11/12開催|デクセリアルズが幕張で最新フィルム技術を展示
ベストカレンダー編集部
2025年10月9日 12:25
デクセリアルズ出展@幕張
開催期間:11月12日〜11月14日
幕張メッセで示す応用フィルムと微細技術の現在地
デクセリアルズ株式会社は、2025年11月12日(水)から14日(金)まで幕張メッセ(千葉県)で開催される「第16回 フィルムテックジャパン(高機能フィルム展)」に出展します。本リリースは2025年10月9日 10時36分に発表されたもので、出展ブースは展示ホール1の5-60に設置されます。
展示会自体は、機能性フィルムの成形加工技術や材料、機能性フィルムそのものが一堂に出展する世界最大規模の展示会であり、主催はRX Japan株式会社です。会期は11月12日〜14日で、開催時間は各日10:00〜18:00、最終日のみ17:00終了となります。来場には事前登録が必要で、公式ウェブサイトの入場登録ページ(https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/register.html?code=1468140263056506-ZYY)から登録して来場する形です。
会場・開催情報のポイント
開催場所:幕張メッセ(千葉県)/デクセリアルズブース:展示ホール1 5-60。
会期:2025年11月12日(水)~14日(金)。
入場方法:事前に公式ウェブサイトでの入場登録が必要です。展示内容は予告なく変更になる場合がある旨も告知されていますので、来場前に最新情報の確認が推奨されます。
出展製品と紹介する要素技術の全容
デクセリアルズは、スマートフォンやノートパソコン、カメラ、センサー、AR/VRなどの進化に不可欠な各種材料や部材をラインナップとして展示します。ブースでは、世界No.1シェアを獲得した製品群や、視認性・接合性能・小型化に貢献する各種材料を紹介するとしています。
具体的な出展予定製品は下記の通りです。展示製品は変更となる場合がある点はご了承ください。
- 反射防止フィルム(ARF):スパッタリング技術で製造され、世界でトップシェアを有する反射防止フィルム。モスアイタイプも含む複数種を紹介予定。
- 光学弾性樹脂(SVR):ディスプレイの視認性を高める光学透明接着剤としての位置づけで、当社製品名SVRとして供給。金額シェアで世界トップを獲得しています。
- 異方性導電膜(ACF):IT製品の小型化・高機能化に寄与する接合材料で、大型および中小型ディスプレイ向けACF合計で世界トップシェア。
- 拡散マイクロレンズアレイ:表示の拡散・視野制御に関わる光学部材。
出展の要素技術と注目ポイント
デクセリアルズは製品単体の展示にとどまらず、要素技術としての「有機樹脂配合技術」「微細加工技術」を紹介します。これらはフィルムや接着材料、導電材料の性能を支える基盤技術であり、実機やサンプルを通じて製造工程や適用例を提示する予定です。
出展ブースでは、以下の新規展示(初出展品)も紹介されます。各製品は特性と用途において明確な差別化要素を持っており、実装や製造工程に直結する性能を備えています。
- 3層CCL用低誘電接着フィルム
- 高速伝送用基板の層間接着シートで、さまざまな環境下で安定した低誘電特性を発揮します。高周波部材(LCP、Modified-PI、低粗度銅箔)に対する高い接着信頼性と耐熱性、ビア加工性を有します。
- リフロー対応工程用保護テープ
- さまざまな形状に加工可能で、工程で発生する異物などから製品を保護するテープ。耐熱性に優れ、無鉛リフロー工程(ピーク260℃)を通しても対象物への糊残りなく剥離できます。
- フィルム型はんだ実装材料(開発中)
- はんだペーストに代わる熱硬化フィルムで、はんだリフロープロセスを用いて0.25mmピッチのBGA等、狭ピッチ外部端子を持つ電子部品の実装に対応することを目指しています。
ショートプレゼンテーションとブースでの案内
展示に合わせて、当社技術に関するショートプレゼンテーションをブース内で実施します。各回は10分で、開催日時の詳細スケジュールは会場のデクセリアルズブース正面モニター前に掲示されます。
プレゼンテーションのテーマは「微細加工技術、異方性導電膜(ACF)、接着剤、ブース見どころガイド」です。会場はデクセリアルズブース内の正面モニター前となり、参加方法は当該モニター前に集まっていただく形で、立ち見での案内となることが案内されています。
見どころ整理
ブースでは製品サンプルの展示に加え、技術の適用事例や工程上の利点を短時間で把握できるプレゼンテーションを実施します。スケジュールは会場掲示が確定版となるため、来場後に確認が必要です。
また、展示イメージとしては昨年の出展の様子と今年のブースイメージが示されていますが、具体的なレイアウトは会場で確認することが推奨されています。展示製品は変更となる場合がある点も繰り返し案内されています。
会社概要、出展の位置づけと世界シェアの根拠
デクセリアルズは2012年に社名変更とともに事業を開始しています(旧社名:ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社)。本社は栃木県下野市下坪山1724、代表取締役社長は新家由久、設立は2012年6月20日です。事業は電子部品、接合材料、光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を中核に展開し、国内8拠点(子会社拠点含む)、海外11拠点で製造・販売拠点を持っています。
企業のパーパスは「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。」として掲げられており、社会課題の解決に資するデジタル・テクノロジーの進化を支える高付加価値製品・技術・ソリューションの提供を通じ、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
世界No.1の内訳と根拠
リリースでは、当社が世界トップシェアを有する製品群について、出典とともに具体的に示しています。以下がその内訳です。
- 反射防止フィルム(スパッタリング技術で製造された反射防止フィルム):株式会社富士キメラ総研発行「2025ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、表面処理フィルム(ドライコート)の2024年の金額シェア。
- 光学弾性樹脂(SVR):同レポートによる、ディスプレイの貼り合わせで使用される光学透明接着剤(OCR/LOCA)の2024年の金額シェア。光学弾性樹脂(SVR)は同社の製品名。
- 異方性導電膜(ACF):同レポートによる、大型および中小型ディスプレイ向けACFの合計の2024年の金額シェア。
上記はいずれも「株式会社富士キメラ総研」の市場調査に基づく金額シェアに基づいた表記となっています。
関連リンクと参照先
出展・詳細情報の一次情報として、デクセリアルズの公式ニュースページ(https://www.dexerials.jp/news/2025/news25045.html)および展示会公式サイトの情報ページ(https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/visit/film.html)が挙げられます。入場登録ページはhttps://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/register.html?code=1468140263056506-ZYYです。
掲載された日時は「2025年10月9日 10時36分」であり、発表内容や展示製品は更新・変更される可能性があるため、来場前に公式情報の確認が必要です。
今回の出展内容まとめ
以下の表は、本記事で取り上げた出展の主要情報を整理したものです。会期・会場、ブース位置、出展製品、ショートプレゼンテーションの概要、会社概要、世界シェアの内訳、それぞれを一目で確認できるようにまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年10月9日 10時36分 |
| 展示会名 | 第16回 フィルムテックジャパン(高機能フィルム展) |
| 会期 | 2025年11月12日(水)~14日(金) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了) |
| 会場 | 幕張メッセ(千葉県) |
| ブース | 展示ホール1 5-60(デクセリアルズブース) |
| 出展予定製品 | 反射防止フィルム(ARF)、反射防止フィルム モスアイタイプ、異方性導電膜(ACF)、光学弾性樹脂(SVR)、拡散マイクロレンズアレイ、他(展示製品は変更となる場合があります) |
| 初出展製品(開発中等) | 3層CCL用低誘電接着フィルム、リフロー対応工程用保護テープ、フィルム型はんだ実装材料(熱硬化フィルム) |
| ショートプレゼン | テーマ:微細加工技術、異方性導電膜(ACF)、接着剤、ブース見どころガイド。各回10分。開催スケジュールはブース正面モニターで掲示。 |
| 入場方法 | 事前入場登録が必要(登録ページ:https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/register.html?code=1468140263056506-ZYY) |
| 会社概要 | デクセリアルズ株式会社/本社:栃木県下野市下坪山1724/代表取締役社長:新家由久/設立:2012年6月20日/国内8拠点、海外11拠点 |
| 世界シェア根拠 | 株式会社富士キメラ総研発行「2025ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による2024年の金額シェアに基づく |
| 関連リンク | デクセリアルズ公式ニュース:https://www.dexerials.jp/news/2025/news25045.html / 展示会:https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/visit/film.html |
以上が出展に関する要点の整理です。展示製品やスケジュールは変更される可能性があるため、最新情報は上記の公式リンクでご確認ください。
参考リンク: