10月12日開催 京都夜市が市役所前広場に初登場
ベストカレンダー編集部
2025年10月6日 09:44
京都夜市 市役所初開催
開催日:10月12日
京都の夜を再定義する「京都夜市」、市役所前広場に初登場
累計来場者数45,000人超の実績をもつ「京都夜市」が、2025年10月12日(日)に京都市の後援を得て初めて京都市役所前広場で開催される。従来のナイトマーケットの枠を超え、伝統芸能と現代の表現を融合させたステージや、体験型プログラム、地域と連動したマーケットを一堂に集めることで、夜間観光の新たなかたちを提示する。
主催は合同会社京都夜市プロジェクトで、当日は入場無料、開催時間は12:00〜21:00(雨天決行)となる。今回の出展規模は50店舗以上を予定しており、インバウンド比率は35%超と報告されている。京都府の「朝・夜観光」推進事業にも採択されており、オーバーツーリズム対策と地域経済活性化の両面を意図した取り組みである。
メインステージ:伝統と革新の共演
メインステージでは津軽三味線の小山慶一が登場する。小山は津軽三味線小山流総師範で、坂本冬美、藤あや子、北島三郎らとの共演歴を持つ若手の第一人者として紹介されており、伝統の技巧を駆使した演奏が夜空に響き渡る構成となる。
同じくステージを彩るのは新感覚和楽器バンドの凜ひとえ。箏、龍笛、尺八、舞、ボーカル、ギターなど多様な楽器と表現を組み合わせるパフォーマンスで、京都観光モラル優良事業者として表彰を受けたグループでもある。伝統楽器を現代的に編成した演出が披露される。
- 津軽三味線:小山慶一(小山流総師範)
- 和楽器バンド:凜ひとえ(箏、龍笛、尺八、舞、ボーカル、ギター等)
ステージを支える多彩な演目
メインの音楽公演に加え、毎回人気を集める忍者アクションショーや、猿まわしの特別公演も行われる。忍者アクションは立ち見が出るほどの盛況を見せており、子どもから大人まで楽しめる体験型エンターテインメントとして定着している。
猿まわしには、会場に“えん”という名の猿が出演し、会場に笑顔をもたらす。猿まわし公演は第一種動物取扱業登録(株式会社二助企画/神戸市北区大沢町上大沢2150/展示/神保保第0514002号)に基づく適正な管理体制のもとで実施されることが明記されている。
五感で体験する学びと食のプログラム
京都夜市は「学び×体験×食」をテーマに掲げ、多様なブースと体験プログラムを展開する。来場者は単に商品を購入するだけでなく、伝統工芸の工程に触れたり、地域の文化団体と交流したりすることで、夜の時間帯における文化接点を深められる設計となっている。
子ども向けのプログラムや地域連携ステージも充実しており、地域住民と観光客が混ざり合う場づくりを意図している。学びと体験を通じて地域理解を促進し、夜間のにぎわい創出を目指す。
体験プログラムの具体例
伝統文化体験として、京焼・清水焼の絵付け体験を用意している。陶器の絵付けを通じて、京都の伝統工芸に触れる機会が提供される。
また、同志社大学の「人力俥友之会」による人力車体験が行われる。学生団体との協働により、観光的側面と教育的側面が融合した体験を提供する意図が示されている。
- 京焼・清水焼絵付け体験
- 伝統工芸に触れるワークショップ形式の体験。
- 人力車体験(同志社大学「人力俥友之会」)
- 人力車に乗る体験を通した地域交流プログラム。
出店と地域連携ステージ
当日は50店舗を超えるキッチンカーやクラフトマーケットが出店予定だ。地元の食材や工芸品を扱う店舗が集まり、夜の時間帯に合わせた多様な食文化に触れることができる。
地域連携ステージでは、京都ハンナリーズチアスクールの演技や、京都外国語大学のチャンバラサークルの実演、毎回好評の大道芸パフォーマンスが会場を盛り上げる。子どもが出店者となる「こども店長縁日」も実施され、参加型の学習機会が提供される。
- 出店規模:50店舗以上(グルメ&マーケット)
