10/28-29開催 大熊町ツアーでFUN EAT MAKERS見学
ベストカレンダー編集部
2025年10月10日 14:51
大熊町イノベーションツアー
開催期間:10月28日〜10月29日
大熊町イノベーションツアーに選出された背景と位置づけ
2025年10月28日(火)から29日(水)に実施される「大熊町イノベーションツアー 未来の産業拠点を体感する2日間」において、株式会社コネクトアラウンドが運営する6次化産業施設FUN EAT MAKERS in Okumaが訪問施設の一つとして選出されました。発表元はクリーク・アンド・リバー社が2025年10月10日に公表したプレスリリースです。
ツアーは大手・中堅企業の新規事業担当者や工場立地担当者、イノベーション領域のスタートアップ経営者を主な対象とし、福島県大熊町に進出した先進的事業者の施設を当該事業者の説明付きで特別に見学できる機会を提供します。参加費は無料で、申し込み締め切りは10月15日(水)です。詳細と申し込みはPeatixの専用ページで受け付けられています(https://oic-innovationtour2025.peatix.com/)。
大熊町の復興と産業誘致の経緯
福島第一原発事故により2011年3月に全町民が避難を余儀なくされた大熊町は、2022年6月に主要地域での立ち入りが可能となったことを契機に、生活インフラの復興が急速に進展しました。以降、町内にはスタートアップや大企業が実証実験拠点や工場・開発拠点として進出する動きが活発化しています。
本ツアーは、そうした大熊町の現地事情や復興プロセス、産業立地の現状を実際に確認し、企業の新規事業や立地判断の材料とすることを目的としています。見学対象には、地域のインフラや中間貯蔵施設、現地行政との意見交換など、幅広い視点が含まれます。
FUN EAT MAKERS in Okuma の施設と訪問で得られる学び
株式会社コネクトアラウンドが運営する複合施設FUN EAT MAKERS in Okumaは、アグリテック(AIや先端技術を活用した農業)とユニバーサルなワークフローを導入し、テーマを「農業」「食」「滞在」に据えた6次化産業施設です。施設内には屋内水耕栽培施設、キッチン、滞在施設などが整備されています。
今回のツアー訪問では、現地責任者による設備解説が行われ、屋内水耕栽培の運用や加工・販売のプロセス、滞在施設の運用イメージ、ユニバーサルな働き方を実現する仕組みなどを直接確認することが可能です。農業の高度化と地域雇用・産業振興の関係を現場で理解する機会として位置づけられます。
設備と取り組みのポイント
施設で示される主な技術・運営ポイントは以下の通りです。ツアー中の説明で詳細に触れられる予定です。
- 屋内水耕栽培:AI・IoTを組み合わせた生産管理と、安定的な高付加価値作物の生産。
- 2次加工と販売:栽培した野菜を用いた加工品・飲食提供の連携(地元販売、ランチボックス等)。
- ユニバーサルワークフロー:多様な人材が能力を発揮できる業務設計と雇用施策。
- 滞在・見学環境:長期滞在型の実証や研修に対応する滞在施設とキッチン設備。
これらは大熊町という地域要因と組み合わせた上で、復興支援と地方創生の枠組みに組み込まれています。2025年6月に同施設がオープンした経緯や、2022年10月に経済産業省の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金の公募で採択された点も重要な背景です。
ツアーの実施概要・日程と参加条件
ツアーの正式名称は「大熊町イノベーションツアー 未来の産業拠点を体感する2日間」です。主催はビジネスゲートウェイ株式会社、協力は株式会社リブ・コンサルティング。参加費は無料ですが、食費・懇親会費は参加者負担となります。交通費(東京-大熊町)および宿泊費は無料で手配されます。
参加対象は大手・中堅企業の新規事業担当者、工場立地担当者、及びイノベーションに関わるスタートアップ経営者(6分野に該当する企業)。原則として2日間とも参加できる方が対象で、1社あたり参加は最大2名まで受け付けます。申し込み多数(定員40名)となった場合は抽選で参加者が決定されます。申し込み締め切りは10月15日(水)です。
日程の詳細(タイムライン)
日程は以下のとおりに組まれており、見学・説明・意見交換を織り交ぜた構成です。各時間帯に訪問先ごとの説明・現地案内が行われます。
- 10月28日(火)1日目
- 7:00 東京駅集合・出発(バス)
- 11:30 到着後・昼食@クマSUNテラス店舗
- 13:00 大熊町の概要説明、OIC(大熊インキュベーションセンター)の見学・説明
- 14:00 町内及び施設見学(Rutileaの事業紹介(OIC)・データセンター見学、ネクサスファーム等)
- 16:20 中間貯蔵センター見学、CREVAおおくま館内の見学
- 17:30 懇親会@クマSUNテラス店舗(懇親会費は参加者負担)
- 20:15 ホテルチェックイン
- 10月29日(水)2日目
- 8:45 ホテル集合
- 9:00 大熊町役場との意見交換
- 10:30 次世代グリーンCO2燃料技術研究組合(Rabit)視察
- 12:00 昼食@FUN EAT MAKERS in Okuma、コネクトアラウンドの事業紹介
- 13:30 町内及び施設見学(学び舎 ゆめの森 等)
- 14:40 まとめ(会場:CREVAおおくまホール)
- 15:00 出発(バス)
