TaxSys、10月17日からマネーフォワード連携 会計自動取り込みで効率化

TaxSys×MFクラウド連携

開催日:10月17日

TaxSys×MFクラウド連携
いつから使えるの?
発表は2025年10月14日で、実際のAPI連携は2025年10月17日から開始。TaxSysからマネーフォワード クラウド会計へ証憑データが自動で取り込まれるようになります。
導入すると業務はどう変わるの?
手作業の入力や転記が大幅に減り、AI-OCRで読み取った証憑が自動で会計ソフトに登録される。口座の新規作成か既存紐付けを選べ、管理工数が削減されます。

TaxSysがマネーフォワード クラウド会計とのAPI連携を開始:導入日と全体像

株式会社SoLaboは、2025年10月14日7時に発表したリリースにおいて、同社が提供するAI-OCRサービスTaxSys(タクシス)が、2025年10月17日より会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」とのAPI連携に対応することを明らかにしました。TaxSysはTAX GROUPの一部として展開されているサービスで、今回の対応により証憑(しょうひょう)データのデジタル化から会計ソフトへの取り込みまでをシームレスに行える仕組みが整います。

発表文によれば、この対応により会計事務所の入力作業の削減や業務効率化が期待されます。リリース日時および連携開始日はそれぞれ2025年10月14日 07時00分(発表)2025年10月17日(連携開始)と明記されています。

今回の連携で可能になること

公式リリースで提示された主な機能は、データ化された証憑情報が自動的にマネーフォワード クラウド会計へ取り込まれる点と、口座連携の柔軟な設定機能です。これにより手作業でのデータ入力や口座設定の手間が軽減されます。

下記に連携の要点を整理します。すべてリリースにある記載内容を漏れなく反映しています。

  • 自動取り込み(API連携):OCRで読み取った証憑データがマネーフォワードへ自動連携される。
  • 柔軟な口座連携設定:任意のタイミングで連携設定が可能、顧問先詳細に口座未連携バッジを表示、専用の連携画面で直感的に操作可能。
  • 既存口座との紐付け対応:マネーフォワード側の口座に対して「新規口座を作成して連携」または「既存口座に紐づけて連携」が選択可能。

技術的なポイントと業務フロー:実務での動き方

TaxSysとマネーフォワードのAPI連携は、受領した領収書や請求書をAI-OCRで読み取り、構造化したデータを会計ソフト側へ自動送信するフローを基本とします。これにより、会計事務所や経理担当者はデータの目視入力や転記作業を大幅に削減できます。

具体的な運用イメージや設定手順もリリースで示されています。連携設定はユーザーが任意のタイミングで行えるため、既存のワークフローを急に変更する必要はなく、段階的な導入が可能です。

運用の流れ(想定)

  1. 証憑のスキャンまたは画像アップロードをTaxSysで実施
  2. AI-OCRで項目(取引日、金額、取引先など)を抽出し構造化
  3. 構造化データがAPI経由でマネーフォワード クラウド会計へ自動送信
  4. マネーフォワード上で新規口座作成または既存口座へ紐付けを選択・反映
  5. 会計データとして登録され、以後の帳簿処理やレポート作成に利用

この運用にあたっては、顧問先詳細の「基本情報」欄に未連携を示すバッジが表示される仕様が明記されています。これにより顧問先ごとの設定漏れを防ぎ、管理工数を低減する設計です。

設定・連携画面の利便性

リリースでは専用の連携画面を用意することで、直感的に操作ができる点が強調されています。初期設定から口座の紐付け選択までをGUIで案内するため、ITに不慣れな担当者でも導入しやすいことが想定されます。

また、マネーフォワード側の口座に対しては新規口座の作成による連携既存口座への紐付け連携のいずれかを選べるため、既存の会計方針や運用に合わせた柔軟な使い分けが可能です。

SoLaboの事業基盤と問い合わせ先:TAX GROUPの位置づけ

発表文には、株式会社SoLaboの事業概要と実績も明記されています。SoLaboは認定支援機関として資金調達支援を中心に活動しており、月平均1,500件以上の問い合わせに対応、累計10,000件以上の支援実績(2025年5月末時点)を持ちます。

同社は2021年以降、事業再構築補助金などの補助金申請支援を強化する一方で、バックオフィスBPOサービスや自治体との官民連携による課題解決サポートを開始し、支援の幅を拡大しています。TAX GROUPはその一環としてAI-OCRやクラウド会計活用支援を含む各種サービス群を統合した枠組みです。

社名
株式会社SoLabo
代表者
代表取締役 田原 広一
設立
2015年12月11日
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F(WeWork 内)
事業内容(主なもの)
  • 資金調達サポート
  • 補助金申請サポート
  • 法人・士業提携
  • web制作・運営・管理
  • webマーケティング
  • シェアオフィス
  • AI・クラウド会計活用支援
  • AI-OCR
  • 記帳・経理
  • TAX GROUPの運営

問い合わせ先として、リリースは株式会社SoLabo 経営企画室の渋谷 世子氏を挙げ、連絡用のメールアドレスはpress@so-labo.co.jpと記載しています。また、公式サイトはhttps://so-labo.co.jpです。

要点の整理(表形式)

以下の表は本記事で伝えたプレスリリースの主要項目を整理したものです。発表日、連携開始日、対象製品、機能詳細、企業情報、問い合わせ先までを網羅しています。

項目 内容
発表元 株式会社SoLabo
リリース日時 2025年10月14日 07:00
連携開始日 2025年10月17日
対象サービス AI-OCRサービス TaxSys(TAX GROUP) → マネーフォワード クラウド会計(API連携)
主な機能
  • OCRでデータ化した証憑を自動取り込み
  • 任意タイミングでの連携設定と顧問先の口座未連携バッジ表示
  • 専用連携画面による直感的操作
  • マネーフォワード側の口座に対する新規作成または既存口座紐付け
既往の対応 既にfreee会計との連携を実現しており、これで主要なクラウド会計ソフト2社への対応が整備された
会社概要(要旨) 認定支援機関として資金調達支援(月平均1,500件以上の問い合わせ、累計支援10,000件以上 2025年5月末時点)。補助金申請支援やBPO、自治体連携などを展開。
問い合わせ先 株式会社SoLabo 経営企画室 渋谷 世子 / メール: press@so-labo.co.jp
公式サイト https://so-labo.co.jp
キーワード マネーフォワード / API連携 / SoLabo / TAX GROUP

以上がリリースの内容を整理した要点です。TaxSysのマネーフォワード クラウド会計へのAPI連携は、AI-OCRによるデータ化から会計ソフトへの自動取り込み、口座連携設定の細部に至るまで具体的な機能が示されており、会計事務所の業務効率化やDX推進に寄与するものと位置づけられます。問い合わせや詳細な資料は、上記の連絡先および公式サイトで確認できます。プレスリリース内で使用されている画像ファイルはダウンロード可能である旨も本文に記載されています。