ベルーナが仙台・秋保温泉の大型宿2施設を取得

ベルーナが仙台・秋保温泉の大型リゾート2施設を取得 — 取得の経緯と日時

株式会社ベルーナ（本社：埼玉県上尾市、代表：安野 清）は、2025年6月30日に売買契約を締結していた宮城県仙台市のリゾートホテル「ホテル瑞鳳」および「秋保グランドホテル」を、予定どおり2025年9月30日に取得しました。プレスリリースは2025年10月1日10時00分付で公表されています。

今回の取得は、ベルーナグループが進めるホテル事業の拡大の一環であり、両ホテルは東北を代表する温泉地である秋保温泉に立地する大型施設です。高い認知度と安定した集客力を有する点から、収益力とブランド価値のさらなる向上を目指す戦略的な買収として位置づけられています。

取得の日程と基本方針

売買契約締結日：2025年6月30日。取得実行日：2025年9月30日。プレスリリース公表日：2025年10月1日10時00分。

ベルーナは、これまでに培った顧客基盤、ホテル運営ノウハウ、人材採用力を活用し、両ホテルの魅力を最大限に伝える運営を行う方針を示しています。また、経営理念である“お客様の衣食住遊を豊かにする商品やサービスの提供”の下で、ワンランク上のおもてなしを目指すとしています。

ホテル瑞鳳：本館と高級離れ『櫻離宮』の特色

ホテル瑞鳳は秋保温泉に位置する温泉リゾートで、華やかで開放感あふれる空間と数寄屋造りの客室が特徴です。本館に加え、全客室に温泉露天風呂を備えた高級宿泊施設「櫻離宮（さくらりきゅう）」を有しており、幅広い顧客層を受け入れる設備が整っています。

両施設は磊々峡（らいらいきょう）や秋保の街並みを望むことができ、四季折々の自然を活かした滞在を提供します。ベルーナはこうした立地と施設の強みを生かし、運営ノウハウと顧客基盤を活用して収益性の向上を図る計画です。

ホテル瑞鳳の基本仕様と館内施設

ホテル瑞鳳（本館・櫻離宮）の所在地は宮城県仙台市太白区秋保町湯元字除26-1。アクセスは東北自動車道「仙台南IC」から車で約15分、JR「仙台駅」から送迎バスで約40分です。

以下に本館（①）と櫻離宮（②）の主要数値・施設を整理します。

館内には多彩な施設が整備されています。これらは宿泊客の滞在価値を高めるための主要設備として位置づけられます。

4階

全天候型屋内温水プール

1階 ロビー

フロント・ロビー、売店「花籠（はなかご）」、喫茶「蹴鞠（けまり）」、御食事処「群鶴（むれづる）」

地下1階

ビュッフェレストラン「SEASONS」、大浴場・露天風呂、BAR「篝火（かがりび）」、カラオケルーム「微行（しのび）」、全身もみほぐし「ほぐし屋仙台」、Relaxation Space アレーズ

櫻離宮は数寄屋造りの趣とモダンなデザインが融合した離れ宿で、全客室に温泉露天風呂を備えています。磊々峡の渓谷美を眺めるプライベートな空間が提供され、本館の大浴場やプール等も利用可能です。

秋保グランドホテル：広さと多様な施設を備えた大型温泉ホテル

秋保グランドホテルは磊々峡を望むロケーションに位置し、四季折々の自然が楽しめる温泉ホテルです。全140室を有し、東北産の手作り家具や遊び心あるインテリアを取り入れた客室が特徴です。

露天風呂からは渓流のせせらぎや鳥のさえずりを感じることができ、レストランは朝食・夕食ともビュッフェ形式で提供されます。老若男女に対応するメニュー構成がされている点も明記されています。

秋保グランドホテルの基本仕様と館内一覧

所在地は宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原12-2。アクセスは東北自動車道「仙台南IC」から車で約15分、JR「仙台駅」から送迎バスで約40分です。

以下に数値・主な施設を整理します。

館内の主要スペースは次のとおりです。

• 2階：宴会場
• 1階：ロビー・ラウンジ・売店／お食事処「陽だまり」／クラブ「鍵」・カラオケBOX／癒し処 アレーズ
• 地下1階：大浴場（伊達の湯・三春の湯・梵天の湯・愛姫の湯）

これらの充実した共用施設により、家族旅行から団体利用、会議・宴会用途まで幅広い需要に対応可能です。

売主・買主の概要と取得の意義、まとめ

売主はKarakami HOTELS&RESORTS株式会社（代表取締役社長：唐神 耶真人）。所在地は札幌市中央区大通西4丁目1 新大通ビルディング3Fで、企業サイトはhttp://www.karakami-kankou.co.jp/。事業内容はリゾートホテル、ビジネスホテル、貸会議室経営、美術館事業等です。

買主は株式会社ベルーナ（代表取締役社長：安野 清）。所在地は埼玉県上尾市宮本町4番2号で、企業サイトはhttps://www.belluna.co.jp。事業内容にはプロパティ・ホテル事業のほか、化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業、呉服関連事業、アパレル・雑貨事業、データベース活用事業など多岐にわたる事業が含まれます。

取得の意義と運営方針

ベルーナグループは、今回取得した両ホテルが秋保温泉という立地上の強みと、既に高い認知度・集客力を有する大型リゾート施設である点を重視しています。これにより収益力の向上とブランド価値の強化を目指すとしています。

具体的には、ベルーナが保有する顧客基盤やホテル運営ノウハウ、人材採用力を活かして施設価値の引き上げと利用者満足度の向上を図る計画が示されています。両ホテルの既存設備や各種館内サービスを活用しつつ、運営面での最適化を進める方針です。

以上が今回の取得に関する主要な事実関係と各施設の概要です。ベルーナは取得した両施設の持つ立地・施設・既存の集客力を活かし、運営ノウハウと顧客基盤を基にブランド価値と収益力の向上を図っていくと説明しています。関連情報や企業概要については、ベルーナの企業サイト（https://www.belluna.co.jp）および売主の企業サイト（http://www.karakami-kankou.co.jp/）で確認できます。