林士平が伝える「企画の眼差し」──宣伝会議の新講座が開講

林士平編講座開講

開催日:9月26日

林士平編講座開講
この講座って誰向けなの?
企画職・編集職を主な対象に、良い作品や商品を届けたいビジネスパーソン全般向けのオンデマンド講座。林氏の実務知を映像で学べ、いつでも受講可能です。
申し込み期間と受講料はどうなってるの?
関連のファンマーケティング講座は申込受付が2025年9月1日〜9月30日、受講期限は申込から6か月。受講料は150,000円(税別、割引適用の表記あり)。

林士平氏が語る「企画の眼差し」──ブレーンクリエイティブライブラリー新講座開講

2025年9月26日16時30分、株式会社宣伝会議(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋 智哉)は、広告クリエイティブ専門誌『ブレーン』がプロデュースするオンデマンド講座シリーズ「ブレーンクリエイティブライブラリー」にて、新講座「クリエイティブライブラリー 林士平編」を開講したと発表しました。

本講座は、『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ダンダダン』『ルックバック』など多数のヒット作にかかわってきた漫画編集者・林士平氏によるもので、漫画編集の現場で培われた実践的な企画力、作家との信頼構築、SNS活用の戦略など、編集者の視点から「良い作品を世に届ける」ための思考とノウハウを学べる内容になっています。講座の詳細は以下の公式ページで確認できます:
https://www.sendenkaigi.com/creative/courses/cl-lin_shihei/

宣伝会議のオンデマンド講座「ブレーンクリエイティブライブラリー林士平編」が開講 画像 2

講座の位置づけと対象

本講座はオンデマンド形式で提供され、企画職・編集職の方をはじめ、「良い作品・商品を届けたい」と考えるすべてのビジネスパーソンに向けて設計されています。林氏の編集観と実務知が映像コンテンツとして保存され、いつでも受講できる点が特長です。

講座では、単なる成功例の紹介ではなく、試行錯誤のプロセス、見極めの方法、世への届け方など、編集の「現場で使える」ノウハウが体系的に示されます。映像化によって、活字や図版だけでは伝わりにくい「肉声」のニュアンスまで継承する狙いが明確に示されています。

宣伝会議のオンデマンド講座「ブレーンクリエイティブライブラリー林士平編」が開講 画像 3

林士平氏の経歴と担当作:編集者としての歩み

林士平氏は2006年に株式会社集英社に入社し、現在は株式会社ミックスグリーン代表取締役であり、「少年ジャンプ+」編集部員として活動しています。編集者としての豊富な実績があり、連載中の担当作品や立ち上げに関わった作品群がその信頼性を支えます。

担当・立ち上げ作品には、以下の主要タイトルが含まれます。これらは講座の文脈でも繰り返し言及され、実例として扱われます。

  • 連載中の担当作品(主なもの):『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ダンダダン』『幼稚園WARS』『ケントゥリア』
  • 過去の立ち上げ作品(主なもの):『青の祓魔師』『この音とまれ!』『ファイアパンチ』『ルックバック』ほか多数

これらの実績を通じて、林氏がどうやって作家と信頼関係を築き、作品の波及力を高めてきたかが講座の中心テーマとなります。

経歴の要点と講座での意義

編集者としてのキャリアの流れとともに、林氏が重視してきた「作家との共同作業」「戦略的トライアンドエラー」「作品ごとの振る舞い方(プロモーションやSNS戦略)」などが、受講者に具体的な行動指針を与えます。

講座は単なる理論化を目的とせず、林氏の実務に即した判断基準や、失敗と成功の分岐点における考え方を映像で伝える構成になっています。

カリキュラム詳細:ヒットを「待つ」ではなく「つくる」ための具体策

講座タイトルにあるとおり、林氏は「ヒットの法則はあるのか?」という問いに対して、「ヒットの法則はない。やれることをやって待つだけだ」という立場を示します。ただし、その中で「やれること」を最大化する方法論が示され、受講者は実務で再現できる手順を学びます。

以下に講座のカリキュラム項目を整理します。各項目は講座内で具体事例や思考プロセスとともに解説されます。

  1. トライアンドエラーの最大化

    読者に何が響くかを検証するため、作家と編集者が共同で戦略的にテストを繰り返す手法が解説されます。失敗からの学び方と修正サイクルの設計が中心です。

  2. 作家に出会い、作品を作る

    才能との出会い方、才能の育て方、作家と仕事をするための信頼関係構築、受け入れてもらうための“パッケージ”づくりについて具体的に扱います。

  3. 波及の方法を考える

    各作品のライフステージに応じて実施すべき施策、タイトルごとの振る舞い、作品にとって最適な編集者の関わり方(“編集者 林士平”の使い方)を解説します。

  4. 夢中で仕事に挑む

    夢中で取り組むことがスキルや習慣を変えていくという心理的・実務的効能について、林氏の実体験を交えて示します。「思い込みで自分をダマす」ことのポジティブな側面も紹介されます。

  5. あえて考える“漫画のヒットを生む法則”とは

    最後に、理論的にヒットを語る際の限界と、現場で有効だった発想法の整理が行われます。明確な方程式ではなく、判断フレームとして役立つ考え方が提示されます。

詳細は講座ページを確認してください:
https://www.sendenkaigi.com/creative/courses/cl-lin_shihei/

現場での実践例とSNS活用の狙い

講座では、林氏が編集者として先進的に取り組んだSNS活用の意図や、その結果としてどのように読者接点が変化したかについても触れられます。単なる宣伝だけでなく、作家と読者をつなぐ設計としてSNSがどう作用したかが解説されます。

また、作家との信頼構築に関する実践的なテクニックや、作品を広げるための外部連携、メディアミックスの起点にするための考え方など、編集業務に直結する要素が具体的に示されます。

ブレーンクリエイティブライブラリーの意義と関連講座

「ブレーンクリエイティブライブラリー」は、優れたクリエイティブを次世代に継承することを目的に創設された講座シリーズです。活字や図版だけで伝えきれない知見・技術を映像で記録し、現在のメディア環境に適した形で配信します。

宣伝会議は、この取り組みにより、クリエイターの肉声に基づくコンテンツを保存・共有することで、未来のクリエイティブ人材育成に寄与する狙いを示しています。登壇するトップクリエイターは約80名に上ります。講座一覧は以下で確認できます:
https://www.sendenkaigi.com/creative/brain-creative-library/

関連講座:ファンマーケティング実践講座の概要

林士平氏の講座と連動して受講可能な「ファンマーケティング実践講座」も開講中です。本講座は、短期的なキャンペーンではない、長期的に顧客をファンに育てるための戦略・クリエイティブ設計を学ぶ内容です。

講師陣には、ミックスグリーン 林士平氏、マツダ 前田育男氏、I-ne 今井新氏、増田セバスチャン氏、SAMURAI 佐藤可士和氏、LIFULL 川嵜鋼平氏など、実務経験豊富な現役クリエイターやディレクター、インハウスデザイナーが参加します。講座のポイントを紹介する動画は宣伝会議の公式YouTubeで公開されています:
https://www.youtube.com/@sendenkaigitv

申込受付期間
2025年9月1日(月)~9月30日(火)
受講期限
申し込みから6か月間
受講形式
オンデマンド形式(いつでもどこからでも受講可能)
申込形式
個人申込、法人申込の両方に対応
受講金額
150,000円(税別)※通常定価の60%OFF
詳細ページ
https://www.sendenkaigi.com/creative/courses/cl-theme_buisinessdesign/

宣伝会議についてと全体のポイント整理

株式会社宣伝会議は1954年に月刊『宣伝会議』を創刊して以来、出版・教育・イベント・アワード・コンサルティングなど多角的な事業を展開しています。発行誌には月刊『宣伝会議』『販促会議』『広報会議』『ブレーン』『環境ビジネス』があり、Webメディア「AdverTimes.」の運営も行っています。

また、年間約10万人が受講する講座・研修を提供しており、今回のブレーンクリエイティブライブラリーは、これまでの蓄積を映像化し、次世代に継承する取り組みとして位置づけられます。本プレスリリースに含まれる関連情報とリンクは以下の通りです。

関連カテゴリ・キーワード

本リリースは主に「雑誌・本・出版物」「漫画・アニメ」に関連し、キーワードとしては「マンガ」「漫画」「編集」が挙げられます。これらは講座内容と受講対象の関心領域を示す指標です。

また、ブレーンクリエイティブライブラリーには約80名のトップクリエイターが登壇予定で、個別の講座でそれぞれの実務知や思考が体系的に学べる構造となっています。

要点の一覧(本記事の内容を表形式で整理)

以下の表は、この記事で取り上げた主要項目をわかりやすく整理したものです。講座概要、カリキュラム、申込期間、受講形式などの重要事項を一覧で示します。

項目 内容
講座名 クリエイティブライブラリー 林士平編(ブレーンクリエイティブライブラリー)
発表日時 2025年9月26日 16時30分
提供者 株式会社宣伝会議(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋 智哉)
講師 林士平(株式会社ミックスグリーン代表取締役、少年ジャンプ+編集部員)
講師の主な担当作 『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ダンダダン』『幼稚園WARS』『ケントゥリア』『青の祓魔師』『この音とまれ!』『ファイアパンチ』『ルックバック』他多数
カリキュラム(主な項目) 1.トライアンドエラーの最大化 2.作家に出会い、作品を作る 3.波及の方法を考える 4.夢中で仕事に挑む 5.あえて考える“漫画のヒットを生む法則”
関連講座 ファンマーケティング実践講座(9月1日~9月30日申込、受講期限:6か月、受講料:150,000円(税別)※通常定価の60%OFF)
受講形式 オンデマンド形式(いつでもどこからでも受講可能)
申込期間(ファンマーケティング) 2025年9月1日(月)~9月30日(火)
関連リンク 林士平編講座
ブレーンクリエイティブライブラリー一覧
ファンマーケティング講座
宣伝会議公式YouTube
発行・運営 宣伝会議(出版、教育、イベント、アワード、コンサルティング等を展開)

以上の表は、本記事で紹介した講座の要点を整理したものです。林氏の現場での実践知を体系化した講座は、企画・編集業務に携わる人材や、作品・商品をより多くの生活者に届けたいと考えるビジネスパーソンにとって有益な学びを提供すると見られます。

参考リンク: