FP40人評価:ペット保険ランキングでSBIが2冠獲得
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 19:27
ペット保険FPランキング発表
開催日:10月1日
FP40人が選んだ結果—SBIペット少額短期保険が2カテゴリで首位に
オリコン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小池 恒)のグループ会社である株式会社oricon MEは、2025年10月1日(水)14時に、ファイナンシャルプランナー(FP)による『ペット保険(FP評価)』『ペット保険 小型犬(FP評価)』『ペット保険 猫(FP評価)』のランキング結果を発表しました。本記事では発表内容を整理し、評価のポイントや調査の概要を丁寧に解説します。
本ランキングは、飼い主が病気やケガで医療機関を利用した際の通院・入院・手術などの医療費を補償する、犬・猫の両方を補償対象とする13商品を対象に、FP40人が評価を行ったものです。発表日は2025年10月1日、調査期間は2025年6月11日から6月27日までで、調査方法はインターネット調査です。
発表の主要ポイント
今回のランキングでは、SBIペット少額短期保険(SBIペット少短のペット保険)が『ペット保険』と『ペット保険 猫』の2カテゴリで総合1位を獲得しました。また、『ペット保険 小型犬』ではペットメディカルサポート / PS保険が2度目の総合1位に輝き、評価項目別でも「保険料」で初の1位となっています。
ランキング結果にはFPからの個別の評価分析も添えられており、評価項目としては「商品内容」「保険料」「保険金・給付金」などが重視されています。以下で各カテゴリの上位入賞商品と具体的な評価ポイントを紹介します。
カテゴリ別の上位と評価ポイント
本章では『ペット保険(総合)』『ペット保険 小型犬』『ペット保険 猫』のそれぞれについて上位商品と、FPによる評価の詳細を紹介します。各商品の評価理由や数値に関する言及も含め、比較できるようにまとめます。
なお、ランクインしている保険商品は2025年10月時点のもので、商品名変更や販売休止の可能性があるため、詳細は各社の公式情報を確認することが推奨されています。
ペット保険(FP評価)—総合1位:SBIペット少額短期保険
『ペット保険(FP評価)』の総合1位はSBIペット少額短期保険/SBIペット少短のペット保険でした。FPによる評価項目別では「商品内容」で1位を獲得し、総合評価を押し上げています。
FPの評価で特に注目されたポイントは以下の通りです。
- 商品内容の充実度:支払限度額以内であれば、保険金の支払い回数や1日あたりの支払額に制限がなく、補償割合や免責金額の組み合わせにより複数のプランを選べる点が高評価でした。
- 選択できるプラン:補償割合は70%または50%、免責金額は0円または7,000円(1日あたり)の4プランを用意している点が差別化要因とされました。
- 加入年齢の広さ:新規申し込みが11歳11か月まで認められている点が高齢のペットを飼う家庭から評価されました(※2025年9月時点)。
- 申請の利便性:保険金請求が5万円未満の場合、LINEでの請求手続きが可能である点が利用者にとって手軽であると評価されました(※2025年9月時点)。
評価項目では「保険料」で4位、「保険金・給付金」で4位となっていますが、総合では商品内容の高さが奏功して首位に立ちました。
ペット保険 小型犬(FP評価)—総合1位:ペットメディカルサポート / PS保険
『ペット保険 小型犬(FP評価)』の総合1位はペットメディカルサポート/PS保険で、これは2度目の総合1位(※2024年5月、2025年10月)となります。評価項目では「保険料」が初めて1位に選ばれました。
FPが評価した主な理由は以下です。
- 保険料のコストパフォーマンス:全体的に割安で、12歳以降に保険料が上がらない仕組みがあり、長生きする小型犬の飼い主にとって安心感がある点。
- 商品内容の手厚さ:年間補償総額が110万円と高く設定されている点が評価されました。犬に関しては年間治療費が猫より高くなる傾向があるため、この補償額は有用と判断されています(※2025年9月時点)。
評価項目別では「商品内容」が2位、「保険金・給付金」が7位という位置づけでしたが、保険料と商品内容の組合せで総合評価を高めました。
ペット保険 猫(FP評価)—総合1位:SBIペット少額短期保険
『ペット保険 猫(FP評価)』では、SBIペット少額短期保険/SBIペット少短のペット保険が2度目の総合1位となりました(※2024年10月、2025年10月)。評価項目別では「商品内容」で初の1位にランクインしています。
評価のポイントは次の通りです。
- 商品内容の評価:1日限度額や年間の限度回数に制限がなく(年間最大補償額は設定)、支払いの柔軟性が評価されました。
- 保険料の競争力:猫の保険料は業界最安水準に近く、その点が高評価につながっています(※2025年9月時点)。
総合2位にはFPC/ペットほけんフィットが入り、「保険料」で1位となっています。総合5位のアニコム損害保険/どうぶつ健保ふぁみりぃは、評価項目別「保険金・給付金」で3度目の1位を獲得しています(※2024年5月、10月、2025年10月)。
評価に参加したファイナンシャルプランナーと調査概要
ランキング評価はファイナンシャルプランナー40人の回答に基づいています。本節では、参加FPの一覧と調査の基本情報を提示します。FPの多様な視点がランキングに反映されています。
調査主体は株式会社oricon ME、回答者数は40人、調査期間は2025年6月11日〜6月27日、調査方法はインターネット調査です。対象商品数は13商品でした。
参加したファイナンシャルプランナー(敬称略・順不同)
- CFP 松浦建二
- 松木FP事務所 松木祐司
- 経済ジャーナリスト/株式会社回遊舎 代表取締役 酒井富士子
- スキラージャパン株式会社 取締役 伊藤亮太
- 横浜FP事務所 代表 平野雅章
- FPエージェンシー 代表 横川由理
- NEO企画代表 長尾義弘
- 株式会社フェリーチェプラン 代表取締役 田中香津奈
- マネーステップオフィス株式会社 代表 加藤梨里
- 黒田尚子FPオフィス 代表 黒田尚子
- エフピーウィング 代表 監物裕一
- FPラウンジ 代表 豊田眞弓
- 合同会社リーフ 代表 二宮清子
- ファイナンシャル・クリニック 代表 平田浩章
- フェリースライフ 代表 古川悦子
- 佐藤FPオフィス 代表 佐藤友美
- ファイナンシャルプランナー 山口京子
- 平野FP事務所 代表 平野 敦之
- 株式会社 生活設計塾クルー 取締役 浅田里花
- NPO法人ら・し・さ 理事 髙井豪
- ファイナンシャルプランナー(CFP)/金融ライター 佐久間翠
- 株式会社サイコノミスト 代表取締役 山田悠記
- ファイナンシャルプランナー 内田純子
- ファイナンシャルプランナー 椿慧理
- 織瀬ゆり(ファイナンシャルプランナー 白倉友里恵)
- ファイナンシャルプランナー 杉浦直樹
- ファイナンシャルプランナー 吉田敦子
- ファイナンシャルプランナー(CFP®) 續恵美子
- ファイナンシャルプランナー(AFP) 大岩楓
- 群馬FP事務所 松田聡子
- ファイナンシャルプランナー(AFP) 円城美由紀
- ファイナンシャルプランナー 渡部宏梓
- ファイナンシャルプランナー 松本香奈美
- ファイナンシャルプランナー 証券外務員 石坂貴史
- ファイナンシャルプランナー 吉田明
- ファイナンシャルプランナー 鳥谷威
- ファイナンシャルプランナー 木内菜穂子
- ファイナンシャルプランナー 平川卓弥
- 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 髙木悦子
- ファイナンシャルプランナー 飯田大雅
※調査対象商品に対し、全てのFPが全項目に回答しているわけではありません。
- ランキング発表日
- 2025年10月1日(発表時刻:14時00分)
- 調査主体
- 株式会社oricon ME(オリコン株式会社のグループ会社)
- 調査方法・期間
- インターネット調査/2025年6月11日〜2025年6月27日
- 回答者数
- ファイナンシャルプランナー40人
- 調査商品数
- 13商品(2025年10月時点)
- 関連URL
- https://life.oricon.co.jp/
記事の要点整理とランキングのまとめ
ここまで紹介した発表内容を整理すると、SBIペット少額短期保険が総合で強い評価を受けており、特に商品内容の柔軟性や加入年齢の広さ、保険金請求の利便性が評価を押し上げています。一方で、ペットメディカルサポート/PS保険は小型犬向けに保険料の面で高い評価を受け、年間補償額の手厚さが評価の理由とされています。
以下の表は、本記事で取り上げた主要事項をわかりやすく整理したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | オリコン株式会社(グループ会社:株式会社oricon ME) |
| 発表日時 | 2025年10月1日(水)14時00分 |
| 調査期間 | 2025年6月11日〜2025年6月27日(インターネット調査) |
| 回答者数 | ファイナンシャルプランナー40人 |
| 評価対象 | 13商品(犬・猫を補償対象とするペット保険) |
| 総合1位(ペット保険/ペット保険 猫) | SBIペット少額短期保険/SBIペット少短のペット保険(商品内容が高評価) |
| 総合1位(ペット保険 小型犬) | ペットメディカルサポート/PS保険(保険料・年間補償総額が高評価) |
| 主な評価ポイント | 商品内容(プランの多様性、支払い条件)、保険料の水準、保険金・給付金の支払条件、請求手続きの利便性等 |
| 備考 | 商品名・販売状況は2025年10月時点の情報。商品名変更や販売休止の可能性あり。 |
本ランキングは、FPの専門的視点を通じて保険商品の比較材料を提供しています。飼い主が実際に選ぶ際には、補償割合や免責額、加入年齢や保険料、そして実際の支払い条件や請求手続きの利便性など、個々のニーズに合致するポイントを重視して各社の最新情報を確認することが重要です。
調査結果の詳細や各社の最新情報は、発表元(オリコンの生活関連サイト)で確認できます(https://life.oricon.co.jp/rank_pet/#2)。
参考リンク: