10月22日開催|『8番出口』ヒットの裏側を坂田悠人が語る
ベストカレンダー編集部
2025年10月10日 15:13
8番出口プロモ裏話
開催日:10月22日
『8番出口』のヒットを支えたプロモーションの全貌
映画『8番出口』は2025年8月29日に全国東宝系で公開され、カンヌ国際映画祭でのポスターデザイン受賞や、北米配給を手がけるNeonの参画などを通じて国内外で注目を集めています。本稿では、その成功を生み出したプロモーション戦略と多様なコラボレーションの背景を、Brancが開催するトークイベントの内容を基に整理してお伝えします。
本作がゲーム原作に由来する点を含め、単なるファン層の動員に留まらない広範な支持獲得のプロセスには、デザインセンス、戦略的なタイアップ、配給の戦術的選択が複合的に働いています。ここでは、イベントで取り上げられる要素を具体的に掘り下げます。
プロモーション成功の要素
まず、カンヌ国際映画祭で最優秀賞(Prix Luciole)を受賞したポスターデザインは、国際的評価を得ることで作品イメージを強固にしました。広告ビジュアルが海外メディアで取り上げられることで、国内の注目度も高まりました。
次に、配給面における戦略が重要です。北米配給をNeonが担当することが決まり、北米市場での露出や配給ネットワークの活用が作品の国際展開を後押ししました。これらは単発の成功ではなく、連動した施策の結果として機能しています。
具体的なコラボレーション事例と狙い
映画は地下鉄、書店、アパレルなど、多方面とのコラボレーションを実施しました。これらの施策は単に露出を増やすだけでなく、原作ファンや映画未体験層に対する接触機会を設計する役割を果たしています。
以下に、イベントで語られる予定のコラボレーション事例を整理します。
- 地下鉄での『異変探しラリー』:日常空間に作品体験を持ち込む施策
- トーハンのブックカバー連動:書店利用者への接触と読書行動との親和性を活用
- アパレルとのタイアップ:ライフスタイル領域での可視化と媒体横断的な認知拡大
これらの取り組みは、単独の施策として成功したのではなく、作品の世界観と整合する形で連鎖的に展開された点が特徴です。イベントでは、これらの舞台裏や狙いが坂田悠人プロデューサーから直接語られます。
Dialogue for BRANC #10 — イベント詳細と進行
Branc(ブラン)によるオフラインイベント『Dialogue for BRANC』第10回は、2025年10月22日(水)に株式会社イードのセミナールームで開催されます。イベントタイトルは『8番出口』大ヒットの裏側~カンヌも沸かせるデザインセンス、そのプロモーション戦略と、日本映画の世界展開、そしてゲーム愛~ Dialogue for BRANC #10です。
開催日時、会場、参加方法など、参加を検討する際に必要な情報を以下で詳細に示します。定員や会費、当日のプログラム構成も含めて正確に伝えます。
開催日時・会場・アクセス
日時は2025年10月22日(水)19:00~21:30(18:30開場)です。会場は株式会社イード セミナールーム(東京都中野区本町一丁目32番2号 ハーモニータワー18階)。地図や経路はイードのアクセスページが参照先になっています。
アクセス詳細は以下の公式ページにて確認可能です:
https://www.iid.co.jp/company/access.html
プログラムと当日の進行
当日のプログラムは18:30の開場から21:30の終了予定まで、トークと質疑応答、懇親会を含む構成です。Branc編集部が企画運営する対話型イベントとして、参加者が直接質問や交流を行える場が設けられます。
当日のスケジュールは次のとおりです。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 18:30 | 開場 |
| 19:00 | イベント開始 |
| 19:05 | トークセッション① |
| 19:30 | 休憩 |
| 19:35 | トークセッション② |
| 20:05 | Q&A(参加者とのディスカッション) |
| 20:30 | 懇親会・ネットワーキング(軽食・ドリンクあり) |
| 21:30 | 終了予定 |
懇親会では軽食・ドリンクが提供されるため、登壇者や参加者同士の会話を通じて具体的な情報交換が行えます。質疑応答はイベント後半に設定されており、実務に直結する質問を直接投げかける機会が設けられています。
登壇者とトークの焦点:企画から世界展開まで
本イベントのゲストは、映画『8番出口』を企画・プロデュースした坂田悠人氏(STORY inc. 映画プロデューサー)です。モデレーター(MC)はBranc編集長の杉本穂高氏が務めます。両者が交わす対話を通じて、企画立案からプロモーション、世界展開に至るまでの実務的な視点が提示されます。
トークは具体的な事例紹介に重点を置くため、作品の制作過程や宣伝の設計図、配給選定の経緯、原作との関係性の描き方といった詳細なテーマが扱われます。
ゲスト:坂田悠人(STORY inc. 映画プロデューサー)
- プロフィール
- 1995年生まれ。2018年にグリー株式会社へ新卒入社し、VTuber事業のプロデュース統括を担当。『KMNZ』『VESPERBELL』などの音楽特化型VTuberや、コロナ禍における3DCGライブの企画・プロデュースを手がけた経歴を持つ。2022年よりSTORY inc.にて映画・アニメのプロデュースを開始し、初企画作品として映画『8番出口』を企画・プロデュースした。
イベントでは、坂田氏がゼロから企画したプロセス、ポスターデザインや連携企画の発案理由、配給先選定における視点など、プロデューサー視点の細部まで語られます。ゲーム原作の映像化における原作愛の表現や、世界に伝える際の工夫についても触れられる予定です。
MC:杉本穂高(Branc編集長)
- プロフィール
- Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評書『映像表現革命時代の映画論』の著者であり、各種ウェブ媒体で映画とアニメーションに関する取材・執筆経験を持つ。
杉本氏は編集者としての視点からトークの流れを整理し、業界的な示唆や視聴者・マーケットとの接続点について深掘りします。Q&Aでは参加者からの具体的な疑問を引き出し、実務に直結する議論を促します。
トークテーマ(予定)は次のとおりです。内容は調整中で、変更になる場合がありますが、いずれも企画・宣伝・配給の現場で即応用可能な示唆を含みます。
- カンヌ「Prix Luciole」最優秀賞を受賞したポスター制作の制作秘話
- 地下鉄異変探しラリー、トーハンのブックカバー、アパレルなど数々のコラボに込めた狙いと舞台裏
- 絶妙に興味を惹きつけるプロモーション戦略の全貌
- 日本の実写映画を世界に届けるための戦略(カンヌを起点とした世界展開、各国のマーケットでの手応え)
- 北米配給『Neon』決定の経緯
- ゲーム原作の映画化における原作愛の形にする方法と課題
イベント要点まとめ(一覧表)
以下は本イベントと作品に関する主要情報を整理した表です。参加検討や報道、関係者の確認に使えるよう、日付・時間・会場・登壇者・料金・作品情報などを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 『8番出口』大ヒットの裏側~カンヌも沸かせるデザインセンス、そのプロモーション戦略と、日本映画の世界展開、そしてゲーム愛~ Dialogue for BRANC #10 |
| 主催 | Branc(運営:株式会社イード) |
| 日時 | 2025年10月22日(水)19:00~21:30(18:30開場) |
| 会場 | 株式会社イード セミナールーム(東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー18階) |
| アクセス | https://www.iid.co.jp/company/access.html |
| 定員 | 40名 |
| 参加費 | BRANC MEMBERSHIP ライト会員(有料会員):無料 / 一般(無料会員):2,480円(税込) |
| 申込み | https://branc.jp/article/2025/10/02/1981.html |
| プログラム(概略) | 18:30 開場 / 19:00 イベント開始 / 19:05 トーク① / 19:30 休憩 / 19:35 トーク② / 20:05 Q&A / 20:30 懇親会(軽食・ドリンク) / 21:30 終了予定 |
| ゲスト | 坂田悠人(STORY inc. 映画プロデューサー) |
| MC | 杉本 穂高(Branc編集長) |
| 対象 | 映画製作・宣伝・マーケティングに関心のある方、日本映画の世界展開に関心のある方、プロデューサー・マーケター・学生・若手、ゲームの映画化に関心のある方 |
| 作品タイトル | 8番出口 |
| 作品キャスト | 二宮和也 / 河内大和 / 浅沼成 / 花瀬琴音 / 小松菜奈 |
| 原作 | KOTAKE CREATE『8番出口』 |
| 配給 | 東宝(北米配給:Neon) |
| 監督・脚本 | 監督:川村元気 / 脚本:平瀬謙太朗、川村元気(脚本協力:二宮和也) |
| 音楽 | Yasutaka Nakata(CAPSULE)、網守将平 |
| 公開日 | 2025年8月29日(金) |
| 公式サイト・SNS | 公式サイト:https://exit8-movie.toho.co.jp/ 公式X:@exit8_movie / 公式Instagram:@exit8_movie / 公式TikTok:@exit8_movie |
| 問い合わせ(Branc) | 担当:杉本 / メディア窓口:https://www.iid.co.jp/contact/media_contact.html?recipient=branc |
| 企業情報(主催者) | 株式会社イード(本社:東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階) / URL:https://www.iid.co.jp/ |
以上が本イベントと作品に関する主要情報の一覧です。イベントではポスター制作の裏側やコラボレーション設計、世界展開の戦術、ゲーム原作を映画化する際の具体的な配慮など、実務に直結する詳細が語られます。申込みページにて参加手続きを確認のうえ、参加可否を判断できる内容になっています。