10月13日開催 いのちセレブレーションが万博を締めくくる
ベストカレンダー編集部
2025年10月12日 09:42
いのちセレブレーション
開催日:10月13日
いのちパークで締めくくる「EXPO2025 INOCHI Celebration」──万博のレガシーを次世代へつなぐ祝祭
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」(プロデューサー:中島さち子、テーマ:「いのちを高める」)は、会期最終日である2025年10月13日(月・祝)11:45~13:15に、万博会場の中核「いのちパーク」にて、万博のレガシーを祝う祝典を実施します。正式タイトルは“EXPO2025 INOCHI Celebration(いのちセレブレーション):いのちの祭り~World Life Band Vol. 6~”です。
この祝典は、KURAGE Band をハブに多彩な出演者・出展者が協奏する場として計画され、万博期間中に生まれた文化的交流や共創の成果を総括し、未来へリングのようにつないでいくことを目的としています。会場は万博会場内の「いのちパーク」で、東ゲートから徒歩約10分の位置にあります。雨天時は一部をクラゲ館プレイマウンテン山頂で実施、または中止となる可能性があると明示されています。
共催・企画運営・協力体制
本行事の共催団体は、2025年日本国際博覧会協会、いのちの遊び場 クラゲ館、アジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)です。企画運営・警備手配は2025日本国際博覧会協会、ATC、株式会社steAm(クラゲ館)が担い、協力団体としてアジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)、株式会社steAm、株式会社エヌケービー、不二熱学工業株式会社、語らいず廣瀬茂夫が名を連ねます。
主催・運営側は、万博全期間を通じた協奏の成果を踏まえて出演構成やプログラムを調整しており、出演者や進行順は変更する可能性がある旨が示されています。
当日の出演・プログラム概要
本祝典で予定されている出演と内容は以下の通りです。複数団体のコラボレーションが織りなすプログラム構成が特徴です。
- トーク(プロデューサー、クラゲ館大使:海乃美月 他)
- 梅花女子大学チアリーディング部レイダース、KURAGE Band
- サエキ囃子(郷土芸能団体、from 交野市)
- 鼓童(太鼓芸能集団、from 佐渡島)
- KURAGE Band + クラゲ館大使:海乃美月(元宝塚歌劇団月組トップ娘役)、鼓童、サエキ囃子
- リベリア政府代表 Queen Juli Endee、KURAGE Band(with セネガル N’Diaye Rose ファミリー)
- みんな+大阪府の高校生ら(ごみから生まれたアップサイクル楽器)
- 写真撮影
上記に加え、テーマ事業プロデューサー数名とのトークセッションや、万博開催期間中に活動した多様な団体・個人が順次登場します。特にごみから生まれた楽器による参加は、5月に開催したシグネチャーイベント「ごみ祭り」との連続性を持たせる企画です。
前夜祭──くらげ帽が彩る新作能とリベリアとの協奏
前夜祭は10月12日(日)にクラゲ館とPop Up Stage を舞台に行われます。まずクラゲ館では、万博で生まれた新作能「いのちの能 Jirin – 時の輪 -」(作:山本章弘)を、万博会期中3回目の上演として15:50~16:50に上演します。
この新作能は、山本能楽堂とKURAGE Bandの協働で生まれた作品で、途中に創造の木が登場し、周囲に世界の音が溢れる演出が施されています。上演には約160の万博参加国の国旗で彩られた”くらげ帽”を着用して参加する趣向があり、最後は観客も能楽に参加する形で世界中のいのちを祝うことが意図されています。会場はクラゲ館(東ゲートから徒歩約10分)です。
リベリアxKURAGE Band 協奏:Save the Ring
クラゲ館での能に続き、同日17:50~18:40にはポップアップステージ南にて、リベリア館政府代表であり歌手の Queen Juli Endee(クイーン ジュリ エンディー)とKURAGE Band による協奏が予定されています。Queen が作ったオリジナル曲「Save the Ring(大屋根リングを残そう)」をはじめ、”Africa is Beautiful”や女性応援の歌(”No More Women in the Back, Men in the Front, Together…”)などを披露します。
この演奏では、リベリアとセネガルのアーティスト(N’Diaye Rose ファミリー)も参加し、歌と踊りを通じて多文化が響き合う場をつくります。来場者も一緒に歌うことで、大屋根リングがつないだ“多様で一つ”の世界を祝います。
クラゲ館が会期中に積み重ねてきた協奏の軌跡と参加者の広がり
クラゲ館を率いる中島さち子プロデューサーは、「創造性の民主化〜つくる喜びをすべての人に!〜」をモットーに、障害や病気、国籍や世代、職業や性別の違いを越えて多くの人々と協奏・共創を続けてきました。パビリオンの活動は、会期前からの協働も含めて幅広い層の参加を募り、具体的な成果として数多くのワークショップや即興演奏が生まれています。
主な実績と参加状況は次の通りです。
- 会期
- 2025年4月13日(日)開始、計184日間
- ワークショップ等
- 地上で約270のワークショップを開催
- 参加者規模
- 会期中に400名以上の障害や入院中の仲間が参加。0~120歳の子どもたちを含む幅広い層が参加
- 即興演奏
- 予約ゾーン「わたしを祝う」では計5700回に及ぶ即興生演奏を実施(70名以上の音楽家が参加)
国際的な協奏の広がりも特徴で、イタリア、モザンビーク、エチオピア、セネガル、スペイン、ヨルダン、ラトビア、アイルランド、カナダ、オーストラリア、クロアチア、スロベニア、トリニダード・トバゴ、サウジアラビア、ガーナ、カメルーン、マレーシア、英国、米国、EU、国連など、40以上の国や国際機関と音楽やものづくり、対話の協奏を行ってきました。
KURAGE Band は日本国内だけでなく韓国、セネガル、チベットなど多様な文化の音を取り込みながら活動しており、地域や国際機関を超えた協働を通じて、文化交流や新しい共創アイデアの具現化に寄与してきたと報告されています。
開催概要と主要ポイントを表で整理
以下に本記事で触れた主要な日時・会場・出演・主催などの情報を表で整理します。イベント参加の可否や見学の際の目安として、開催時間や雨天時の対応、会場へのアクセスを含めて確認できるようにしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | EXPO2025 INOCHI Celebration(いのちセレブレーション):いのちの祭り~World Life Band Vol. 6~ |
| 開催日時(本祝典) | 2025年10月13日(月・祝)11:45~13:15 |
| 開催場所(本祝典) | 大阪・関西万博会場内「いのちパーク」(東ゲートから徒歩約10分) |
| 前夜祭(能) | 2025年10月12日(日)15:50~16:50、会場:いのちの遊び場 クラゲ館 |
| 前夜祭(リベリア協奏) | 2025年10月12日(日)17:50~18:40、会場:ポップアップステージ南 |
| 主催・共催等 | 共催:2025年日本国際博覧会協会、いのちの遊び場 クラゲ館、ATC。企画運営:2025日本国際博覧会協会、ATC、株式会社steAm。協力:ATC、株式会社steAm、株式会社エヌケービー、不二熱学工業株式会社、語らいず廣瀬茂夫 |
| 出演・主な団体 | 中島さち子(クラゲ館プロデューサー)、海乃美月(クラゲ館大使)、KURAGE Band、鼓童、サエキ囃子、梅花女子大学チアリーディング部レイダース、Queen Juli Endee(リベリア政府代表・歌手)、セネガル N’Diaye Rose ファミリー、大阪府の高校生(アップサイクル楽器)ほか |
| 特徴・企画の核 | 多文化協奏を軸とした音楽・芸能の共演。ごみから作った楽器の演奏、約160の国旗を使った”くらげ帽”、新作能「いのちの能 Jirin – 時の輪 -」の再演等 |
| 雨天時対応 | 一部はクラゲ館プレイマウンテン山頂で実施、または中止 |
| 万博開催期間 | 2025年4月13日(日)開始、計184日間 |
以上が、万博最終日に予定された「EXPO2025 INOCHI Celebration」と前夜祭に関する詳細な情報の整理です。クラゲ館が掲げてきた「創造性の民主化」という理念に基づき、多様な出演者と参加者が協奏する形で万博の成果をまとめ、次の段階へとつないでいく試みが形になっています。
取材・情報提供元は株式会社steAmによるプレスリリースの内容を基にしています。出演者やプログラムの順序、実施方法については変更の可能性がある旨、主催側の案内に従って確認する必要があります。