レディ プレミエ登場 ブライトリングの新たな女性像
ベストカレンダー編集部
2025年10月2日 06:00
レディ プレミエ発表
開催日:10月1日
レディ プレミエ──過去と現在をつなぐ新たなエレガンス
ブライトリング・ジャパン株式会社は、2025年10月1日21時10分に、1940年代の『プレミエ ファンタジー(Premier Fantaisies)』から着想を得た新作コレクション「レディ プレミエ(Lady Premier)」を発表しました。本稿では発表資料の全文をもとに、本作のデザイン背景、仕様、素材やブランドの取り組みまでを詳細に整理してお届けします。
レディ プレミエは、彫刻的なフォルム、華やかな色彩、流れるように配されたダイヤモンド、そしてグラデーション仕上げを特徴とし、しなやかな自信と型にとらわれない感性を体現するコレクションです。デザインは過去のアーカイブを現代的に再解釈し、ドレスウォッチとしての品格を受け継ぎつつ新たな美学を提示しています。
歴史的背景とデザインの系譜
懐中時計が主流だった時代に、女性たちがいち早く腕時計を取り入れたことがブライトリングの女性用コレクションの起点となっています。1940年代にウィリー・ブライトリングが発表したプレミエは、クロノグラフを精密機器からスタイル表現へと昇華させたシリーズであり、そのころには女性のために設計された初期のクロノグラフのひとつも誕生しました。
その後の時代を通じて、ブライトリングの時計は自信と魅力にあふれる女性たちの腕元を飾り続けています。1960年代のスパイ映画『空から赤いバラ』でラクエル・ウェルチが着用した事例などもあり、ブランドの女性像は文化的な影響力を持ち続けています。発表ではウィリーの言葉も引用され、『女性が腕時計を身に着けるとき、その人のパーソナリティが魔法のように引き出される』とされています。
1980年代の『レディ-J(Lady-J)』『ウィングス レディ(Wings Lady)』といった呼び名に通じるクラシックなネーミングを採用しながら、レディ プレミエはより現代的な『モダンレトロ』として再構築されています。
造形と仕上げ:細部が描く新しい表現
レディ プレミエの外観は、楕円形のケース、前衛的なラグデザイン、そしてケースとブレスレットの一体感に重点が置かれています。文字盤とストラップにはグラデーション仕上げが採用され、ダイヤルはシルクのようにきらめくサテン・ソレイユと円形ブラッシュの組み合わせで奥行きを生んでいます。
ラグからベゼルにかけて有機的に流れるダイヤモンドライン、ミニマルなアラビア数字、ロザンジュ型の針、彫刻的なリューズなど、ジュエリーのような存在感を意図したディテールが随所に配されています。こうした要素は、動きに合わせて光をとらえ、着用者の動作に呼応する表情を作り出します。
デザイン責任者の言葉
ブライトリングのプロダクトデザイン責任者パブロ・ウィドマーは、「私たちのシグネチャースタイルは『モダンレトロ』です。感情を揺さぶるアーカイブデザインを出発点に、カーブや仕上げ、色調をアップデートすることで、今の時代にふさわしい1本へと仕上げました」と述べています。
また、ブランドCEOジョージ・カーンは「レディ プレミエは、エレガンスを新たに解釈したタイムピース。自信にあふれ、フェミニンで、個性豊かな女性のための時計です」と説明しており、ウィメンズコレクションのさらなる充実を意図した位置づけであることが示されています。
ラインナップとムーブメント、技術仕様
レディ プレミエは主に2つのサイズラインで展開され、素材やダイヤル、ストラップの組み合わせにより多様な表情を持ちます。搭載ムーブメントは自動巻き、あるいはスーパークォーツ™のCOSC認定機が採用されています。
以下に主要なモデルと仕様を整理します。すべてのスペックは発表資料に基づきます。
- 36mm ステンレススチールモデル(自動巻き)
- 文字盤カラー:オーベルジン(ナス色)、セージ、ダブグレー
- ストラップ:グラデーション仕様のアリゲーターストラップ
- 搭載ムーブメント:ブライトリングキャリバー 10(自動巻き)、約42時間のパワーリザーブ
- COSC認定の自動巻きムーブメントを搭載
- 36mm 18Kゴールドモデル
- ストラップ:チョコレートカラーのグラデーションストラップを組み合わせ
- その他の仕上げはステンレスモデルと同様のデザイン言語を採用
- 32mm ステンレススチールモデル(スーパークォーツ™)
- 文字盤カラー:マザーオブパール、インクブルー、ミッドナイトブラック
- ブレスレット:新たに採用された7連のテーパード仕様のシェブロンブレスレット(V字型パターン)
- 搭載ムーブメント:ブライトリング キャリバー 77(COSC認定スーパークォーツ™)
- 卓越した精度を実現するスーパークォーツ™ムーブメントを採用
ダイヤル仕上げは、文字盤中央とリホートにサテン・ソレイユ、インデックス周囲に円形ブラッシュ仕上げを採用しており、見る角度や光の加減で表情が変化します。
材質とサステナビリティ
コレクションには責任ある調達によるゴールドとトレーサブルなラボグロウン・ダイヤモンドが採用されています。ブライトリングは『より良い未来への取り組み』の一環として、素材の出自とトレーサビリティに配慮した選択を行っています。
この取り組みは高級腕時計業界における持続可能性の重要性を踏まえたものであり、ラボグロウン・ダイヤモンドを用いることにより倫理的かつトレーサブルな選択肢を提示しています。
プロモーション、ブランド情報、関連リンク
レディ プレミエのキャンペーンビジュアルにはメーガン・ローチ(メーガン・ローチ)、シャヘド・エルナクラウィ、サーファーのメイソン・バーンズが起用され、自発性とスタイルを訴求するビジュアル展開が行われます。これにより、コレクションが目指す女性像が具体的に示されています。
ブライトリングのブランド背景については、1884年に設立され、近代のクロノグラフを発明し、ナビゲーションツールウォッチのパイオニアとしての評価を持つことが改めて強調されています。現在も世界で150以上のインダストリアル・ロフトにインスパイアされた店舗を展開し、マニュファクチュールキャリバーを製造する数少ない独立系メーカーの一つとして知られています。
- 発表日
- 2025年10月1日 21時10分(ブライトリング・ジャパン発表)
- 関連リンク
- https://www.breitling.com/jp-ja/
- ダウンロード
- プレスリリース素材および発表内で使用されている画像ファイルのダウンロードが可能
要点まとめ(仕様と特徴の一覧)
以下は本稿で言及したレディ プレミエの主要な仕様・特徴を表形式で整理したものです。発表資料に基づく情報を網羅的にまとめています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| コレクション名 | レディ プレミエ(Lady Premier) |
| 発表日時 | 2025年10月1日 21時10分(ブライトリング・ジャパン発表) |
| デザインの出自 | 1940年代〈プレミエ ファンタジー(Premier Fantaisies)〉の再解釈。1980年代のレディースコレクションの名称も踏襲 |
| サイズと主な仕様 | 36mm(ステンレス/18Kゴールド、自動巻き ブライトリングキャリバー 10、約42時間パワーリザーブ) 32mm(ステンレス、ブライトリングキャリバー 77 スーパークォーツ™、COSC認定) |
| 文字盤カラー | 36mm:オーベルジン(ナス色)、セージ、ダブグレー。32mm:マザーオブパール、インクブルー、ミッドナイトブラック |
| ストラップ / ブレスレット | 36mm:グラデーションアリゲーターストラップ、18Kゴールドモデルはチョコレートグラデーションストラップ。32mm:7連テーパードのシェブロンブレスレット(V字型) |
| 装飾・仕上げ | ラグからベゼルに流れるダイヤモンドライン、サテン・ソレイユ&円形ブラッシュ仕上げ、ロザンジュ型の針、彫刻的なリューズ |
| サステナビリティ | 責任ある調達によるゴールド、トレーサブルなラボグロウン・ダイヤモンドを採用 |
| キャンペーン | メーガン・ローチ、シャヘド・エルナクラウィ、メイソン・バーンズを起用したビジュアル展開 |
| ブランド情報 | ブライトリング(設立1884年)。COSC認定を全ムーブメントで実施する独立系マニュファクチュール |
| 関連リンク | https://www.breitling.com/jp-ja/ |
本稿はブライトリングの発表資料に基づき、コレクションの全情報を網羅的に整理しました。素材、ムーブメント、デザイン由来、キャンペーンの起用など、発表された情報はすべて本文に反映しており、製品の特徴とブランドの位置づけを明確に伝えることを意図しています。
参考リンク: