月額1,430円で始めるRoblox入門コース（小学生向け）

子ども向けに設計されたRobloxを使った新しいオンライン学習コースの開設

株式会社エクシードは、2025年10月11日11時37分に、世界で2億人以上が利用するゲームプラットフォーム「Roblox」を教材にした新サービス「Roblox入門コース」を開設したと発表しました。本サービスは「教育にお金の壁を作らない」という理念の下、低価格で継続しやすい仕組みを重視した完全オンラインの学習コースです。

発表では、同社が2015年から続けているプログラミング教育事業『Tech for elementary』の延長線上に位置づけられる取り組みであることが示され、代表取締役は澤部愛子氏が務めています。サービス開設の背景や対象、学習内容、料金体系、サポート体制など具体的な情報が公表されています。

発表日時と提供者に関する基本情報

公表日：2025年10月11日 11時37分

提供事業者：株式会社エクシード（代表取締役：澤部愛子）

学習の目的と学習設計—ゲーム制作を通じたスキル獲得

本コースの中心コンセプトは「ゲームで遊ぶ時間を学びに変える」です。Robloxという実際のプラットフォーム上でゲーム制作を行うことにより、プログラミング・3Dモデリング・デザインといった要素を統合的に学ぶ仕組みになっています。

対象は小学3年生～で、学習期間は12か月～（月2回受講ペース）を想定しています。入門コースのミッション数は24コマです。テキストプログラミング言語としてはLuaを採用し、テキストベースでの本格的なコーディング体験を提供します。

カリキュラムの構成

カリキュラムは基礎から応用へ段階的に進む設計で、学習を継続することで確実に技能が蓄積されるように組まれています。ゲーム制作のプロセスを通じて、創造力や問題解決力、論理的思考力を養うことが狙いです。

学習を通じて期待される技能は次の通りです。

• プログラミング（Lua）によるテキストコーディングの基礎と応用
• 3Dモデリングの基礎操作と表現方法
• デザインを通じた情報収集・整理力と表現力
• 数学的思考や英語力の実践的な向上、ローマ字タイピングの習得

価格・受講形態・サポート体制の詳細

料金体系は、継続しやすさを重視して設定されています。年間一括プランは17,160円（=月額換算1,430円）、月々プランは2,200円です。発表資料では「業界最安・月額1,430円から」という表現が用いられ、他社の半額以下という価格訴求がされています。

また、初めての受講者向けに14日間の無料体験が提供され、まずは気軽に学習を始められる導線が用意されています。受講は完全オンライン対応で、送り迎え不要で自宅から学べる点も明記されています。

サポート体制の特徴

サポート面では複数の専門家やコミュニティ機能を活用した支援が用意されています。具体的には以下の通りです。

特別講座

元任天堂ディレクターの毛呂功氏（『どうぶつの森』ディレクター）による特別講座を予定・実施。

保護者サポート

発達障がいの専門家による保護者向けの支援が用意されており、発達障がいを持つ児童に配慮した学習環境を設計。

オンラインコミュニティ

受講生同士が学習を共有できるオンラインコミュニティを用意し、仲間と学ぶ環境を提供。

教育的効果、実績、必要環境、今後のロードマップ

発表では、当該コースが非認知能力の育成に寄与する点が強調されています。具体的には創造力や問題解決力、論理的思考力、デザインを通じた整理・表現力などが挙げられています。加えて、数学や英語、ローマ字タイピングが自然に身につくカリキュラム設計であると説明されています。

発達障がいを持つ生徒への効果も示され、ADHDなどの特性を持つ児童が集中して学習に取り組める環境を提供しているとされています。これまでの実績としては、同社が関与してきた「プログラミング能力検定（通称プロ検）」で合計877名の合格者を輩出していることが紹介され、大学受験で加点対象となる資格取得のサポートも行っている点が明記されています。

必要環境と今後の拡張計画

受講にあたっては、Roblox Studioが動作するパソコンが必要です。プラットフォーム上での制作・検証を行うため、該当アプリケーションが使える環境の準備が前提となります。

今後の展開としては、2026年初頭に「Roblox初級コース」を提供予定とし、その後は中級・上級コース、ライブ配信、リアルイベント、モデリング特化学習など段階的にサービスを拡充する計画が示されています。

サービスの要点を整理した表とまとめ

以下の表は、本リリースで示されたサービスの主要項目を整理したものです。各項目は発表資料に基づき記載しています。

以上の情報は、株式会社エクシードが発表したプレスリリースの内容に基づいて整理しました。サービスは完全オンラインで提供され、低価格で継続しやすい受講体系を打ち出している点が特徴です。学習内容は実践的かつ段階的に設計されており、発達特性に配慮した支援や実績ある資格支援が組み合わされています。今後は入門の次の段階となる初級コースの提供を皮切りに、より幅広い学習ニーズに応える拡張が予定されています。