10/14開幕|ゼンリン、CEATECで生成AI地図を展示
ベストカレンダー編集部
2025年10月7日 15:19
ゼンリングループCEATEC出展
開催期間:10月14日〜10月17日
地理空間情報と生成AIを結ぶ試み──CEATEC2025で示すゼンリングループの方向性
株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:竹川 道郎)と株式会社ゼンリンデータコム(本社:東京都港区芝浦、代表取締役社長:清水 辰彦)は、2025年10月14日(火)から10月17日(金)に幕張メッセで開催される「CEATEC2025」に出展します。両社は、ゼンリングループが長年にわたり蓄積してきた地理空間情報と生成AI(生成的人工知能)を組み合わせた複数のデモサービスを出展し、デジタルツイン社会に向けた取り組みを提示します。
本展示は一般社団法人LBMA Japanが運営する「LBMAパビリオン」内で行われます。LBMA Japanは日本国内における位置情報マーケティング・サービスを推進する非営利社団法人であり、今回の出展は位置情報技術とAIを活用したソリューションを広く紹介する場として企画されたものです。
- プレスリリース発表日時
- 2025年10月7日 14時00分
- 出展期間
- 2025年10月14日(火)~10月17日(金)
- パビリオン
- LBMAパビリオン(一般社団法人LBMA Japan運営)
出展の核となる技術と実装の狙い
ゼンリングループは日本全国に張り巡らした調査網から得られる情報を「時空間データベース」として整理・管理し、高精度な地図情報として提供してきました。今回のCEATEC出展では、その基盤データを生成AIや対話型AIと組み合わせることで、利用者のニーズに応じた情報提示や操作の簡素化を図る取り組みが中心となります。
デジタルツイン社会を見据え、単なる地図表示にとどまらない情報の利活用、たとえば不動産提案の高度化、物流ルートの効率評価、点群データの迅速提供といった実務的な課題解決を想定しており、これらをデモとして可視化します。
- 時空間データベース:量的かつ時系列の地理空間データの蓄積・管理基盤。
- 生成AI/対話式AIの活用:自然言語・音声で地図操作や検索・提案ができるインターフェース。
- 課題領域:不動産提案、物流最適化、点群データ利活用、防災・観光・出店計画など。
展示内容の詳細:各デモが持つ機能と活用シーン
出展物はゼンリン側とゼンリンデータコム側に分かれて提示されます。ここでは、それぞれのデモの特徴と想定される適用場面を具体的に記載します。
下記の一覧は各プロダクト名と主要機能、想定用途を整理したものです。出展ブースではデモンストレーションによって実際の操作手順や提示されるアウトプットを確認できます。
ゼンリン(出展物:AIを活用した不動産提案サービスなど)
ゼンリンが出展する主なデモは、個人の希望や生活関連情報を踏まえた「AIを活用した不動産提案サービス」です。従来の物件探しを「物件探し」から「物件提案」へ転換することを目指し、利用者のライフスタイルや周辺環境を考慮した最適提案を行います。
加えて、配達業務におけるルートの効率性を可視化する「物流向け配車計画の評価提案サービス」、および道路の点群データのスムーズな提供を支援する「高度地理空間情報の活用提案プラットフォーム」も展示します。これらは業務効率化やデータ流通の円滑化に資する機能です。
- AIを活用した不動産提案サービス:対話式AIに希望条件を伝えることで、個人のライフスタイルに合わせた物件を提案。
- 物流向け配車計画の評価提案:配達ルートの効率性を可視化し、評価・改善案を提示。
- 高度地理空間情報プラットフォーム:道路点群データなどの高精細データ提供を円滑化する仕組み。
ゼンリンデータコム(出展物:デザイン地図AI、時空間マップAI(仮称))
ゼンリンデータコムの展示は、地図作成や地図操作のハードルを下げることを狙ったサービスが中心です。自然言語での対話や簡易な編集操作だけでオリジナル地図を作成できる「デザイン地図AI」を出展します。AIが編集に必要な情報を把握するため、専門的な操作は不要です。
もう一つの目玉は「時空間マップAI(仮称)」です。生成AIと地図機能を融合させ、音声やテキストによる自然な指示で地図表示、検索、周辺情報の把握が可能となります。防災対応、観光案内、出店計画など多様な業務シーンに展開でき、最小限の開発工数で既存システムへ組み込める点が特徴です。
- デザイン地図AI:対話形式で編集・デザインができる地図作成サイト。自然言語での指示によりオリジナル地図を生成。
- 時空間マップAI(仮称):音声/テキスト操作で地図の表示や検索、周辺情報取得を実現。防災・観光・出店計画などの業務利用を想定。
会場案内・スケジュール・資料ダウンロード等の実務情報
CEATEC2025の開催情報は以下の通りです。会期中は10:00から17:00まで開場します。出展ブースはLBMAパビリオン内で、ゼンリンデータコムがブース番号06、ゼンリンがブース番号08に出展します。
また、セミナーとして10月15日(水)14:30~14:55に展示ホール6のEステージ(ES)で「生成AI×地理空間情報が切り拓く未来」と題した講演が行われます。登壇者は株式会社ゼンリンデータコム サービス企画室の金澤 榛乃氏です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示会名 | CEATEC2025(https://www.ceatec.com/ja/) |
| 開催期間 | 2025年10月14日(火)~10月17日(金) 10:00~17:00 |
| 会場 | 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1) |
| アクセス | https://www.ceatec.com/ja/access/ |
| パビリオン | LBMAパビリオン(一般社団法人LBMA Japan運営) |
| ブース番号 | 06: ゼンリンデータコム / 08: ゼンリン |
| セミナー | 10月15日(水)14:30~14:55 展示ホール6 Eステージ(ES)「生成AI×地理空間情報が切り拓く未来」 金澤 榛乃(株式会社ゼンリンデータコム サービス企画室) |
| ダウンロード資料 | プレスリリース添付資料(PDF)およびプレスリリース内の画像素材がダウンロード可能 |
出展はイベントカテゴリ「システム・Webサイト・アプリ開発」に該当し、関連するキーワードとしては「生成AI」「地理空間情報」「デジタルツイン社会」「LBMAパビリオン」などが挙げられます。会場でのデモは実務導入を念頭に置いた内容で、導入検討時の具体的な比較や現場適用のイメージを得られる構成になっています。
要点の整理と本件のまとめ
以下の表は本記事で取り上げた出展の要点を整理したものです。出展者情報、展示物の概要、会期・会場、ブース番号、セミナー情報、参照可能な資料について一覧化しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 出展企業 | 株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表:竹川 道郎)/株式会社ゼンリンデータコム(本社:東京都港区芝浦、代表:清水 辰彦) |
| 出展期間 | 2025年10月14日(火)~10月17日(金) 10:00~17:00 |
| 会場 | 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1) LBMAパビリオン内 |
| ブース番号 | 06: ゼンリンデータコム / 08: ゼンリン |
| 主な出展物(ゼンリン) | AIを活用した不動産提案サービス、物流向け配車計画の評価提案サービス、高度地理空間情報の活用提案プラットフォーム(道路点群データ等) |
| 主な出展物(ゼンリンデータコム) | デザイン地図AI、時空間マップAI(仮称:生成AIと地図機能の融合による音声/テキスト操作) |
| セミナー情報 | 10月15日(水)14:30~14:55 展示ホール6 Eステージ「生成AI×地理空間情報が切り拓く未来」金澤 榛乃(ゼンリンデータコム) |
| 資料と素材 | プレスリリース添付資料(PDF)およびプレスリリース内で使用されている画像ファイルがダウンロード可能 |
以上がCEATEC2025におけるゼンリンとゼンリンデータコムの出展内容です。出展は、時空間データベースを基盤に生成AIや対話型インターフェースを組み合わせることで、実務課題の解決に資する機能を提示することを主眼としています。展示では各デモの操作や出力を通じて、実務適用の具体像を確認できる構成になっています。