サンルートプラザ新宿にRecycling Box設置
ベストカレンダー編集部
2025年10月8日 19:07
Recycling Box設置開始
開催日:10月1日
ホテル滞在中にできる新たな環境参加──「Recycling Box」が10月1日より設置
株式会社FASHION X(本社:東京都大田区、代表取締役:畠山 怜之)と、株式会社相鉄ホテルマネジメント(本社:神奈川県横浜市、取締役社長:鈴木 正宗)が運営するホテルサンルートプラザ新宿は、館内に衣類等回収用のRecycling Boxを設置し、2025年10月1日(水)より回収を開始しました。これは滞在中にお客様が手軽にリユース・リサイクルに参加できる仕組みを提供する取り組みです。
本記事は、2025年10月8日 15時30分に発表されたプレスリリースの情報に基づき、設置の目的、運用方法、期待される効果、関係企業の概要、関連イニシアティブについて報告します。発表元の情報はFASHION X広報(Tel:050-3611-8576、Mail:fashionx@fashionx.jp)によるものです。
設置の開始日と対象施設
Recycling Boxの運用開始は2025年10月1日です。設置場所はホテルサンルートプラザ新宿の館内で、チェックアウト時に不要となった衣類や小物を回収するための専用ボックスとして運用されます。
設置場所・案内表示は、訪日外国人のお客様にもわかりやすいようにビジュアル面で工夫されています。ホテル滞在中に荷物を軽くできる点も意図されており、滞在価値の向上を目指します。
- 開始日:2025年10月1日(水)
- 設置場所:ホテルサンルートプラザ新宿 館内(専用BOX)
- 運用主体:株式会社FASHION X と 株式会社相鉄ホテルマネジメントの共同取り組み
取り組みの背景──国内・産業レベルでの廃棄衣類問題とホテル業界の役割
国内における衣類廃棄の実態は深刻で、年間およそ16億着(50万トン)が廃棄され、その多くが焼却や埋め立て処分に回されています。アパレル産業はCO2排出の観点で世界第2位に位置づけられるなど、廃棄物削減や循環利用の推進が喫緊の課題となっています。
ホテル業界においても大量の宿泊者を受け入れる中で、環境負荷低減にむけた取り組みが求められてきました。滞在者が容易に参加できる回収・寄付の仕組みを館内に設けることは、ホテル側の環境配慮と利用者の利便性の双方に資するアクションとなります。
- 国内衣類廃棄の実態
- 年間約16億着、総量にして約50万トンが廃棄されているとされる。
- アパレル産業の環境負荷
- CO2排出量が大きく、世界的にも上位の汚染産業として取り上げられる。
- ホテル業界の役割
- 滞在を起点として来訪者に循環型の行動を促すことが可能。
利用方法と期待される効果
Recycling Boxの利用はシンプルに設計されています。チェックアウト時に不要になった衣類や小物を専用BOXに投入するだけで、手間なくリユース・リサイクルに参加できます。回収物はFASHION Xをはじめとする適正なチャネルを通じて再流通または資源化される想定です。
利用者の利便性向上と同時に、環境負荷の低減という二つの大きな効果が期待されています。具体的には荷物の軽減による滞在満足度の向上と、衣類廃棄量削減に伴うCO2排出抑制の両面です。
利用手順(概要)
- チェックアウト前に不要な衣類・小物を選別する。
- 館内に設置されたRecycling Boxへ投入する(案内表示と英語などのビジュアルで案内)。
- 回収後、FASHION X等の受け皿でリユース・リサイクルの流通に乗せる。
| 期待される効果 | 具体的内容 |
|---|---|
| 滞在価値の向上 | 荷物を軽くできる利便性、社会貢献感の付与 |
| 環境負荷低減 | 衣類廃棄物の削減、CO2排出量抑制、資源循環の促進 |
企業情報と連携の枠組み:FASHION X、相鉄ホテルマネジメント、TRIPとTIB CATAPULT
本取り組みを実施する両社の事業概要を紹介します。FASHION Xは衣類寄付に関するサービスを提供するスタートアップで、相鉄ホテルマネジメントは宿泊特化型ホテルの運営を行う企業です。両社は外部パートナーとの共創を通じてオープンイノベーションを推進しています。
また、相鉄グループはスタートアップ等との接点を増やす「オープンイノベーション」へ積極的に取り組んでおり、その枠組みの一つとしてTRIP(Tokyo Railway Innovation Partnership)や東京都のTIB CATAPULTに関する連携も紹介されています。
当事者の概要
- FASHION X
- 所在地:東京都大田区池上七丁目2番7号
- 代表者:畠山 怜之
- 設立:2023年7月
- サービス内容:古着や不要な服など衣類の寄付に関するサービス
- 会社URL:https://fashionx.jp/
- 関連サービスページ:https://fashionx.jp/kifuru
- 株式会社相鉄ホテルマネジメント
- 所在地:神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番14号
- 代表者:取締役社長 鈴木 正宗
- 設立:2017年7月
- 事業内容:宿泊特化型ホテルの運営・パートナーホテル事業
- URL:https://sotetsu-hotels.com/sunroute/plazashinjuku/
TRIPおよびTIB CATAPULTの説明
TRIPは「TIB CATAPULT」にて選定された、都内を中心に多様なアセットを持つ鉄道事業者とTIS株式会社が中心となり、社会課題の解決や未来づくりを目的としたイノベーションを創出するクラスターです。関与する事業者群には小田急電鉄、京王電鉄、京浜急行電鉄、JR東日本スタートアップ、株式会社西武ホールディングス、東急、東武鉄道、相鉄ホールディングス、ほか多数が含まれます(詳細は https://tib-trip.com/ を参照)。
TIB CATAPULTは東京都の「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」であり、クラスター領域におけるスタートアップとの連携・協働を推進する取り組みです。関連情報は https://tibcatapult.metro.tokyo.lg.jp/ に公開されています。
まとめ:取り組みの要点と問い合わせ先
本稿では、ホテルサンルートプラザ新宿に設置されたRecycling Boxについて、開始日、運用主体、背景、期待効果、関係企業情報、オープンイノベーションにおける位置づけまでを整理しました。以下の表に主要事項をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取り組み名 | Recycling Box(衣類・小物の回収) |
| 開始日 | 2025年10月1日(水) |
| 発表日 | 2025年10月8日 15時30分(株式会社FASHION X 発表) |
| 設置場所 | ホテルサンルートプラザ新宿 館内(専用BOX) |
| 主な効果 | 滞在価値向上(荷物軽減、社会貢献感)、環境負荷低減(衣類廃棄削減、CO2抑制) |
| FASHION X 会社情報 | 所在地:東京都大田区池上七丁目2番7号、代表:畠山 怜之、設立:2023年7月、URL:https://fashionx.jp/ |
| 相鉄ホテルマネジメント 会社情報 | 所在地:神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番14号、代表:鈴木 正宗、設立:2017年7月、URL:https://sotetsu-hotels.com/sunroute/plazashinjuku/ |
| 問い合わせ先 | FASHION X 広報 Tel:050-3611-8576 Mail:fashionx@fashionx.jp |
| 関連リンク | FASHION X サービスページ:https://fashionx.jp/kifuru、TRIP:https://tib-trip.com/、TIB CATAPULT:https://tibcatapult.metro.tokyo.lg.jp/ |
本取り組みは、ホテルの利用という日常的な場面を通じて廃棄衣類問題や資源循環に関与する新たな手法のひとつを示すものです。今後も回収の実績や運用方法の改善状況が公表されれば、利用者や産業側の意識変容や制度設計にもつながる可能性があります。
参考リンク: