引っ越しで捨てて後悔した物1位は『漫画』—不用品処分の実態

引っ越しで出る不用品――「捨てて後悔したもの」は何か

引っ越しに伴う不用品処分について、不用品回収ラクエコが2025年9月9日～9月14日に実施したインターネット調査（有効回答数304人）では、約4人に1人にあたる23.4%が「捨てて後悔したものがある」と回答しました。本記事では調査結果を丁寧に整理し、処分方法や後悔の実態を具体的に伝えます。

調査結果の引用は以下の通りです。引用元の表記とURLを併記していますので、原データを確認したい場合は参照してください。

引用：
不用品回収ラクエコ
https://raku-eco-aichi.com/

後悔の有無と上位の「捨てて後悔」アイテム

調査対象の304人中、76.6%が「後悔はない」と答えた一方で、23.4%は何らかの後悔を抱えていました。後悔対象の内訳では「漫画」が21人で最も多く、次いで「CD・DVD・レコード類」が20人、さらに「本・雑誌類（漫画を除く）」と「家具」がそれぞれ18人という結果でした。

エンターテインメント系の所持品や思い出に関わるものが上位を占める傾向があり、物理的に手放したことへの精神的な損失感が後悔に直結している点が読み取れます。

• 捨てて後悔した人の割合：23.4%
• 後悔が多いアイテム上位：漫画（21人）、CD/DVD/レコード（20人）、本・雑誌（18人）、家具（18人）

実際に行われた処分方法と、最も多く処分された品目

引っ越し時の不用品処分方法は複数回答可で尋ねられ、最も多かった方法は「自治体の粗大ゴミに出した」（184人）でした。2位は「不用品回収業者に依頼」（104人）、3位は「リサイクルショップで売った」（96人）となっています。

処分方法の傾向から、費用を抑えたいというニーズと、時間や体力の制約から業者に依頼したいというニーズの双方が見て取れます。自治体サービスは費用を抑えられる反面、指定場所への搬出など身体的負担が伴う点が利用者の選択に影響しています。

処分された品目の割合

「引っ越しで最も処分が多かった不用品」をカテゴリ別に尋ねたところ、「家具」が40.5%で最多でした。2位は「衣類」（20.4%）、3位は「家電」（13.2%）です。大きさや搬送費、間取りに合わないといった現実的な理由が家具の処分率を高めていると考えられます。

自治体サービスや業者、売却といった選択肢のほか、処分に伴う手間や時間配分も各選択に影響しており、引っ越しのスケジュールや荷物量に応じて最適な方法が変わる点も示唆されます。

処分後の感情と、後悔した理由の具体例

処分後の気持ちについては「スッキリして気分が良かった」が193人で最も多く、次に「面倒くさかった」（113人）、「疲れた」（90人）という順でした。多くの人は処分で得られる心理的な軽さを実感する一方、作業自体の負担も同時に感じていることが分かります。

また、後悔理由は単に物の価値にとどまらず、思い出や家族の記憶に関わる点が指摘されています。以下に回答者の具体的な声を引用します。

漫画を後悔した人の声

「学生時代から集めていた漫画をリサイクルショップに買い取ってもらったが、後で読みたくなってしまい後悔した。」（40代男性／会社員）

「大好きな漫画。引っ越した後も読みたくなったので再度購入したため。」（40代女性／専業主婦）

CD・DVD・レコード類を後悔した人の声

「夫と一緒に聴いていた思い出が詰まっており、子どもが昔の音源を聴きたがった時に手元になくて辛かった。」（50代女性／アルバイト）

「コレクションの中に貴重なものがあったと後から気づき、雑に処分してしまったことを後悔した。」（30代男性／会社員）

本・雑誌類（漫画除く）を後悔した人の声

「統計解析の書籍を処分したが、引っ越し後に再度学び直したくなり、買い直すはめになった。」（30代女性／会社員）

「あとから必要になったことが多かったので、結果的に手元に置いておくべきだった。」（40代女性／アルバイト）

一方、後悔しなかった理由としては「不要なものを本当に選別できた」「新生活でのスッキリ感」「持ち物が多すぎる煩わしさからの解放」といった声が寄せられています。判断基準や価値観の違いが、後悔の有無に大きく関係している点が浮かび上がりました。

処分を検討する際の実務的ポイント

回答者の声から整理できる実務的なポイントは次の通りです。時間に余裕があれば、特に思い出の品やコレクションは慎重に見極めることが有効です。また、売却可能なものは事前査定を活用することで処分費用の抑制が図れます。

1. 処分前に再利用・再読・再鑑賞の可能性を検討する
2. 業者依頼や自治体処分のスケジュールを早めに確認する
3. 売却や買取の選択肢を複数比較する

調査概要と、不用品回収ラクエコのサービス情報まとめ

調査はインターネットで実施され、引っ越しで不用品が出た経験のある方304人が有効回答として集計されました。調査期間は2025年9月9日（火）～9月14日（日）です。データは小数点以下第2位を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある旨が注記されています。

次に、本調査を実施した不用品回収ラクエコの基本情報とサービス内容を整理します。引っ越し時の処分支援や当日対応、買取サービスなど、時間や手間を節約したい人向けの実務的な対応が特徴です。

同社のサービス概要としては、分別や搬出などの作業をプロが行い、基本料金・出張費は無料、当日対応は最短30分で現場に到着可能であるとしています。荷量に合わせたパックプランや事前見積もりでの金額確定、買取サービスによる費用軽減などが提供されています。

引っ越し時の不用品処分は、物理的な作業負担だけでなく思い出や価値判断が絡むため、事前の整理や判断基準の設定、必要に応じた業者利用が重要だという点が本調査から読み取れます。

この記事の要点を表で整理

以上が本調査の整理となります。引っ越しの不用品処分は、時間的制約や体力的負担、思い出との兼ね合いなど様々な要素が絡むため、事前の整理と複数の処分手段の比較が重要です。調査は不用品回収ラクエコによるもので、詳細は公式サイトで確認できます。

引用：
不用品回収ラクエコ　https://raku-eco-aichi.com/