- 地域ステージ:ハンナリーズチアスクール、京都外国語大学チャンバラサークル等
- こども店長縁日:子どもたちが出店者となる体験型プログラム
開催概要と運営体制、広報・安全に関する情報
本イベントは「第五回 京都夜市(KYOTO NIGHT MARKET)」として実施される。開催日程は2025年10月12日(日)で、会場は京都市役所前広場(京都市中京区河原町御池)、開催時間は12:00〜21:00である。入場は無料、雨天決行となるため、基本的に荒天でも開催の方針だが、天候や安全管理上の理由により一部プログラムが変更または中止となる場合があると明示されている。
イベントは合同会社京都夜市プロジェクトが主催し、京都市の後援を受ける。京都府の「朝・夜観光」推進事業(公益社団法人京都府観光連盟)採択事業として、日中から夜間へ来訪者の流れを分散させる取り組みの一環に位置づけられている。
主催者コメントと狙い
代表社員の宮本洋志は、京都夜市を「単なるマーケットを超えた“文化体験の場”」として位置づけ、京都府の朝夜観光事業への採択や京都市の後援を受ける意義に触れている。市役所前広場という新たな舞台で、夜の時間帯における文化・経済の活性化を目指すとのコメントが紹介されている。
主催者は、インバウンド観光客と地域住民が交流する“夜の縁側”としてイベントを位置づけ、オーバーツーリズム対策と地域経済活性化の両立を目標としている。これにより、夜間観光の分散や滞在時間の延長を図る意図が読み取れる。
問い合わせ先と関連情報
広報担当は伊村睦男(いむら むつお)で、連絡先情報は以下のとおりである。公式ウェブサイトやSNSも案内されており、詳細や最新情報は各種媒体で確認できる。
- 広報担当
- 伊村 睦男(いむら むつお)
- kyotonightmarket@gmail.com
- @kyotonightmarket
- 公式サイト
- https://kyotonightmarket.wixsite.com/site1
また、猿まわしの実施は第一種動物取扱業登録に基づく管理下で行われることが明記されており、運営側は安全管理や天候によるプログラム変更の可能性についての注意喚起も行っている。
内容の要点と開催情報の整理
記事内で触れた主要な情報を表で整理し、開催日・場所・主催などの基本事項と、出演者・プログラム・特記事項を分かりやすくまとめる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 第五回 京都夜市(KYOTO NIGHT MARKET) |
| 開催日時 | 2025年10月12日(日)12:00〜21:00(雨天決行) |
| 会場 | 京都市役所前広場(京都市中京区河原町御池) |
| 入場 | 無料 |
| 主催 | 合同会社 京都夜市プロジェクト |
| 後援 | 京都市 |
| 累計来場者数 | 45,000人以上(過去4回実績) |
| インバウンド比率 | 35%超 |
| 出店規模 | 50店舗以上(グルメ&マーケット) |
| 主な出演者・団体 | 小山慶一(津軽三味線)、凜ひとえ(和楽器バンド)、忍者アクションショー、猿まわし(“えん”)ほか |
| 特記事項 | 京都府「朝・夜観光」推進事業採択、猿まわしは第一種動物取扱業登録に基づき実施 |
| 広報連絡先 | 伊村 睦男(kyotonightmarket@gmail.com)/Instagram: @kyotonightmarket/公式サイトあり |
以上はプレスリリースの内容に基づく整理であり、開催情報やプログラムの変更は天候や安全管理上の理由により生じる可能性があることが明記されている。イベントは夜間観光の分散や地域との交流を意識して企画されており、出演者や体験プログラム、出店規模といった具体的な構成から、京都の夜の新たな過ごし方を提示する試みである。
参考リンク: