YOUTRUST、次世代キャリア研究所始動 20代の転職観を調査
ベストカレンダー編集部
2025年10月6日 12:53
次世代キャリア研究所始動
開催日:10月6日
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「次世代キャリア研究所」始動——変化する若年層のキャリア観を体系的に追う新シンクタンク
2025年10月6日、キャリアSNS「YOUTRUST」を運営する株式会社YOUTRUSTは、若年層のキャリア形成や働き方の変化を調査・発信するシンクタンク次世代キャリア研究所の始動を公表しました。リリース時刻は2025年10月6日 09時00分です。
同研究所は、就職・転職・副業・リスキリングといった多様な選択肢が広がる環境の中で、過去・現在・未来のキャリアを前向きにとらえ直す「次世代型キャリア」を探求することを目的としています。サービス提供側の視点だけでなく、実際に世代別の意識や行動を把握するための定期調査やSNSの実データを組み合わせて、社会へインサイトを提供すると明言しています。
調査の構成と実施概要——内定式タイミングに合わせた2種類の調査
立ち上げ発表にあわせて公表された第1回の調査は、10月1日の内定式のタイミングに合わせて実施された「キャリア意識調査」です。リリース本文では対象を全国1,705名の学生・社会人と記載しています。
調査の具体的な内訳はリリース内の「調査概要」として次のように示されています。以下はリリースに記載のまま、調査種別ごとに整理します。
① YOUTRUST独自調査:「キャリア観・働き方に関する調査」
本調査は就活学生層と新社会人〜3年目層を対象にWebアンケートで実施されました。調査対象・期間・有効回答数は次の通りです。
- 調査対象:就活学生層(26年卒、27年卒) N=55/新社会人〜3年目(23〜25年卒) N=57
- 有効回答数:112名
- 調査方法:Webアンケート調査
- 調査実施日:2025年9月20日〜9月30日
調査対象の細分化により、就職前(就活学生)と就職後(新社会人)での意識差を比較することが可能になっています。
② 一般社会人調査:「キャリア観・転職・副業意識調査」
もう一つの調査は20〜59歳の社会人を対象とした大規模調査で、こちらもWebアンケート形式で実施されました。実施概要は以下の通りです。
- 調査対象:20〜59歳までの社会人男女
- 有効回答数:1,600名
- 調査方法:Webアンケート調査
- 調査実施日:2025年9月12日〜9月18日
リリース本文では「全国1,705名」との表現がある一方で、調査概要の有効回答数は112名と1,600名で合計1,712名となっており、表記に差異がある点も明記されています。
調査結果の要点——20代の“キャリアビルダー”化と情報収集の特徴
次に、リリースで公表された主な調査結果を整理します。本文では四つの主要な発見が示されており、該当部分の数値や傾向は下記の通りです。
要点は、(1)就職前後で1社目に対する長期勤続意向が低下する、(2)転職前提での就活が多数派になっている、(3)20代の転職理由や意向が多様化している、(4)キャリアに関する情報収集で世代間の差が大きい、の四点です。
1. 就活前後で変わる「1社目の勤続年数」
YOUTRUST独自調査では、「1社目で何年勤務したいか?」という設問に対して、新社会人層(23〜25年卒)の約8割が5年以内に転職する意向を示しており、就活学生(26,27卒)の約5割より大幅に増加していると報告されています。
さらに「〜20年」「〜30年」といった長期勤続の選択肢は、26,27卒の就活学生・23〜25卒の新社会人いずれも0%であり、「定年まで働く」と回答した割合は新社会人層で3.5%、就活学生層で14.5%でした。実際に社会人として働き始めることで、キャリア観が変化することを示す結果です。
2. 転職前提での就活が主流に
同じく独自調査の設問「あなたは就職活動に際して、転職を前提に考えていますか(もしくは、考えていましたか)?」に対し、26,27卒の就活学生層は63.7%、23〜25卒の新社会人層は70.1%が転職を前提に就活していたと回答しました。
設問の回答からは、転職を視野に入れたキャリア戦略を持つ若年層が過半数を占め、就職活動の段階から流動性を前提とした選択が広まっていることがうかがえます。
3. 20代の転職動機は多様化
「転職を検討している理由」を選択方式で尋ねた結果、20代の上位回答は次の通りです。
- 年収を上げたい:38.7%
- 給与が低いから:31.7%
- 制度や福利厚生を充実させたいから:25.5%
年収向上を求める挑戦志向の層と、福利厚生や労働時間といった働き方の品質を重視する層が並存しており、単純な一因では説明できない複層的なニーズが存在します。
4. キャリア情報源の世代差——SNSと近しいネットワークの影響
情報収集源に関して、20代はSNS(X、Instagram、TikTokなど)が32.3%で最も高く、次いで「転職・就活エージェント」28.0%、「友人・家族の意見」24.8%の順となりました。
年齢が上がるほど「影響を受ける情報はない」と答える割合が増える一方で、SNSの利用は世代間で大きく開きがあり、30代でも10ポイント以上の差があると報告されています。友人・家族の意見についても20代は他世代に比べ10ポイント以上高い結果でした。
このことは、転職活動や採用活動においてSNS上の情報や近しい人からのリファレンスが重要な役割を果たす可能性を示唆しています。
「キャリアビルダー」の増加と組織への示唆、所長コメントとYOUTRUSTの事業
リリースでは、20代のキャリア観の変化を「キャリアビルダー」の増加として位置づけています。キャリアビルダーとは、会社依存ではなく意図的・戦略的にキャリアの選択肢を設計・実行する人々を指す用語として説明されています。
この考え方が示すのは、個人が社内での成長機会と転職という選択肢を同時に持ちながら、「辞めたいファースト」ではなく「やりたいファースト」でキャリア形成を進める傾向です。企業側にとっては、若年層の早期離職をただ防止するのではなく、成長機会や制度設計、社外も含めた個人のキャリア形成支援をどう組み込むかが課題として浮かび上がります。
次世代キャリア研究所 初代所長 吉野樹のコメントとプロフィール
リリースには次世代キャリア研究所 初代所長である吉野樹のコメントが掲載されています。吉野氏は自身のキャリア経験を踏まえ「意図的に戦略を持って転職をするキャリアビルダーがこれから増加していく」と述べ、社内でのチャレンジ機会と転職の選択肢の両立が重要だと指摘しています。
吉野樹のプロフィールも併記されています。要旨は以下の通りです。
- 学歴:横浜国立大学経営学部卒業
- 経歴:2020年に株式会社YOUTRUSTに新卒入社。カスタマーサクセスの立ち上げ、プロダクト開発部でのPMM、マーケティング部ゼネラルマネージャーを経て、2025年10月よりキャリア事業部部長を務め、次世代キャリア研究所初代所長を兼務
- 所長としての視点:20代の変化を当事者として捉え、企業と個人の双方に資する調査を継続的に行う意向
YOUTRUSTのサービス概要と会社情報
YOUTRUSTは日本の労働市場におけるネットワークリクルーティングを志向するキャリアSNSです。ユーザーはプロフィール掲載、タイムライン投稿、副業や転職意欲の共有などを通じてネットワークを形成できます。法人向けにはタレントプールを活用した採用支援サービスを提供しています。
リリース内で公開されたサービス・会社関連のリンクと主要情報は次の通りです。
- サービスページ
- https://lp.youtrust.jp/
- iOSアプリ
- https://apps.apple.com/jp/app/youtrust/id1535785012
- Androidアプリ
- https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.youtrust.youtrust
- 採用企業向けページ
- https://lp.youtrust.jp/recruiter
会社概要の要点は以下です。
- 社名:株式会社YOUTRUST
- 代表者:代表取締役CEO 岩崎 由夏
- 所在地:本社 東京都渋谷区神宮前5丁目52番2号 青山オーバルビル9階 / 大阪事務所 大阪市中央区平野町3丁目1番6号 ビズミックス淀屋橋906号室
- 事業内容:キャリアSNSおよびネットワークリクルーティングサービス「YOUTRUST」の開発・運営
- 設立:2017年12月
- 正社員数:112名(2025年9月末時点)
- 問い合わせ先:info@youtrust.jp
- 公式HP:https://youtrust.co.jp/
調査結果の要点まとめと本文の整理
本稿で取り上げたプレスリリースの情報を、主要項目ごとに整理して表形式で示します。各数値や日付、調査手法、所長コメント、会社情報を一目で確認できるようにまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発表 | 次世代キャリア研究所の始動(株式会社YOUTRUST) 発表日:2025年10月6日 09:00 |
| 研究所の目的 | 多様化する働き方・キャリア形成のトレンド把握と発信。過去・現在・未来のキャリアを前向きに考える“次世代型キャリア”の探求 |
| 調査実施時期 | YOUTRUST独自調査:2025年9月20日〜9月30日/一般社会人調査:2025年9月12日〜9月18日 |
| 調査対象・有効回答数 | リリース冒頭記載:全国1,705名。内訳(調査概要):YOUTRUST独自調査112名(就活学生55、23〜25卒57)、一般調査1,600名。合計1,712名(表記差異あり) |
| 主要な調査結果(1) | 新社会人の約8割が1社目で5年以内に転職する意向。就活学生は約5割。長期勤続意向は低い |
| 主要な調査結果(2) | 転職前提での就活:就活学生63.7%、新社会人70.1% |
| 主要な調査結果(3) | 20代の転職理由トップ:年収を上げたい(38.7%)、給与が低い(31.7%)、福利厚生充実(25.5%) |
| 主要な調査結果(4) | 情報源:20代はSNS(32.3%)がトップ、次いで転職エージェント(28.0%)、友人・家族(24.8%)。世代間でSNSの利用に大きな差 |
| 次世代キャリア研究所 所長 | 吉野樹(初代所長)。経歴:横浜国立大学経営学部卒、2020年YOUTRUST入社、プロダクト・マーケティング等を経て2025年より現職兼務 |
| YOUTRUSTサービス・会社情報 | キャリアSNS「YOUTRUST」。サービスページ、iOS/Androidアプリ、採用企業向けページを提供。社名:株式会社YOUTRUST、代表 岩崎由夏、設立 2017年12月、正社員112名(2025年9月末) |
| 出典表記 | 本リリース内容を掲載する際は「出典:次世代キャリア研究所」との明記が求められている |
上表は本リリース内の情報を整理したもので、調査手法や数値、所長のコメント、サービスURLや会社概要など、リリースに記載された項目を網羅しています。掲載や引用にあたっては、リリース末尾の要請どおり出典表記を行う必要があります。
今回の発表は、若年層のキャリア形成が従来の長期雇用モデルから流動的かつ戦略的な「キャリアビルディング」へと移行していることを示す一次的な資料として位置づけられます。企業の人事・採用担当者やキャリア支援に関わる関係者にとって、調査結果は人材戦略の再設計を考える材料となるでしょう。