10月17日開始|多摩美術大の無料講座「デザインという問い」

デザインという問い

開催期間:10月17日〜11月3日

デザインという問い
どうやって参加すればいいの?
会場参加は無料だが各回で事前申込が必要です。会場は東京ミッドタウン内の多摩美術大学TUB。オンラインは申込不要でTUBのYouTube LIVEで無料視聴できます。
全回オンラインでも見られるの?
原則として多数の回がYouTube LIVEで配信されますが、回によっては会場限定の扱いがある可能性もあるため、登壇ごとの配信可否は特設サイトで確認してください。

問いを立てることからはじまるデザインの実験場

多摩美術大学は、2025年10月17日(金)から11月3日(月)まで、東京ミッドタウン・デザインハブ内にある多摩美術大学TUBにて、無料で聴講できる公開講座シリーズ「Tama Design University」の第四弾を実施します。今回のテーマは「デザインという問い」。急速な社会変化と不確実性が増す現代において、答えを急ぐのではなく、立ち止まり問いを立て続けることの意義を問い直す構成です。

このシリーズは2021年の開始以来、デザインを社会に広げるオープンエデュケーションの試みとして実施され、累計で700,000回以上の視聴を記録し、TUBのYouTubeチャンネル登録者数は4.1万人を超えています。2022年度にはグッドデザイン賞を受賞しており、オンラインと現地をつなぐ学びの場として定着しつつあります。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 2

「問い」としてのデザインとは何か

本シリーズの企画監修は、多摩美術大学 統合デザイン学科 教授の永井一史が担当します。今回の趣旨は、デザインを単に課題解決の手段として捉えるのではなく、問いを立てる営為そのものに価値を見出すことです。問いは必ずしも明確な解答に到達しないことが多く、そのプロセスにこそ洞察や実践の契機があると位置づけられています。

AIの進化や気候変動、社会構造の変容といった要因により「正解」が見えにくい時代において、デザインがどのような問いを立て、どのように問いを更新していくのか。参加者は登壇者の経験や試行のプロセスから、問いを立てる態度や実践のヒントを受け取ることができます。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 3

開催概要と参加方法:会場とオンラインを横断する設計

本講義シリーズは、会場での聴講とオンライン配信の二本立てで提供されます。会場となるのは、東京ミッドタウン・タワー5階の多摩美術大学TUB(デザインハブ内)で、入場料は無料です。会場参加は事前申込が必要ですが、オンライン参加は申込不要でYouTube LIVEを通じて視聴できます。

開催期間と会場の詳細は以下の通りです。会期は2025年10月17日(金)〜11月3日(月)、会場住所は東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(東京ミッドタウン・デザインハブ内)です。主催・運営は多摩美術大学 TUB、監修は永井一史教授。この情報と登壇日程、申し込み方法は特設サイトで案内されています(https://tub.tamabi.ac.jp/tdu/4th/)。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 4

参加方法の詳細

  • 会場参加:無料・事前申込が必要。定員や受付方法は特設サイトで確認。
  • オンライン参加:申込不要。TUBのYouTubeチャンネルでLIVE配信。

オンラインは申込不要で視聴できるため、物理的に来場できない人にもアクセスが開かれています。一方で会場での参加を希望する場合は、各回の申込規定に従って事前登録が必要です。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 5

登壇者と日程:多様な現場からの14名の声

今回のシリーズには、デザイナー、クリエイター、ミュージアム・エデュケーター、元小学校教員、文化人類学者、企業経営者、研究者など多様なバックグラウンドをもつ14名が登壇します。各登壇者は自らが現場で向き合ってきた「問い」とその試行錯誤を共有します。

全登壇者と登壇日時は以下の通りです。講義は原則として公開され、オンライン配信も行われます。特記事項として、小川さやか氏(立命館大学 副学長・先端総合学術研究科 教授)は10月28日(火)17:00~の講義がオンラインのみとなっています。

10月17日(金)18:00~
金森香(一般社団法人ドリフターズ・インターナショナル代表理事/プロデューサー/母/大学講師)
10月18日(土)14:00~
ウスビ・サコ(京都精華大学 元学長・名誉教授/東京都公立大学法人 理事/東京都立大学 特任教授)
10月18日(土)17:00~
橋本麦(映像作家/ツール開発者)
10月19日(日)14:00~
米谷ひろし(多摩美術大学 建築・環境デザイン学科教授/TONERICO:INC. 代表/空間デザイナー)
10月19日(日)17:00~
狩野佑真(NOU Inc. クリエイティブディレクター/デザイナー)
10月20日(月)19:00~
会田大也(ミュージアム・エデュケーター)
10月23日(木)18:00~
ハヤカワ五味(株式会社ウツワ 代表取締役)
10月24日(金)18:00~
吉泉聡(デザイナー/TAKT PROJECT 代表/東北芸術工科大学客員教授)
10月24日(金)20:00~
青木俊介(ユカイ工学代表/武蔵野美術大学 教授)
10月25日(土)14:00~
深地宏昌(デザイナー/DIGRAPH主宰)
10月25日(土)17:00~
武井祥平(エンジニア/nomena代表)
10月28日(火)17:00~
小川さやか(立命館大学 副学長・先端総合学術研究科 教授)※オンライン講義のみ
10月29日(水)18:00~
草場純(元小学校教員)
11月3日(月)17:00~
田中みゆき(キュレーター/アクセシビリティ研究/社会福祉士)

各登壇者は、専門分野や現場での経験に基づいた問いの立て方、方法論、思考のプロセスを共有します。講義の形式や質疑応答の有無、所要時間などの詳細は特設サイトで確認してください。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 6

講義の位置づけと過去の展開

Tama Design Universityは「誰でも学べるヴァーチャル大学」を標榜し、2021年にスタートしました。第一線で活躍する研究者や実務家を招き、デザインの新しい領域を紹介するオンライン講座を50本以上実施し、無料で公開してきました。

特徴としては、視聴者が単に動画を見るだけで終わらず、学生証発行やリフレクションができる場を用意するなど、学びの継続と深まりを促す仕組みが設計されています。これまでの取り組みは2022年度グッドデザイン賞の受賞につながっています。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 7

多摩美術大学TUBと東京ミッドタウン・デザインハブ、大学の位置づけ

多摩美術大学TUBは2021年4月に東京ミッドタウン・デザインハブ内に開所しました。コンセプトは「まじわる・うみだす・ひらく」で、学内外のステークホルダーや企業、社会人と連携してオープンイノベーションを促す場です。学生作品の展示や発信、幅広い層に向けたプログラム提供を目的としています。

ディレクターは和田達也教授と永井一史教授が務め、場所は東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(デザインハブ内)です。TUBは、多摩美術大学の教育資源を社会に開く拠点として機能しています。

多摩美術大学が聴講無料のデザイン講義を東京ミッドタウンとYouTubeで実施:「Tama Design University デザインという問い」 画像 8

東京ミッドタウン・デザインハブの役割

東京ミッドタウン・デザインハブは2007年4月に開設されたデザインネットワークの拠点で、展覧会やセミナー、出版などを通じてデザインのプロモーションや研究教育を行う機関です。構成機関には公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学TUBが含まれます。

このハブにより「人」「ビジネス」「知識」を結びつける活動が推進され、地域と連動した幅広い展示や教育プログラムが実施されています。

要点の整理と参考情報

以下の表は、本講義シリーズの主要な情報を整理したものです。会期、会場、参加方法、主催・監修、登壇者数、過去の実績などを網羅しています。

項目 内容
プログラム名 「Tama Design University デザインという問い」
会期 2025年10月17日(金)〜11月3日(月)
会場 多摩美術大学 TUB(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F・東京ミッドタウン・デザインハブ内)
入場料 無料(会場参加は要申込、オンラインは申込不要・YouTube LIVE)
主催・運営 多摩美術大学 TUB
監修 永井一史(多摩美術大学 統合デザイン学科 教授)
登壇者 14名(デザイナー、研究者、教育者、キュレーター等)
配信・視聴実績 累計視聴回数 700,000回以上、YouTube登録者数 41,000人超
過去の評価 2022年度 グッドデザイン賞受賞(Tama Design Universityとして)
特設サイト https://tub.tamabi.ac.jp/tdu/4th/

本稿では、シリーズの目的、開催概要、登壇者一覧、TUBおよび東京ミッドタウン・デザインハブの位置づけなど、プレスリリースの全情報を整理しました。詳細な登壇内容や申し込み方法、配信スケジュールは特設サイトで随時更新されますので、視聴や参加を検討する際は該当ページで最新情報をご確認ください。

参考リンク: