ホットウィール ローニン・ランII、11/21発売 日本車5種模型化

ホットウィール「カーカルチャー ローニン・ラン II」発売の要点と背景

マテル・インターナショナル株式会社（本社：東京都千代田区）は、ダイキャストカーブランド「ホットウィール」より、日本産レーシングカー・スポーツカーをモチーフにしたシリーズ第二弾となる「ホットウィール カーカルチャー ローニン・ラン II」を、2025年11月下旬に発売すると発表しました。発表日およびリリースは2025年10月3日13時00分付です。

本シリーズは、世界で高い評価を受けるホットウィールのコレクターレンジ「カーカルチャー」に属し、日本の自動車文化やモータースポーツシーンで人気を博した車種を中心に5車種がラインアップされています。ブランド側の主張としては、ホットウィールは世界No.1のダイキャストカーブランドであり（出典: Circana/Retail Tracking Service/G12/JAN-DEC 2023/Total Toys/Projected Units）、1968年の登場以来多数のモデルを世に送り出してきたことが紹介されています。

特に本シリーズでは、既存の人気モデルの再現に加え、新金型での投入となる車種も含まれており、コレクターや国内外の自動車ファンに向けた設計・造形がなされている点がポイントです。価格帯やパッケージ仕様、対象年齢などの販売上の諸元も発表資料内で明確に示されています。

収録車種の詳細：日本の名車を手のひらに再現

「ローニン・ラン II」には日本車5車種が収録されています。それぞれのモデルについて、実車の歴史的背景・特徴やホットウィールでの再現ポイント、商品仕様を以下に整理して紹介します。

各モデルごとに実車の概要とホットウィールの仕様・再現ポイントを明示しています。すべての商品はメーカー希望小売価格850円（税込935円）、発売は2025年11月下旬（予定）、対象年齢3才以上、パッケージサイズはW13.3×D3.5×H16.5cmの共通仕様です。

マッド・マイク マツダ RX-3 ワゴン（ルモルク）

マツダ・サバンナ（輸出名：RX-3）は1971年に登場したロータリーエンジン専用車で、ツーリングカーレースでスカイラインGT-Rの黄金期を揺るがした存在として知られます。本モデルはそのRX-3をベースに、ニュージーランドのドリフト界の代表的レーサー、マッド・マイク（マイケル・ウィデット）の愛車「RX-3 ワゴン」をモチーフにしています。

マッド・マイクのRX-3は20年以上前に手放した車両をリメイクしたもので、ロケットバニー製オーバーフェンダーや4ローターR26B型エンジンを搭載した迫力ある仕様です。ホットウィールでは実車同様の大胆なボディグラフィックスや、ナンバープレート「FURSTY」まで忠実に再現しています。

商品名

ホットウィール カーカルチャー ローニン・ラン II　マッド・マイク マツダ RX-3 ワゴン/ルモルク

再現ポイント

ロケットバニー風オーバーフェンダー、4ローターR26Bエンジンの雰囲気、専用ボディグラフィックス、ナンバープレート表記

’07 ホンダ シビック タイプR（FD2）

ホンダの“タイプR”の伝統はNSXのタイプRにまでさかのぼりますが、本モデル化されたのはシビック タイプRの3代目にあたるFD2型です。FD2はハッチバックのイメージを一新し、4ドアセダンをベースにサーキット志向の硬派なセッティングを持つことが特徴です。

実車の特徴である硬く引き締まった足回り、鋭いエンジンレスポンス、専用ボディのフォルムがホットウィールのスケールモデルにおいて精密に再現されています。国内専用仕様としてのディテールも反映されています。

商品名

ホットウィール カーカルチャー ローニン・ラン II　’07 ホンダ シビック タイプR

再現ポイント

FD2型の専用フォルム、サーキット志向のエアロ形状、細部ディテールの精密再現

ランサー エボリューション IX

三菱ランサー エボリューションはWRC参戦を意図して誕生したホモロゲーションモデルで、ギャランVR-4由来の強力なエンジンと4WDシステムを小型ボディに組み合わせた点が特徴です。進化はI〜Xまで継続しましたが、本アイテムは第3世代に属するエボリューションIXを採用しています。

モデルは『ワイルド・スピード』劇中車を再現した金型をベースにしており、実車の仕様に合わせてフロントグリル周りにはエボリューションVIII風の三角支柱を持つデザインが採用されています。映画的なイメージと実車の特徴の両面を取り入れた仕様です。

商品名

ホットウィール カーカルチャー ローニン・ラン II　ランサー エボリューション IX

再現ポイント

『ワイルド・スピード』劇中車ベースの金型、エボVIII風フロントグリル、WRC由来の意匠

日産 スカイライン GT-R (R32) パンデム

初代GT-Rは1969年にスカイラインに設定され、「2リッター直列6気筒DOHC」という高性能エンジンでツーリングカーレースを席巻しました。1989年に復活した8代目（R32）GT-Rは2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボとフルタイム4WDを装備し、グループAツーリングカーで圧倒的な強さを誇りました。

今回のモデルは、その伝説的なBNR32型GT-Rに、TRA京都製のビス留めオーバーフェンダーによる“パンデム”ボディキットを装着した仕様を再現しています。レースイメージとカスタム文化を融合させたデザインが特徴です。

商品名

ホットウィール カーカルチャー ローニン・ラン II　日産 スカイライン GT-R (R32) パンデム

再現ポイント

BNR32の基本造形、TRA京都製ビス留めオーバーフェンダー（パンデム）装着のカスタム表現

’89 トヨタ スープラ（70系）

トヨタ・スープラは1978年にセリカの上級モデルとして誕生し、グローバルでは3代目（70系）に相当する1986年登場モデルはワイド&ローの空力志向スタイルが特徴です。本モデルでは日本専用として設定された2.5Lツインターボ搭載車をモチーフにしています。

ホットウィールの再現では、右ハンドル仕様や大型の社外サイドスカートなど、日本仕様のディテールが反映されており、実車の存在感をスケールで再現することに重点が置かれています。

商品名

ホットウィール カーカルチャー ローニン・ラン II　’89 トヨタ スープラ

再現ポイント

70系スープラの空力志向スタイル、2.5Lツインターボ仕様、右ハンドル・大型サイドスカートの再現

ブランド紹介と流通・販促に関する補足情報

ホットウィールは1968年の創業以来、1,000車種・2,000モデル以上を展開し、これまでに80億台を製造したとされるダイキャストカーブランドです。発表資料では毎週800万台以上を製造し、全世界で1秒に16台販売しているという生産・販売規模のデータが紹介されています（出典表記あり）。

マテルは世界的な玩具・ファミリーエンターテイメント企業で、バービーやフィッシャープライス、UNOなど多彩なブランドを擁します。ホットウィール日本向けの公式FacebookやYouTubeチャンネルの情報発信窓口が示されており、資料内では「掲載される動画や画像の商品の中には日本で取り扱いのないものが含まれる場合がある」との注意書きも付されています。

• 公式SNS・公式サイト
  • 公式Facebook（日本語）：https://www.facebook.com/HotWheelsJapan/
  • 公式YouTube（日本語）：https://www.youtube.com/c/HotWheels%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/featured
  • マテル公式サイト：https://www.mattel.co.jp/
• 出典・注記
  • 世界No.1表記の出典：Circana/Retail Tracking Service/G12/JAN-DEC 2023/Total Toys/Projected Units（資料記載）
  • 画像・動画には日本未取扱商品が含まれる可能性がある旨の注記あり

各モデルの要点を一覧で整理

以下の表は、本記事で紹介した「ローニン・ラン II」シリーズの全5車種について、価格、発売時期、対象年齢、パッケージサイズ、モデル固有の備考をまとめたものです。各項目を参照することで仕様や特徴が把握しやすくなっています。

本稿では、発表資料に記載された内容を基にモデルごとの特徴・商品仕様・ブランド情報を整理して紹介しました。各商品の入手や詳細は、マテル公式サイトおよび公式SNS等での追加情報を確認してください。