11/1〜8 建仁寺で禅×デジタル『不識』五感体験

建仁寺で不識の夜間体験

開催期間:11月1日〜11月8日

建仁寺で不識の夜間体験
チケットはどこで買える?当日でも入れるの?
チケットはPeatixとEX旅先予約で販売中。EXは特別価格あり。夜間拝観は当日券が出る場合もあるが、坐禅や茶道体験は各日30名の定員制なので事前購入を推奨します。最終入場は20:30です。
具体的にどんな体験ができる?子どもも参加できる?
方丈前庭でのプロジェクションマッピング(D-K)や3Dホログラムの没入演出、限定の坐禅・茶道体験、お抹茶席を用意。夜間拝観は未就学児無料、体験や抹茶席は別料金で定員制です。

建仁寺を舞台に「不識」を五感で体験する夜間文化プログラム

「不識」プロジェクト実行委員会は、2025年11月1日(土)から11月8日(土)までの全8日間、京都市東山区にある臨済宗大本山・建仁寺で、文化体験イベント「Sensory Experience of ZEN and FUSHIKI ~五感で感じる禅と不識の世界~」を開催します。本事業は文化庁の令和7年度「文化資源活用事業費補助金(全国各地の魅力的な文化財活用推進事業)」に採択された取り組みです。

本イベントは、重要文化財を含む建仁寺の方丈前庭を舞台に、伝統的な禅の思想である達磨大師の根本思想「不識(ふしき)」をテーマに据え、伝統と最新テクノロジーを融合させた没入型の文化体験を提供する点で全国的にも特色のある試みとなります。主催は「不識」プロジェクト実行委員会、企画・運営はTEAM FIREと株式会社Drootsが担当します。

京都最古の禅寺・建仁寺で「不識」をテーマにした体験型文化イベント開催 禅×デジタルアートの融合 画像 2

取り組みの趣旨と意図

本事業は歴史的文化財の新たな活用モデルを提示することを目的としています。夜間の時間帯にプロジェクションマッピングやライトアップ、最先端の3Dホログラム技術を用いることで、訪れる人に禅の精神性や日本文化の美意識を体感的に伝える構成です。

インバウンド観光の増加を想定し、単なる観光ではなく深い文化理解を促すプログラム設計になっている点も注目に値します。夜間文化観光の質的向上と地域活性化に寄与することを目指しています。

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プログラム詳細:プロジェクションマッピングから坐禅・茶道体験まで

主なプログラムは夜間特別拝観のプロジェクションマッピングを軸に、限定の坐禅と茶道の特別体験、一般来場者向けの限定お抹茶席など、多層的な体験から構成されています。

以下に、各プログラムの内容と開催日程・所要時間・参加条件・定員・料金などを具体的に示します。すべての情報はプレスリリースに基づいて記載しています。

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夜間特別拝観プロジェクションマッピング(毎日開催)

方丈前庭において、TEAM FIREによるプロジェクションマッピングを毎夜上映します。演目は「不識」をテーマにしたデジタルアートで、静寂と光が織りなす空間演出です。15分に1回、約3分間の投影を行い、常時放映されるD-K(デジタル掛軸)を含めた没入体験を提供します。

上映時間は日程により開始時間が異なります。11月1日、4日、7日、8日は18:00から21:00、11月2日、3日、5日、6日は17:30から21:00まで開場し、全日とも最終入場は20:30です。

  • 上映頻度:15分に1回、約3分間の作品を上映
  • 常時投影:D-K(デジタル掛軸)による映像が場内を彩る
  • 上演時間:11月1日・4日・7日・8日 18:00−21:00、11月2日・3日・5日・6日 17:30−21:00(最終入場20:30)
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五感で感じる坐禅&茶道の特別体験(限定4日間)

建仁寺の大書院を使用し、通常は立ち入ることができない内部での特別体験が行われます。開催日は11月1日、4日、7日、8日の計4日間で、実施時間は各日16:30から18:00です。

特別設えとして、特別展示の「風神雷神図」と達磨大師の「不識」掛け軸、潮音庭での雲海演出、オリジナルの主菓子などが用意され、参加者は坐禅および茶道の所作を通じて禅と茶の歴史的つながりを体験します。定員は各日30名(1日限定30名)で、料金は大人12,000円、小中学生11,000円です。

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限定お抹茶席(一般夜間拝観者向け)

夜間特別拝観に訪れた一般来場者向けに、大書院での特別演出を伴うお抹茶席を限定提供します。実施日は坐禅&茶道体験と同じく11月1日、4日、7日、8日で、時間は18:00から19:30、最終受付は19:00です。

定員は各日30名(1日限定30名)に限定され、料金は大人4,000円、小中学生3,000円です。未就学児は夜間特別拝観の入場は無料となりますが、抹茶席等は別料金となりますので注意が必要です。

技術と演出の詳細:D-K(デジタル掛軸)と3Dホログラムの導入

本イベントの演出は、TEAM FIREが手掛ける光と映像の表現を中心に構成されています。注目すべきはD-K(デジタル掛軸)と関西では希少という最先端の3Dホログラム技術の併用です。これらの技術により、伝統的空間が現代的な感覚で再解釈されます。

映像演出は、方丈前庭や建物の外壁、そして場合によっては通行する人々や自然そのものをキャンバスとして活用します。色彩豊かな幾何学模様や抽象的風景を通じて、移ろい・無常といった日本文化に根ざした精神性を視覚的に表現します。

D-K(デジタル掛軸)とは
複数台のプロジェクターを用いて、自然や建物、通行人さえをキャンバスとするデジタルアートです。映像は地球の自転速度に合わせてゆっくりと変化し、季節や時間の移ろい、無常の感覚を表現します。
3Dホログラム技術
関西では希少とされる最先端のホログラム技術を用い、空間に奥行きと立体感を与える演出を実施します。ホログラムとプロジェクションの組み合わせにより、来場者は視覚的に深い没入感を得ることができます。

なお、D-Kは迎賓館赤坂離宮での実施例が参考として挙げられており、TEAM FIREはこれまでにも京都デジタル能舞(2023年11月)やデジタル能舞in高台寺(2024年6月)など京都での演出実績を有しています。

過去の主な照明・演出実績には、東京駅、築地本願寺、京都市役所、鷲峰山高台寺、迎賓館赤坂離宮などが含まれます。これらの経験を踏まえ、建仁寺という歴史的空間に適した表現を行います。

開催概要、料金、チケットと問い合わせ先

以下は開催概要およびチケット販売、問い合わせに関する詳細情報です。日程や料金、販売窓口は変更される可能性がありますので、参加を検討する際は必ず公式サイトおよびチケット販売ページで最終確認を行ってください。

本事業は文化庁令和7年度「文化資源活用事業費補助金(全国各地の魅力的な文化財活用推進事業)」の採択事業であることが明記されています。

イベント名称 Sensory Experience of ZEN and FUSHIKI ~五感で感じる禅と不識の世界~
主催 「不識」プロジェクト実行委員会
企画・運営 TEAM FIRE・株式会社Droots
後援(申請中含む) 京都府(申請中)、京都市、京都商工会議所、公益社団法人京都府観光連盟、公益社団法人京都市観光協会(申請中)、公益財団法人京都市文化交流観光コンベンションビューロー(申請中)、京都新聞(申請中)、KBS京都、エフエム京都
会場 臨済宗 大本山 建仁寺(京都市東山区)
開催期間 2025年11月1日(土)〜11月8日(土) 全8日間
夜間特別拝観時間 11月1日・4日・7日・8日:18:00−21:00、11月2日・3日・5日・6日:17:30−21:00、全日 最終入場 20:30
坐禅&茶道特別体験 実施日:11月1日・4日・7日・8日 16:30−18:00(1日限定30名)
限定お抹茶席 11月1日・4日・7日・8日 18:00−19:30(最終受付19:00、1日限定30名)
料金(夜間特別拝観) 大人 2,000円、小中学生 1,000円、未就学児 無料
料金(坐禅&茶道特別体験) 大人 12,000円、小中学生 11,000円(1日限定30名)
料金(限定お抹茶席) 大人 4,000円、小中学生 3,000円(1日限定30名)
チケット販売 Peatix: https://zenandfushiki.peatix.com / EX旅先予約(EX特別価格あり): https://ec.travel.jr-central.co.jp/tp/optionalFacilities/Z000522/plans?lang=ja
公式情報 イベントHP: https://chronosense.teamfire.jp/kenninji/
問い合わせ 「不識」プロジェクト実行委員会 事務局 TEL:075-361-6668(担当:TEAM FIRE)
補助金 文化庁 令和7年度「文化資源活用事業費補助金(全国各地の魅力的な文化財活用推進事業)」採択事業

取材申込は事前に連絡の上、当日は受付にて申し出る形式となります。販売窓口はPeatixおよびEX旅先予約サイトで、EXサイトでは特別価格を設定する販売も行われます。

チームの背景と過去実績

演出を担当するTEAM FIREは、伝統芸能を紡ぐ演出家と最先端テクノロジーを持つライトアップチームが連携する集団です。伝統文化や歴史的遺産の魅力をテクノロジーで再表現する取り組みを続けており、東京駅や築地本願寺、京都市役所、鷲峰山高台寺、迎賓館赤坂離宮などでの照明・投影演出の実績があります。

本イベントでは、これらの知見を建仁寺の文化財保全・活用に活かし、来場者が禅と不識の思想を視覚・聴覚・触覚に近い形で体験できるよう工夫が施されます。

記事のまとめ(重要項目を表で整理)

ここまでに記載した主要な情報を表に整理します。参加を検討する際の要点を確認しやすい形式で記載しています。

項目 内容
イベント名 Sensory Experience of ZEN and FUSHIKI ~五感で感じる禅と不識の世界~
会場 臨済宗 大本山 建仁寺(京都市東山区)
開催期間 2025年11月1日(土)〜11月8日(土)
主催・運営 主催:「不識」プロジェクト実行委員会 / 企画・運営:TEAM FIRE・株式会社Droots
主要プログラム 夜間特別拝観プロジェクションマッピング(毎日)、五感で感じる坐禅&茶道(11/1・4・7・8)、限定お抹茶席(11/1・4・7・8)
技術 D-K(デジタル掛軸)/プロジェクションマッピング/最先端3Dホログラム
料金(代表) 夜間拝観:大人2,000円・小中学生1,000円(未就学児無料)/坐禅&茶道:大人12,000円(小中学生11,000円)/抹茶席:大人4,000円(小中学生3,000円)
定員制 坐禅&茶道:1日限定30名/抹茶席:1日限定30名
チケット購入 Peatix(https://zenandfushiki.peatix.com)、EX旅先予約(特別価格あり)
問い合わせ 「不識」プロジェクト実行委員会 事務局 TEL:075-361-6668(担当:TEAM FIRE)
補助金 文化庁 令和7年度「文化資源活用事業費補助金」採択事業

本記事では、プレスリリースに記載されたすべての情報を網羅的に整理しました。開催日時、プログラム内容、料金、チケット窓口、問い合わせ先、主催・運営・後援等の詳細は本文および上の表をご参照ください。参加を希望する場合は、公式サイトとチケット販売ページで最新情報を確認してください。

参考リンク: