10月4・5日開催｜春日で約5,000個のあんどんが灯る祭り

灯りが織りなす郷土の記憶——春日奴国あんどん祭りの特色と歴史

1977年（昭和52年）に始まった「春日奴国あんどん祭り」は、令和7年（2025年）に第49回を迎える市民祭りです。約5,000個のあんどんが会場内を照らし、古人（いにしえびと）を偲ぶことと郷土愛の醸成を目的に開催されます。あんどんは竹と紙で作られた伝統的な形のものから、自然風庭園に浮かべる「浮きあんどん」、大噴水内を照らす「河状あんどん」まで多彩です。

この祭りは光による「静」の表情と、ステージや飲食ブースによる「動」のにぎわいが同居する構成になっています。市民手作りのあんどんが会場を幻想的に包む時間帯と、オカリナやケーナの演奏、市民ライブ、売店・キッチンカーなどで賑わう時間帯が、それぞれ異なる気配を会場にもたらします。プレスリリース配信日は2025年9月22日13時41分です。

あんどんの種類と役割

祭りで見られるあんどんは主に以下の種類に分けられます。各あんどんの配置や照明演出により、夜間の景観が繊細に演出されます。

市民や小中学生が製作した竹・紙あんどん、庭園に浮かべる浮きあんどん、大噴水内を照らす河状あんどんなどが、おおむね約5,000個配置されます。

• 竹・紙あんどん（市民・小中学生制作）
• 浮きあんどん（自然風庭園）
• 河状あんどん（大噴水内）

10月4日・5日のプログラム詳細と参加案内

祭りは令和7年（2025年）10月4日（土）と5日（日）の2日間にわたって開催されます。イベント全体は昼間の催しから夜の点灯・イルミネーションまで通して楽しめる構成です。雨天の場合の開催可否については、10月2日（木）に春日市民祭り振興会ウェブサイト（http://www.andonmatsuri.com）で告知されます。

以下に、各日の時間帯別プログラムを詳細に示します。時間や内容はプレスリリースに基づくもので、予定は変更される可能性があります。

1日目（令和7年10月4日（土）午後1時～午後8時30分）

初日は午後1時に市民売店が開店し、制作体験や夕刻の点灯式、夜の市民ライブといった流れで進行します。点灯・イルミネーションは午後6時のオープニングセレモニー後に実施されます。

主要なタイムスケジュールは以下の通りです。時間はプレスリリース記載のとおりです。

• 午後1時　市民売店開店
• 午後2時　竹あんどん作り（先着300本・予約なし）
• 午後6時　オープニングセレモニー、点灯式、あんどん点灯、オカリナとケーナの演奏（出演：和田名保子さん）、光と噴水のイルミネーション
• 午後7時30分　市民ライブ開演（わがまち音楽愛好会や市民音楽家による野外ライブ）
• 午後8時30分　あんどん、イルミネーションの消灯

2日目（令和7年10月5日（日）午前10時～午後8時）

2日目は午前10時開始で、春日市商工会による飲食ゾーンの展開やこども縁日広場のオープンなど、家族連れで楽しめる催しが中心になります。日没後にあんどん点灯と噴水のイルミネーションが行われ、午後8時に消灯します。

主要なタイムスケジュールは次のとおりです。縁日広場の各コーナーは景品が無くなり次第終了となる点に注意してください。

• 午前10時　こども広場・商工会ブース・市民売店開店
• 午前10時30分～午後5時（予定）　縁日広場（輪なげ、サイコロゲーム、ヨーヨー釣り、バルーンアート）※景品が無くなり次第終了
• 午後1時　市民ライブ開演
• 午後6時頃（日没後）　あんどん点灯、光と噴水のイルミネーション
• 午後8時　あんどん、イルミネーションの消灯

竹あんどん作りの参加方法と注意点

竹あんどん作りは野球場前中央通路周辺で行われ、予約は不要、先着300本で受け付けます。参加希望者は当日会場で受付を行ってください。用紙やマジックは主催側で用意されています。

A3サイズ程度の用紙に自由に絵や文字を描き、竹あんどん上部に貼る形で制作します。事前に自宅で作成した作品を当日持参して貼り付けることも可能ですが、完成した作品は会場側で展示されるため持ち帰りはできません

1. 参加条件：当日会場での先着順（先着300本）
2. 持ち物：必要に応じて自作用の用紙を持参可（A3相当）
3. 注意事項：作品は持ち帰れません。スタッフの指示に従ってください。