survoxが150契約を突破 2.2万組の声を可視化
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 21:33
survox 150契約突破
開催日:10月1日
変わりゆく結婚式市場と「声」を活かす必要性
少子化やライフスタイルの多様化、SNSを中心とした情報収集の普及により、カップルが求める結婚式の形は急速に変化している。こうした状況下で、結婚式場や関連事業者には単に式を提供するだけでなく、カップル一人ひとりの価値観や期待を正確に把握して応えることが求められている。
同時に、ウエディング業界では人材不足や業務効率化の課題が顕在化しており、現場の声を体系的に収集・分析してサービス改善につなげる仕組みが重要になってきた。株式会社ウエディングパークはこうした市場の課題に対応するため、ウエディング業界向け顧客インサイト可視化ツール「survox(サーヴォックス)」を提供している。
- 背景にある主な変化
- ・カップルの価値観の多様化と「自分たちらしさ」の重視
- ・SNS・クチコミの台頭による情報流通の変化
- ・人手不足と業務効率化の必要性
この章では、なぜ顧客や現場の「声」をデータ化する必要があるのか、その社会的背景と業界内の課題を整理した。
survoxが提供する主要機能と導入による効果
survoxはウエディング業界に特化した顧客インサイト可視化ツールであり、CX(顧客体験)やEX(従業員体験)の向上を目的に設計されている。主に3つの機能を軸に、式場運営・スタッフ育成・マーケティング施策の改善を支援する。
以下では各機能の内容と機能間の連携がもたらす具体的な改善点を説明する。
1. サーベイ(アンケート)機能:カップルの声を定量化する
ブライダルフェアから結婚式当日まで、シーンに応じた設計でカップルの本音を引き出すサーベイ機能を備える。収集した自社データは全国平均と比較でき、潜在的ニーズや改善ポイントを可視化することが可能だ。
この機能により、フェアの成約率改善、顧客単価向上、トラブル予防など、具体的な施策へと結びつけることができる。2022年5月に実施した社内調査(Wedding Park公式Instagramフォロワー412人を対象)でも、準備段階から式場に意見を伝えたいというニーズが確認されている。
2. 議事録・要約機能:接客内容のブラックボックス化を解消
式場スタッフとカップルの接客音声を録音し、ウエディング仕様にカスタマイズした生成AIで自動的に文字起こしと要約を行う。出力は「来館動機」「見積もりの印象」「カップル情報」など、接客に即した項目で整理される。
この仕組みにより、現場でのやりとりが可視化され、スタッフ育成やサービス改善に直結する。さらに、サーベイ情報と連携させることで接客内容と満足度の照合が可能となり、改善サイクルを速める。
3. おもレビAI(生成AIを活用した育成支援機能)
「おもてなし × レビュー × AI」をコンセプトとする「おもレビAI」は、接客音声から自動でシナリオを生成し、トッププレイヤーの模範シナリオと比較してAIが個別にフィードバックを行う機能である。
この機能はプランナーの接客品質を標準化し、属人的になりがちなスキルの底上げを図る。接客スキル向上は顧客満足度の向上や成約率改善にもつながる。なお「おもレビAI」は追加オプションとして提供される。
| 機能 | 目的 | 導入効果の例 |
|---|---|---|
| サーベイ機能 | カップルの声の定量化 | 成約率改善、顧客単価向上、トラブル予防 |
| 議事録・要約機能 | 接客の可視化と育成支援 | 現場のブラックボックス解消、スタッフ育成 |
| おもレビAI(オプション) | プランナー育成の標準化 | 接客品質の向上、成約率改善 |
導入状況と導入企業の声
株式会社ウエディングパークによれば、survoxは2025年10月時点で全国150契約を超え、累計2.2万組以上のカップルの声を収集している。バーティカルSaaSとして現場の声の回収・分析・可視化をワンストップで支援する仕組みが評価され、導入が進んでいるという。
本章では、導入先からの実際の声や効果の実例を整理する。
- 「成約率や売上が評価の軸になっていたが、survox導入でプロセスやお客様視点を重視する評価に変わり、プランナーのモチベーションが向上した」
- 「お客様のリアルな声を元に接客対策を練りやすくなり、プランナーがスキル向上に積極的に取り組むようになった」
- 「スタッフの成長を促す教材としてsurvoxが機能している。フィードバックのサイクルがNPSスコアの向上にも繋がっている」
これらの声は、サーベイや議事録機能を日常業務に組み込み、収集したデータを実際の評価や教育に反映させる運用の成果として示されている。
責任者のコメント、会社情報とまとめ
survoxの責任者である株式会社ウエディングパーク バリューデベロップメント本部 本部長 小笠真也(おがさ しんや)は、同サービスの役割についてコメントしている。小笠はアカウントプランナーとして関西エリアのクライアント支援を経て、2016年に大阪営業所長、のちにアドテク本部(現デジタルマーケティング本部)の営業責任者を務めた。2021年よりDX推進室の責任者、2024年より現職となっている。
小笠のコメントは、survoxの導入が150契約を超えたことを通じて「声を活かすこと」の価値が広がりつつある点を指摘している。また「おもレビAI」によるプランナー育成への踏み込みについても触れ、接客スキルの標準化や成約率向上を目指す姿勢を示している。
会社概要と運営メディア
株式会社ウエディングパークは1999年9月に創業。経営理念は「結婚を、もっと幸せにしよう。」で、ビジョンに「21世紀を代表するブライダル会社を創る」を掲げる。デジタル×ウエディングを軸に事業を展開し、2004年には日本で初の結婚式場クチコミ情報サイト「Wedding Park」を開始した。
主な会社情報は以下のとおりである。
- 所在地
- 東京都港区南青山3丁目11-13 新青山東急ビル6F
- 設立
- 1999年9月
- 資本金
- 2億3198万円
- 代表者
- 代表取締役社長 日紫喜 誠吾
- 事業内容
- ウエディング情報サービス事業(デジタルマーケティング、DX支援、教育事業等)
- コーポレートサイト
- https://www.weddingpark.co.jp
運営メディアと関連サイト
ウエディングパークが運営する主要メディアは複数あり、各専門領域で情報提供を行っている。以下が運営メディアの一覧である。
- Wedding Park(結婚準備クチコミ情報サイト): https://www.weddingpark.net
- Wedding Park海外(海外・リゾートウエディング): https://foreign.weddingpark.net
- Photorait(フォトウエディング・前撮り): https://www.photorait.net
- Ringraph(婚約・結婚指輪のクチコミ): https://ringraph.weddingpark.net
- 結婚あした研究所 by Wedding Park(結婚の“今”と“未来”を考えるメディア): https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp
お問い合わせ先と補足情報
本プレスリリースに関する問い合わせ先として、広報担当(西村/瀬川/飛田/宮﨑/鈴木)が記載されており、連絡先メールアドレスは pr_wp@weddingpark.co.jp である。プレスリリース内で使用された画像ファイルはダウンロード可能となっている。
また、関連するキーワードとして「DX」「ウェディング」「ブライダル」「CX」「顧客体験価値」「おもてなしオートメーション」「saas」「人材育成」などが挙げられている。カテゴリは「ネットサービス」「恋愛・結婚」、タイプは「商品サービス」である。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ウエディングパーク |
| 発表日時 | 2025年10月1日 16:00 |
| 製品名 | survox(サーヴォックス) |
| 導入実績 | 全国150契約超(2025年10月時点) |
| 収集データ件数 | 累計2.2万組以上のカップルの声 |
| 主要機能 | サーベイ機能、議事録・要約機能、おもレビAI(オプション) |
| 調査例 | 2022年5月 Wedding Park公式Instagramフォロワー412人を対象の調査 |
| オプション | おもレビAI(生成AIによる育成支援) |
| 連絡先(広報) | pr_wp@weddingpark.co.jp(西村/瀬川/飛田/宮﨑/鈴木) |
| 所在地 | 東京都港区南青山3丁目11-13 新青山東急ビル6F |
| 設立 | 1999年9月 |
| 資本金 | 2億3198万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 日紫喜誠吾 |
| コーポレートサイト | https://www.weddingpark.co.jp |
以上を整理すると、survoxはウエディング業界特有の接客・運営課題に対して、顧客の声を収集して可視化し、接客の記録と育成支援を組み合わせることで、サービス品質向上と業務効率化の両立を目指すツールである。導入実績は2025年10月時点で150契約を超え、累計2.2万組以上のカップルデータを蓄積している点がその利用実績を裏付ける情報として示されている。