10月15日開始 OMO5熊本で夜の太鼓と球磨焼酎体験
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 20:38
鼓響く城下マチの宴
開催日:10月15日
城下町の夜に新しい息吹をもたらす「鼓響く城下マチの宴」
星野リゾートが運営する「OMO5熊本 by 星野リゾート」は、2025年10月15日から通年で夜の新イベント「鼓響く城下マチの宴」を開始します。本プレスリリースは、星野リゾート発表(2025年10月1日 15:00)によるもので、城下町の夜を単に眺めるだけで終わらせない滞在体験を提供することを目的としています。
背景には、熊本城の昼間の高い集客力(令和6年(2024年)熊本市観光統計で約140万人)に対して、滞在や宿泊、周遊を促すナイトエコノミーの不足があるとされています。OMO5熊本では、夕方以降に到着する観光客などが熊本城の夜間体験を十分に得られないという課題に対応するため、太鼓演奏や球磨焼酎の提供を中核にした夜のプログラムを整備しました。
開催概要の詳細
イベントはホテル内パブリックスペース「OMOベース」を会場に、夜間の城下町の余韻を演出するものです。開始日は2025年10月15日、通年開催となり、時間は毎晩20:00〜22:30(ラストオーダー22:00)。入場は無料ですが、OMOカフェ&バルの飲食メニューは有料です。宿泊者が対象で、予約は不要となっています。
以下に主要な開催情報をまとめます。時間や対象、料金などはプレスリリースに基づく公式情報です。
- 期間:2025年10月15日〜通年
- 時間:20:00〜22:30(22:00ラストオーダー)
- 場所:OMOベース(ホテル内パブリックスペース)
- 料金:入場無料(飲食は有料)
- 対象:宿泊者
- 予約:不要
- 含まれるもの:球磨焼酎の前割焼酎の提供
三つの柱で構成される体験:太鼓、空間演出、球磨焼酎
「鼓響く城下マチの宴」は、現代的にアレンジした太鼓演奏、熊本城ゆかりの意匠を配した空間演出、そして球磨焼酎を中心とした飲食提供という三つの要素で構成されます。これらが組み合わさることで、熊本城を眺めるだけではない“城下町の夜”の新たな魅力を提示します。
本取り組みは、全国のOMOで展開している夜のイベント「ローカルリズムナイト」の一環に位置づけられており、各地のローカルな雰囲気をホテル滞在中に体感できる企画群の一部です(ローカルリズムナイト特設ページ:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/sp/localrhythmnight/)。
太鼓演奏:城下町の賑わいを音で表現
ハイライトは、かつて城で合図として用いられた太鼓をモチーフに、現代風にアレンジしたOMO5熊本限定の演奏です。地元の若手演奏家による力強くスタイリッシュな響きは、非日常的な空間を生み出し、訪れた人々が自然と集う賑わいを演出します。
協力演奏団体は以下の通りです。演奏は地域で活躍するチームによるもので、熊本らしさと創作性を兼ね備えています。
- 音屋〜Oto-ya〜:2022年4月結成の音楽ユニット。太鼓や篠笛、ダンスを取り入れた個性豊かな演奏で、熊本を拠点に国内外で活動。
- 和太鼓輝-HIKARI-:熊本市を拠点に活動する創作和太鼓チーム。熊本城や城彩苑での演奏経験が豊富で、祭りや文化イベントにも多数出演。
空間演出:熊本城ゆかりの意匠と石灯り
パブリックスペース「OMOベース」では、熊本城を想起させる和の装飾を配し、城下町の賑わいを夜に再現します。蛇の目紋や九曜紋をあしらったのれん、地図石、そして震災で瓦礫となった瓦を用いた灯りなど、歴史的な要素を現代のデザインに織り込んだ演出です。
石灯りは柔らかく揺れ、凸凹テラス周辺に独特の雰囲気を作り出します。これにより、城の存在を感じながら夜の時間を落ち着いて過ごせる空間設計がなされています。
- 蛇の目紋
- 熊本城を築城した加藤清正の家紋。
- 九曜紋
- 肥後藩城主細川家の家紋。
球磨焼酎体験:前割とペアリングで初心者にも親切に
飲食面では、九州伝統の「前割焼酎」を中心に据え、27蔵から選抜した球磨焼酎を提供します。「前割焼酎」は前日から割り水することでまろやかになる特徴があり、飲みやすさを重視した形で振る舞います。酒器は熊本伝統の「ガラ」(とっくり)や「チョク」(おちょこ)を用いる予定です。
OMOカフェ&バルでは、焼酎初心者のためにペアリングメニューも用意。たとえば、フルーティーな「鳥飼」には抹茶と柑橘を組み合わせたサンデーを合わせる例や、地元バー監修のカクテルには熊本郷土菓子「いきなり団子」から着想を得たサンデーを合わせるなど、地域の味わいを夜のデザートとともに楽しめる工夫が盛り込まれます。
- 球磨焼酎(定義)
- 熊本県球磨地方で、米を原料に地域の地下水で製造・蒸留・瓶詰した焼酎。
- ガラ/チョク
- ガラはとっくり、チョクはおちょこの呼称。
- いきなり団子
- さつまいもと粒あんを小麦粉の生地で包んで蒸した熊本の郷土菓子。
OMO5熊本の位置づけとアクセス情報
OMO5熊本は、2023年4月25日に開業したOMOブランドの14施設目にあたるホテルです。「わさラッシュ!城下マチ」をコンセプトに、街全体をひとつのリゾートとして捉え、熊本の街をディープに楽しむ滞在を提案しています。ホテルは下通・上通商店街に近接する立地です。
OMOブランド全体としては全国に16施設を展開しており、2025-26冬には「OMO5横浜馬車道」、2026年春には「OMO7横浜」の開業を予定しています。OMOの基本コンセプトは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」で、ホテルに戻ってから寝るまでの時間にも街の魅力を感じられる演出を行う点が特徴です。
施設情報と連絡先
OMO5熊本の具体的な施設情報は以下の通りです。宿泊を伴う来訪を想定する際の基本情報として整理しています。
- 所在地:〒860-0808 熊本県熊本市中央区手取本町5-1
- 電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
- 客室数:160室
- チェックイン/チェックアウト:15:00/11:00
- 宿泊料金:1泊18,000円〜(税込、食事別)
- アクセス:熊本市電「通町筋」電停・「通町筋」バス停すぐ。阿蘇くまもと空港から車で約30分。
- 公式URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5kumamoto/
夜のイベント「ローカルリズムナイト」は2024年から開始しているOMO共通の取り組みで、各地ごとに街から得たインスピレーションを空間演出や文化体験、飲食で表現するプログラムです。詳細は特設ページで確認できます(https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/sp/localrhythmnight/)。
要点整理(表)と締めくくり
以下の表は、本記事で取り上げた「鼓響く城下マチの宴」に関する主要事項を整理したものです。期間や参加条件、提供内容、会場情報、協力団体などプレスリリースに記載された情報を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 鼓響く城下マチの宴(OMO5熊本 by 星野リゾート) |
| 発表元・日時 | 星野リゾート(2025年10月1日 15:00発表) |
| 開催期間 | 2025年10月15日〜通年 |
| 開催時間 | 20:00〜22:30(22:00ラストオーダー) |
| 会場 | OMOベース(OMO5熊本内パブリックスペース) |
| 料金 | 入場無料(OMOカフェ&バルの飲食は有料) |
| 対象・予約 | 宿泊者対象、予約不要 |
| 含まれるもの | 球磨焼酎の前割焼酎の提供(27蔵から選抜) |
| 演奏協力 | 音屋〜Oto-ya〜、和太鼓輝-HIKARI- |
| 空間演出 | 蛇の目紋・九曜紋ののれん、地図石、震災瓦を用いた石灯り等 |
| 飲食の特徴 | 前割焼酎の提供、ガラ・チョクでの提供、焼酎とスイーツ等のペアリング |
| ホテル所在地・連絡先 | 〒860-0808 熊本県熊本市中央区手取本町5-1/050-3134-8095 |
| 客室数・料金等 | 客室数160室、チェックイン15:00/チェックアウト11:00、宿泊料金1泊18,000円〜(税込み、食事別) |
| アクセス | 熊本市電「通町筋」電停・バス停すぐ、空港から車で約30分 |
| 関連URL | OMO5熊本:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5kumamoto/ / ローカルリズムナイト:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/sp/localrhythmnight/ |
本記事は、プレスリリースに記載された情報を基に、開催趣旨、具体的なプログラム構成、会場・宿泊に関する基本情報までを整理して伝えています。城下町の夜の時間帯に焦点を当てた新たな滞在体験として、太鼓の演奏と熊本城ゆかりの意匠、球磨焼酎を通じた地元文化の提示が主軸となる点が本イベントの特徴です。