ヤンジャン新連載を英語同時配信　BUNGOが先陣

英語翻訳で海外同時配信を全面拡大：週刊ヤングジャンプの新連載が世界へ

株式会社集英社は、2025年10月9日（木）発売の「週刊ヤングジャンプ」45号を皮切りに、同誌で今後開始する新連載作品をすべて英語に翻訳し、海外向けサービス「MANGA Plus by SHUEISHA」にて全世界（日本・中国・韓国を除く）で同時配信することを発表しました。発表日時は2025年10月9日 00時00分となっています。

この取り組みは、既に一部作品で実施されている同時配信をさらに拡大するもので、海外読者への到達拡大と海外市場でのヒット獲得を目指すものです。ただし、プレスリリースに明記されている通り一部、公開しない作品もあります。

配信対象プラットフォームは「MANGA Plus by SHUEISHA」であり、配信対象地域は日本・中国・韓国を除く全世界です。英語翻訳による同時配信を行うことで、週刊連載のライブ感を保ちながら、海外読者が日本と同じタイミングで新作を楽しめる体制を整えます。

先陣を切る『BUNGO-unreal-』：作品の位置づけと連載開始情報

新展開の先駆けとなるのは二宮裕次氏による『BUNGO-unreal-』です。本作は「週刊ヤングジャンプ」45号（2025年10月9日発売）で連載開始となり、この回より英語版もMANGA Plusで同時配信されます。プレスリリースでは表紙・カラーページのクレジットも示されており、掲載ビジュアルには以下の著作権表記が付されています。

• ▲©「週刊ヤングジャンプ」2025年45号／集英社
• ▲『BUNGO-unreal-』英語版1話カラーページ　©二宮裕次／集英社
• ▲『BUNGO-unreal-』1話カラーページ　©二宮裕次／集英社

『BUNGO-unreal-』は、これまで連載されてきた『BUNGO-ブンゴ-』の高校生編に相当する新章で、中学生編の完結を経て連載が継続される形です。中学生編は「週刊ヤングジャンプ」2025年4・5合併特大号（2024年12月26日発売）で完結しており、今回の高校生編で新たな展開に入ります。

あらすじ（『BUNGO』シリーズの流れ）

以下はプレスリリースで示された『BUNGO』作品のあらすじです。原文を省略せず具体的に記載します。

少年野球チームのない町に育った石浜文吾（イシハマブンゴ）は、「壁当て」にいそしむ毎日。そんな時、少年野球日本代表の野田幸雄（ノダユキオ）と運命の出会いを果たす。中学に上がり超強豪「静央シニア」へ入団した2人は、頂点を目指し度重なる激闘を繰り広げていくのだった――。そして時は流れ、2人は高校へ進学。「甲子園5連覇」という圧倒的な野望を抱き、ついに高校野球へ打って出る。乱れ弾けて、その先へ。情熱が乱れ弾ける猛禽系野球狂ストーリー、高校生編。

作者プロフィール：二宮裕次

作者についての詳細もプレスリリースに基づき正確に記載します。

出身

愛知県出身。

デビューと経歴

2013年、『週刊少年マガジン』にてバスケット漫画『LASTMAN』（講談社刊・全3巻）で連載デビュー。2015年より『週刊ヤングジャンプ』2015年3号（2014年12月18日発売）から野球漫画『BUNGO-ブンゴ-』を連載開始。

作風

劇画調の迫力ある描写と主人公をはじめ個性的なキャラクターで人気を博している。

近年の動向

「週刊ヤングジャンプ」2025年4・5合併特大号（2024年12月26日発売）にて中学生編が完結。2025年45号より高校生編『BUNGO-unreal-』が連載開始。

MANGA Plus by SHUEISHA の役割とこれまでの配信実績

「MANGA Plus by SHUEISHA」は2019年にスタートした、海外向けのマンガ配信アプリ・サービスです。プレスリリースでは、同サービスが「週刊少年ジャンプ」や「少年ジャンプ＋」などの連載や読切作品を多言語で日本と同時公開する取り組みを通じて、海外読者に日本のマンガを届ける基盤を築いてきたことが明記されています。

今回の発表は、同サービスでの配信範囲をさらに拡大するものであり、週刊ヤングジャンプ側が「青年誌というカテゴリーにおいて培ってきた表現の多様性や、豊富な作品バリエーション」を活かして、世界中の読者に週刊連載の面白さと深さを届ける意図を示しています。

サービス開始以降の特徴

• 開始年：2019年にサービスがスタート。
• 対象：『週刊少年ジャンプ』『少年ジャンプ＋』など幅広い連載と読切を多言語で提供。
• 公開形態：日本と同時公開（いわゆる同時配信）を基本とし、海外読者の利用を想定。

プレスリリースは、これまで一部作品の同時配信が行われていることを述べつつ、今回の拡大で「今後開始する新連載作品のすべて」を対象にすることを明確にしています。ただし繰り返しになりますが、例外となる作品も存在するという注記が付されています。

配信開始作品のビジュアルと著作権表記、その他の注意点

プレスリリースには『BUNGO-unreal-』の1話冒頭ページや英語版1話冒頭ページの画像についての複数のクレジット表記が含まれています。該当箇所はすべて明記します。

• ◆『BUNGO-unreal-』1話冒頭ページ　©二宮裕次／集英社（複数点掲載の表記あり）
• ◆『BUNGO-unreal-』英語版　1話冒頭ページ　©二宮裕次／集英社（複数点掲載の表記あり）

また、配信対象外の地域（日本・中国・韓国）が明示されている点、及び一部作品は配信対象外となる旨の注記がある点に注意が必要です。これらはサービス利用や配信計画を理解するうえで重要な情報です。

要点の整理とまとめ

以下は本件プレスリリースに基づき、発表内容を明確に整理した表です。本文中の情報をすべて網羅し、主要な項目を一覧にしています。

表に示したように、本リリースは配信方針の拡大と具体的な第1弾作品の告知、ならびにMANGA Plusの役割の整理を含んだ発表です。海外向けに英語翻訳を行い、同時配信することで、週刊ヤングジャンプの新連載を日本とほぼ同時期に世界へ届ける体制が整備されることになります。

今件の発表内容は配信方法、配信地域、対象作品の範囲（例外あり）、および先行する作品としての『BUNGO-unreal-』の詳細を含め、プレスリリースの全文に沿って正確に記載しました。