11/2開催:ケリング「ウーマン・イン・モーション」トーク 登壇者と申込方法

ウーマン・イン・モーション講演

開催日:11月2日

ウーマン・イン・モーション講演
申し込みってどうやるの?
申込は映画祭公式サイトで2025年10月1日(水)16:00から受け付けます。入場無料で定員30名、応募多数の場合は抽選。詳細はTIFF公式ページで確認してください。
登壇者は誰?どんな内容なの?
是枝裕和のオープニングに続き、高畑充希・中島健人・デブラ・ゼイン・福間美由紀が登壇。キャスティングの重要性を軸に特別上映と討論を行い、日英同時通訳あり。

ケリングの「ウーマン・イン・モーション」トークが東京国際映画祭で開催:日程・会場・申込詳細

グローバル・ラグジュアリー・グループのケリングは、ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークを第38回東京国際映画祭の公式プログラムとして開催すると発表しました。開催日は2025年11月2日(日)、会場はTOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン2(〒東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)で、開演は13:30、終演は16:45(予定)です。

入場は無料ですが、事前申込が必要で、募集人数は30名です。申込は映画祭公式サイト(https://2025.tiff-jp.net/news/ja/?p=66762)で受け付けられ、申込受付は2025年10月1日(水)16:00より開始します。申込多数の場合は抽選となります。言語は日本語・英語で、日英同時通訳が提供されます。

プログラム枠と会場案内

本トークは東京国際映画祭の公式プログラム内の「TIFFスペシャルトークセッション」として位置づけられます。会場は大型スクリーンを備えたシネマコンプレックス内のスクリーン2で、映画上映とトークを併せて実施する構成です。

会場のアクセスや座席数などの詳細は映画祭公式ページを参照してください。申込はオンラインで行い、応募多数の場合は抽選による入場者選定が行われます。

今回のトークの焦点:キャスティングの重要性と特別上映

本年はケリング「ウーマン・イン・モーション」創設から10周年にあたります(2015年創設)。第38回東京国際映画祭における同プログラムは、特にキャスティングの重要性に焦点を当てて企画されています。背景には、翌年3月に行われる第98回アカデミー賞に新設される予定の「キャスティング賞」があり、映画制作におけるキャスティングの役割を再評価する機会と位置づけられています。

トークに先立ち、伝説的なキャスティング・ディレクターであるマリオン・ドハティの功績を紹介する映画、『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』(監督:トム・ドナヒュー)が特別上映されます。本作は、キャスティング職務の歴史的意義と影響を映像で伝える作品です。

登壇者と特別上映の関係性

今回のトークでは、ハリウッドを代表するキャスティングの専門家と、日本国内で映画・舞台・国際共同制作に携わる実務者・俳優が一堂に会し、実務と表現の両面からキャスティングをめぐる議論を展開します。特別上映は、その議論に先立ち、歴史的文脈と具体例を観客に示す役割を果たします。

また、トーク全体は映画監督の是枝裕和によるオープニングスピーチで幕を開ける予定です。

登壇者紹介:それぞれの立場から映画を語る顔ぶれ

登壇者は、俳優・監督・キャスティング・プロデューサーと多様な職能を代表する面々で構成されています。左から:高畑充希中島健人デブラ・ゼイン福間美由紀という写真キャプションの表記も発表資料に含まれています。

ファシリテーターは映画ジャーナリストの立田敦子、オープニングスピーチは是枝裕和監督が担当します。以下に登壇者のプロフィールを要点ごとに整理します。

高畑充希(俳優)

経歴・主な出演
2005年にミュージカルでデビューし、07年からは『ピーターパン』で長期にわたり主演。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13)で注目を集め、2016年には「とと姉ちゃん」でヒロインを務めた。映画では『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
近年の活動
映画『怪物』(23)、『ゴールデンカムイ』(24)、『国宝』(25)、大河ドラマ「光る君へ」(24)、Prime Videoドラマ「1122 いいふうふ」(24)、映画『ウィキッド ふたりの魔女』(25 日本語吹替)、ミュージカル『ウェイトレス』(25)など。10月10日に映画『秒速5センチメートル』の公開を控え、デビュー20周年を迎えた音楽プロジェクトも進行中。

中島健人(俳優・アーティスト)

経歴・主な出演
1994年東京都出身。2008年にドラマデビュー、2011年にアイドルグループ「Sexy Zone」としてデビュー。映画初主演は『銀の匙 Silver Spoon』(14)。近作にNetflix映画『桜のような僕の恋人』(22)などがある。
近年の動向
2024年にSexy Zoneを卒業し、俳優・アーティストとして活動を再編。Huluオリジナル『コンコルディア/Concordia』(23)では全編英語セリフで演技に挑戦するなど、国内外での活動領域を拡大している。

デブラ・ゼイン(キャスティング・ディレクター)

経歴・主な作品
米国フロリダ州マイアミ出身。サラ・ローレンス大学で学び、約30年にわたってキャスティング・ディレクターとして活躍。手がけた長編映画には『アメリカン・ビューティー』(99)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)、『ドリームガールズ』(06)、「オーシャンズ」シリーズ(01〜)、「猿の惑星」シリーズ(11〜)、「ハンガー・ゲーム」シリーズ(12〜)などがある。
受賞・ノミネート
CSA(キャスティング協会)主催のArtios賞に21回ノミネート、4回受賞。近作や控えの作品として『トロン:アレス』(25)、『The Hunger Games: Sunrise on the Reaping』(原題、26)などがある。

福間美由紀(プロデューサー)

経歴・主な制作
島根県出身。東京大学大学院修了後のジュネーヴ留学などを経て映像制作に携わる。2014年より是枝裕和監督の「分福」に参加し、企画・製作・海外展開に従事。主な作品に『十年 Ten Years Japan』(18)、『真実』(19)、『ベイビー・ブローカー』(22)、Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』(25)、『遠い山なみの光』(25)など。
国際共同制作の経験
国内外のプロデューサーや監督と連携した国際共同製作に豊富な実績があり、カンヌ国際映画祭など国際映画祭で評価される作品の制作に寄与している。

ケリング「ウーマン・イン・モーション」と関連団体の取り組み

ウーマン・イン・モーションは、2015年にケリングが創設したプログラムで、カメラの前後で活躍する女性たちに光を当てることを目的としています。創設以降、写真や映像を含む芸術分野に活動を拡張し、トークやアワード、支援プログラムを通じて女性の創造性と機会を支援してきました。

日本では2017年から同トークが開催され、これまでに16名の映画・テレビ業界関係者が登壇してきました。東京国際映画祭でのこれまでの登壇者には、寺島しのぶ、蜷川実花、スプツニ子!、是枝裕和、松岡茉優、ペ・ドゥナ、水川あさみ、鷲尾賀代、菊地凛子、磯村勇斗、岡野真紀子らが含まれます。今回で東京国際映画祭における開催は5回目となります。

CSA(キャスティング協会)について

CSA(Casting Society of America)は、キャスティングの専門家をつなぐ国際的なリソースであり、キャスティング・ディレクター、アソシエイト・キャスティング・ディレクター、キャスティング・プロデューサーなどの専門職の認知向上を目的に活動しています。世界各地に拠点を持ち、1,200名以上のキャスティング専門家が所属しています。

CSAは業界におけるベストプラクティスの共有やチャリティ活動、情報提供を通じて会員を支援しており、今回のデブラ・ゼインの来日は、CSAによる国際的な専門性の交流の一例です。

東京国際映画祭(TIFF)とケリングの関係

第38回を迎える東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭で、1985年の創設以来、アジアを代表する国際映画祭としての地位を築いてきました。TIFFは男女平等推進活動の国際的枠組みである「Collectif 50/50」に賛同しており、映画祭としての文化的責務を果たす取り組みを継続しています。

ケリングは10周年の年にあたり、ウーマン・イン・モーションとしての10年間のコミットメントを振り返りつつ、このトークを通じて対話と具体的支援の継続を示す場を提供します。

イベント要点の整理とまとめ

以下の表は、本トークの主要情報と登壇者・プログラムの要点を整理したものです。参加申し込みや詳細確認は映画祭公式ページを参照してください。

項目 内容
プログラム名 TIFFスペシャルトークセッション ケリング「ウーマン・イン・モーション」
開催日時 2025年11月2日(日)13:30開演、16:45終演(予定)
会場 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン2(東京都港区六本木6-10-2)
特別上映 『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』(監督:トム・ドナヒュー)
登壇者(予定) 高畑充希(俳優)、中島健人(俳優・アーティスト)、デブラ・ゼイン(キャスティング・ディレクター)、福間美由紀(プロデューサー)、是枝裕和(映画監督)
ファシリテーター 立田敦子(映画ジャーナリスト)
言語 日本語・英語(日英同時通訳あり)
入場料 無料(事前申込制)
申込方法 映画祭公式サイト(https://2025.tiff-jp.net/news/ja/?p=66762)にて申込。受付開始:2025年10月1日(水)16:00。定員30名、抽選の場合あり。
主催・関連 ケリング(Kering)/東京国際映画祭(TIFF)/CSA関連協力

この記事では、ケリングの「ウーマン・イン・モーション」トークの開催概要から登壇者のプロフィール、トークの主題であるキャスティングの重要性、及び関連する組織の取り組みまでを整理して伝えた。参加希望者は所定の申込期間と公式ページの案内に従って手続きを行う必要がある。

参考リンク:ケリング「ウーマン・イン・モーション」公式ページ(https://www.kering.com/jp/group/kering-for-women/women-in-motion/)。

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