性側で利用可能
  • 入浴料金：大人 1,000円／小学生 500円（いずれも税込）
  • 備考：フェイスタオル／バスタオルは無料提供
• 午後営業
  • 営業時間：13:00～21:00（受付終了 20:00）
  • 利用浴場：サークル型サウナ『円式』は女性側で利用可能
  • 入浴料金：大人 1,500円／小学生 750円（いずれも税込）
  • 備考：フェイスタオル／バスタオルは無料提供

注意事項

・刺青（入れ墨）、タトゥーのある方の入浴はお断りしています。

・浴場内には階段があります。足のご不自由な方や小さなお子様連れの方はご留意ください。

・お食事、広間のご用意はありません。

営業時間の変動や特別な運用がある場合は、鹿の湯の公式サイトで最新情報を確認してください。関連情報は改修内容の紹介ページにも掲載されています。

施設概要、アクセス、問い合わせ先

定山渓 鹿の湯は札幌市中心部から車で約50分、定山渓温泉 湯の町中央に立地し、国立公園の山々と豊平川を望むことができます。温泉とサウナを備えた宿泊施設として、鹿の湯・花もみじを合わせた宿泊室数や館内施設の情報を以下に示します。

宿泊や滞在に関する基本情報、館内施設の概要、アクセス手段について詳細を記載します。サウナ改修に関する問い合わせは代表番号へ連絡できます。

• 所在地：〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西3-32
• 施設規模：鹿の湯 170室、花もみじ 77室
• 館内施設：卓球ラウンジ、屋外プールなど（滞在を彩る各種施設が中央に集まる）
• アクセス（公共交通機関）：JR札幌駅よりじょうてつバス「湯の町」停留所より徒歩2分（所要約70分）
• アクセス（車）：札幌中心部より国道230号線を定山渓方面へ、所要約50分
• URL：https://shikanoyu.co.jp
• 電話番号：011-598-2311（代表）
• 経営企業：株式会社ホテル鹿の湯

改修工事の完了や運用についての詳細は、公式のニュースページでも確認できます。改修によって安全性を高めるとともに、既存のサウナ体験の品質向上を図っています。

この記事では、定山渓 鹿の湯によるサークル型サウナ『円式』の第一期改修について、改修の背景、設計意図、具体的な変更点、日帰り入浴の運用時間と料金、注意事項、施設概要およびアクセス情報を整理して伝えました。詳細や最新の運用情報は公式サイトの該当ページ（https://shikanoyu.co.jp/shikanoyu/news/1383）で確認できます。