- 19:30 東京駅到着・解散
募集人数は30~40名の見込みです。参加申込やツアーの詳細は開催ページ(https://oic-innovationtour2025.peatix.com/)を参照してください。
コネクトアラウンドとクリーク・アンド・リバー社の役割・沿革
株式会社コネクトアラウンドはC&Rグループのアグリカルチャー分野の子会社で、2022年4月に設立されました。本社所在地は東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE、代表取締役社長は浅井 司氏です。事業内容は農産物・食料品の生産・加工・販売、レンタルワークスペース運営、飲食業、有料職業紹介業、ブランディング・プロモーションなど多岐にわたります(URL: https://c-aro.com/)。
コネクトアラウンドは、アグリテックと異業種プロフェッショナルの知見を融合し、ダイバーシティ&インクルージョンを掲げた農業ビジネスモデルを構築しています。2023年2月には川崎市中原区に6次化農業ビジネス&実習施設「FUN EAT MAKERS 武蔵新城」を開設し、2025年6月に「FUN EAT MAKERS in Okuma」を福島県大熊町にオープンしました。
採択・協定と大熊町での取り組み
コネクトアラウンドは2022年10月に経済産業省の「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金(製造・サービス業等立地支援事業)」第7次公募で採択されました。また、2023年1月には福島県大熊町と企業立地に関する基本協定を締結しています。これらの制度的支援を背景に、AI・IoT・最新水耕栽培を活用した6次化スマート農業を通じ、震災復興と地方創生に寄与する事業を進めています。
これまでの関連プレスリリースやオープン情報は以下のリンクで参照できます。
- 2025年6月24日「FUN EAT MAKERS in Okuma」オープニングイベント&建築見学会:https://www.cri.co.jp/news/005713.html
- 2025年6月2日 福島県大熊町にグランドオープン:https://www.cri.co.jp/news/005657.html
- 2023年2月6日 川崎市での施設オープン:https://www.cri.co.jp/news/004390.html
親会社のクリーク・アンド・リバー社(C&R社)は1990年設立。プロフェッショナルのエージェンシー事業を基盤に映像、ゲーム、Web、広告・出版、建築、AI/DX、アグリカルチャー等18分野以上で事業を展開しています。社の公式サイトやSNSにはさらなる企業情報や映像資料が公開されています(https://www.cri.co.jp/、YouTubeやX等)。
問い合わせ先と申込窓口
ツアーに関する問い合わせは主催のビジネスゲートウェイ株式会社まで。担当は黒田・阿部。連絡先は以下です。
- 問い合わせ先
- ビジネスゲートウェイ株式会社
- メール
- info@okuma-ic.jp
- 申込ページ
- https://oic-innovationtour2025.peatix.com/
本記事の要点まとめ
ここまでに記載したツアー内容、コネクトアラウンドの施設情報、ツアー日程・参加条件・問い合わせ先などを表形式で整理します。表は参照しやすいように主要情報を集約したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ツアー名 | 大熊町イノベーションツアー 未来の産業拠点を体感する2日間 |
| 開催日 | 2025年10月28日(火)~10月29日(水) |
| 申し込み締切 | 2025年10月15日(水) |
| 参加費 | 無料(交通費・宿泊費は主催側負担。食費・懇親会費は除く) |
| 対象 | 大手・中堅企業の新規事業担当者、工場立地担当者、イノベーション分野のスタートアップ経営者 |
| 定員 | 30~40名(申し込みが定員40名を超える場合は抽選) |
| 主催/協力 | 主催:ビジネスゲートウェイ株式会社 協力:株式会社リブ・コンサルティング |
| 訪問先(主な施設) | FUN EAT MAKERS in Okuma(コネクトアラウンド)、OIC、大熊町産業団地、Rutilea、ネクサスファーム、中間貯蔵施設、Rabit、ゆめの森、クマSUNテラス等 |
| 申込ページ | https://oic-innovationtour2025.peatix.com/ |
| 問い合わせ | info@okuma-ic.jp(担当:黒田、阿部) |
| コネクトアラウンド概要 | 設立:2022年4月/代表:浅井 司/本社:東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE/事業:農産物生産・加工・販売、レンタルワークスペース、飲食業、有料職業紹介等/URL:https://c-aro.com/ |
| 親会社 | クリーク・アンド・リバー社(C&R社):1990年設立、プロフェッショナル特化型エージェンシー等を展開/Web:https://www.cri.co.jp/ |
以上が今回のプレスリリースに基づくツアーとコネクトアラウンドに関する要点の整理です。参加検討や詳細確認はPeatixの申込ページおよび問い合わせ先のメールアドレスをご利用ください。
参考リンク: