10月14日発売 ファミマにゲイシャ100%チルド登場
ベストカレンダー編集部
2025年10月10日 17:28
ゲイシャ100%チルド発売
開催日:10月14日
コンビニの定番シリーズに高級豆を投入――ゲイシャ100%のチルドカップ登場
2025年10月14日(火)、ファミリーマートのチルドカップコーヒーシリーズに、希少品種であるゲイシャ種を100%使用した商品が全国発売される。商品名は「ゲイシャコーヒー ゲイシャ100%使用」で、価格は税込248円、発売地域は全国、販売は全国のファミリーマート約16,300店にて行われる。
この商品は株式会社Philocoffea(本社:千葉県船橋市、代表取締役:粕谷哲)が監修を務めるもので、同社と粕谷によるファミリーマートとの共同開発の取り組みの一環として登場する。粕谷はFAMIMA CAFÉのカウンターコーヒー共同開発(2020年2月開始)や、プライベートブランド「ファミマル」のチルドカップ(2022年9月開始)でも監修を行ってきた。
なぜゲイシャを100%使ったのか
ゲイシャはエチオピア原産の希少なコーヒー品種で、華やかな香りと繊細な味わいが特徴とされる。生産量が少なく、管理が難しいため高級豆として扱われる。今回のチルドカップでは、ゲイシャの持つジャスミンのような香りやフルーティーで上品な酸味を、手軽なチルドカップ飲料で再現することを狙いとしている。
商品説明では精製方法はウォッシュドであること、焙煎は通常より焙煎時間を長く取り、火力を調整しながら行うことでミドルの厚みとラストの余韻を感じられる設計であるとされている。ゲイシャらしいクリーンで明るい酸味、トロピカルフルーツのような明るい酸味と上品な甘さが特長と記載されている。
シリーズの実績とラインナップ構成
「世界No.1バリスタ(※1)が認めた。」シリーズは、2022年の発売以来、累計販売本数が1億9,260万本(※2、2025年10月時点)を突破しており、シリーズ全体で2億本に迫る販売実績を有する人気シリーズである。2025年は既に3月に「生キャラメルラテ」を発売しており、今回のゲイシャ100%投入によりさらに多様なラインナップとなる。
2025年時点での展開ラインナップは以下の7種類が示されている。
- ゲイシャコーヒー ゲイシャ100%使用
- カフェラテ甘さひかえめ
- カフェラテレギュラー
- カフェラテ砂糖不使用
- カフェラテ エチオピアモカ100%使用
- ブラックコーヒー
- 生キャラメルラテ(3月発売)
シリーズのキャッチコピーは「世界No.1バリスタが認めた。」であり、粕谷自身の実績と監修によって商品の品質訴求を行っている。注釈としてWorld Brewers Cup 2016 優勝がその根拠として示されている。
販売数の示す意味
累計販売本数が約1億9,260万本に達していることは、コンビニのカジュアルなチャネルであっても高品質なコーヒー商品が継続的に支持されていることを示す。シリーズの多彩なフレーバーと価格帯、監修者の知名度やブランディングが支持を集める要因として機能している。
今回のゲイシャ100%は、希少性の高い原料を採用しつつも、コンビニ価格で提供することで、これまでスペシャルティコーヒーを試したことがない層への接点拡大も期待される。
PHILOCOFFEAと粕谷哲――世界チャンピオンの軌跡と事業展開
PHILOCOFFEAは「ただ豆を売るのではない、スペシャルなコーヒー体験を提供する」ことを掲げるコーヒーカンパニーで、代表はWorld Brewers Cup 2016で優勝した粕谷哲(Kasuya Tetsu)である。会社は2017年11月に設立され、本社は千葉県船橋市にある。
同社は県内に3店舗、東京表参道に1店舗を出店しており、2025年3月にはPHILOCOFFEA表参道店をオープンしている。事業内容は自家焙煎スペシャルティコーヒーの販売・卸売・カフェ経営で、従業員数は25名(2024年10月時点)、資本金は500万円とされている。
粕谷哲の活動とメディア展開
粕谷のプロフィールとして、2012年に1型糖尿病を発病し入院中にコーヒーに目覚めたことからバリスタの道を歩み始め、2016年にWorld Brewers Cupでアジア人初の優勝を果たした経歴が紹介されている。以降、セミナーやワークショップを通じて一般消費者向けの啓蒙や次世代バリスタ育成にも注力している。
メディア展開も積極的で、YouTubeチャンネルの登録者数は15万人(2025年8月時点)。著書は海外でも出版され、大手企業のコーヒー監修やアドバイザーを務めるなど、コーヒー分野での影響力を持つ。また2024年にはオフィスコーヒー事業の(株)ダイオーズジャパンと合弁会社「株式会社特別な珈琲体験を」を設立している。
商品仕様、テイスティングポイント、発売情報の詳細
新商品「ゲイシャコーヒー ゲイシャ100%使用」は以下のような仕様と特徴が公表されている。ここでは原材料や製法、味わいの表現、流通情報を整理して伝える。
ゲイシャを100%使用する点、精製がウォッシュドでクセが少なくクリーンな酸味が出る点、焙煎で時間と火力を調整してミドルの厚みやラストの余韻を引き出している点が主要な特長として挙げられている。
商品特長の要点
- 原料:ゲイシャ種100%
- 精製方法:ウォッシュド(精製により雑味を抑え、クリーンな風味を確保)
- 焙煎:通常より焙煎時間を長くし、火力を調整。ミドルの厚みと余韻を重視
- 味わい:ジャスミンのような華やかな香り、トロピカルフルーツを想起させる明るい酸味、上品な甘さ
- 価格:248円(税込)
- 発売日:2025年10月14日(火)
- 販売店舗:全国のファミリーマート約16,300店
監修者の粕谷は商品の出来について「ゲイシャを使っただけではなく、本当に美味しいコーヒーを作ることができた。自分でも驚くクオリティで、自分の会社にとっても驚異になると思っている」とコメントしている。また、開発を通じて「手軽×高品質」を追求し、コーヒーを通じた体験を提供するという姿勢が繰り返し示されている。
関連リンクと問い合わせ先
PHILOCOFFEAの公式サイトや粕谷のSNS、書籍情報などのリンクが公開されている。主なリンクは以下の通りで、商品の詳細や監修者の活動を確認できる。
- PHILOCOFFEA 公式サイト
- YouTube:https://www.youtube.com/@TetsuKasuya
- リンクツリー:https://x.gd/51ouw
- Instagram:https://www.instagram.com/tetsukasuya/
- 書籍情報:https://x.gd/kh2m6
記事のまとめと主要情報の整理
以下の表に本プレスリリースで示された新商品の主要情報と、関連する背景・会社情報を整理する。新聞やウェブでの紹介時、あるいは商品購入の参考として要点を素早く確認できるように構成している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ゲイシャコーヒー ゲイシャ100%使用 |
| 発売日 | 2025年10月14日(火) |
| 価格 | 248円(税込) |
| 販売地域/店舗 | 全国のファミリーマート 約16,300店 |
| 原料 | ゲイシャ種 100% |
| 精製方法 | ウォッシュド |
| 焙煎 | 通常より焙煎時間を延ばし、火力調整でミドルの厚み・余韻を重視 |
| 味の特長 | ジャスミンのような香り、トロピカルフルーツを想起させる明るい酸味、上品な甘さ、クリーンな風味 |
| 監修 | 粕谷哲(PHILOCOFFEA 代表、World Brewers Cup 2016 優勝) |
| シリーズ販売実績 | 累計販売本数 1億9,260万本(2025年10月時点) |
| 開発・監修の経緯 | PHILOCOFFEAと粕谷がファミリーマートのカウンターコーヒー(FAMIMA CAFÉ)共同開発:2020年2月~、プライベートブランドのチルドカップ共同開発:2022年9月~ |
| 会社概要(主要項目) | 会社名:株式会社 Philocoffea/代表:粕谷哲/所在地:千葉県船橋市本町2−3−29/設立:2017年11月/資本金:500万円/従業員:25名(2024年10月時点) |
| 関連リンク | https://philocoffea.com/、YouTube、Instagram、書籍情報など |
本稿ではプレスリリースの内容を基に、商品仕様、発売情報、シリーズ実績、監修企業と監修者の経歴や活動を整理して紹介した。希少なゲイシャ種を100%使用したチルドカップという位置づけは、コンビニでの購入という手軽さと、スペシャルティコーヒーとしての体験価値を結び付ける試みとして注目に値する。
発売は2025年10月14日で、価格は248円(税込)。全国のファミリーマート約16,300店での取り扱いとなるため、入手性と希少豆の使用という両面を確認しながら選ぶことが可能である。
参考リンク: