三菱UFJカード、10月16日導入 対象店合算で少額決済もポイントに
ベストカレンダー編集部
2025年10月14日 12:25
ポイント算出方式変更
開催日:10月16日
ポイント算出方式を「対象店合算」に変更 — 適用開始は2025年10月16日から
三菱UFJニコス株式会社は、個人会員向けの「三菱UFJカード」で提供しているポイントアッププログラムにおいて、スペシャルポイントの算出方法を見直すと発表した。プレスリリースは2025年10月14日10時30分付で公表され、適用は2025年10月16日利用分から開始される。
今回の変更により、従来は「対象店ごと」に集計されていた利用金額を基にポイント算出を行っていた方式から、全対象店の利用金額を合算する方式へと改められる。また、ポイント適用条件としてこれまで存在した「1,000円単位での切り捨て」も廃止され、1,000円未満の少額利用も合算の結果としてポイント還元の対象となる。
変更の背景と位置づけ
三菱UFJニコスは「三菱UFJカード」を、ライフステージ総合金融サービス「エムット」の一翼を担う商品と位置づけており、日常生活のさまざまなシーンでポイントを貯めやすく、使いやすい環境整備を進める一環として今回の改定を実施する。
プレスリリースでは、特にコンビニエンスストアやファストフード、自動販売機といった少額決済が多い利用シーンで恩恵が大きい点を明示している。合算により従来切り捨てられていた端数がポイント算出の対象となるため、日常の小口決済でも効率的にポイントを貯めることが可能になる。
少額利用での影響と具体的な算出イメージ
今回の算出方式変更は、特に少額の決済が頻繁に行われる利用者にとって実利が出やすい。従来は1店舗あたり1,000円未満の支払いが切り捨てられていたケースでも、複数店での合算により合計がポイント付与の基準に達すればポイントが付与される。
合算対象は「ポイントアッププログラムの対象店全体」であり、異なる店舗での利用分を合わせてスペシャルポイントの算出対象とする。これにより、例えばコンビニでの買い物や自販機での飲料購入などの少額決済が有効に活用できる。
算出イメージ(簡易表)
以下は、変更前後の簡易的なイメージである。ここでは理解を助けるために具体的な金額例を示す。実際のポイント計算はカード会社が定めるルールに基づくが、概念としては下記の通りである。
| 項目 | 変更前(対象店ごと算出) | 変更後(全対象店合算) |
|---|---|---|
| 店舗A(コンビニ) | 利用100円 → 1,000円未満で切り捨て(ポイント対象外) | 利用100円 → 他店分と合算してポイント対象となる可能性あり |
| 店舗B(自販機) | 利用150円 → 1,000円未満で切り捨て(ポイント対象外) | 利用150円 → 合算で1,000円以上に達すればポイント対象 |
| 合計 | 各店で切り捨てのためポイント対象外が発生 | 100円+150円+他利用分で合算され、ポイント算出対象となる |
この表はイメージを示すものであり、実際の端数処理や還元計算の詳細は三菱UFJニコスが定めるルールに基づく。
対象店一覧と還元率、支払い方法に関する補足
ポイントアッププログラムでは、業界最高水準とする「最大20%の還元」をうたっているが、今回の変更点はそのスペシャルポイントの算出方法に関するものだ。プレスリリースは本変更が個人会員向けのプログラムに適用されることを明記している。
プログラム内には還元率7%の対象店が設定されており、これらの店舗での利用が優遇される。対象店の一覧と支払い手段の補足は以下のとおりで、利用環境によってポイント付与の対象となる支払い方法が異なる場合があることにも注意が必要である。
還元率7%の対象店一覧
プレスリリースに記載された還元率7%の対象店は以下のとおりである。表記はリリースのまま記載する。
- セブン‐イレブン
- ローソン(ナチュラルローソン、ローソンストア100を含む)
- コカ・コーラ自販機(タッチ決済、QUICPay、Coke ON®)
- くら寿司
- スシロー
- ピザハットオンライン
- 松屋
- 松のや
- マイカリー食堂
- オーケー
- オオゼキ
- 三和
- フードワン
- スーパー魚長
- 生鮮げんき市場
- 生鮮乃木市場
- 東武ストア
- ドミー
- 肉のハナマサ
- ジャパンミート
- ヤマナカ
- フランテ
- フランテロゼ
- ロッテリア
- ゼッテリア
- アオキスーパー
- 東急ストア
- 近商ストア
- ハーベス
- サンリブ
なお、アメリカン・エキスプレス®・カード会員向けのポイント優遇対象店舗はリリースに別途記載されており、セブン‐イレブン、ローソン、コカ・コーラ(自販機)、スシロー、ピザハットオンライン、松屋、松のや、マイカリー食堂、ゼッテリア、サンリブ、近商ストア、ハーベス、東武ストア、ヤマナカ、フランテ、フランテロゼが該当する。
支払い方法とサービスについての補足
リリースでは対象店別の支払い方法や関連する決済サービスの参照先も示されている。自販機向けのタッチ決済や専用サービスを通じた支払いが対象となる場合がある。
- Coke ON Pay(キャッシュレス決済機能)
- https://c.cocacola.co.jp/app/pay/index.html
- Coke ON Pass(自販機サブスクリプション)
- https://c.cocacola.co.jp/app/pass/index.html
また、リリースは商標注記として「QUICPay(株式会社ジェーシービーの登録商標)」「Apple Pay」「iPhone(Apple Inc.の商標)」「Coke ON®(The Coca-Cola Companyの登録商標)」などの注記を付している。
リリース情報の出典、関連リンクとまとめ
本件は三菱UFJニコスによる公式プレスリリース(2025年10月14日10時30分)に基づく情報である。ポイントアッププログラムの詳細や最新情報、特設サイトはリリースに示された公式リンクを参照することで確認できる。
以下の表は、本記事で取り上げた変更点と主要な情報を整理したものである。変更の要点、適用開始日、対象、参考リンクを一目で確認できるようにまとめた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | 三菱UFJニコス株式会社(プレスリリース日: 2025年10月14日 10:30) |
| 対象カード | 三菱UFJカード(個人会員向け) |
| 変更点 | スペシャルポイントの算出方法を「対象店ごとの利用金額」から「全対象店の合算」方式へ変更。ポイント適用条件の1,000円単位の廃止。 |
| 適用開始日 | 2025年10月16日利用分から適用 |
| 影響 | 従来は店舗ごとに切り捨てられていた1,000円未満の端数が、複数店舗分の合算によりポイント還元対象となる可能性が高まる。特にコンビニ、ファストフード、自販機等の少額決済で効果が出やすい。 |
| 還元イメージ | プログラムは最大20%還元をうたう業界高水準の設計。還元率7%の対象店が多数設定されている。 |
| 主な対象店(例) | セブン‐イレブン、ローソン、コカ・コーラ自販機、くら寿司、スシロー、松屋、ピザハットオンライン、オーケー、等(詳細は特設サイト参照) |
| 公式リンク | https://www.cr.mufg.jp/apply/card/mucard/pup/index.html?cid=IGP_MUN_INB_OTH_PRT_0001 |
本記事は三菱UFJニコスの公式発表に基づき、変更点と影響を整理したものである。実際のポイント加算や詳細ルール、対象支払い方法などの最終的な取り扱いは、公式の特設サイトおよび同社の案内を参照されたい。
参考: プレスリリース内では関連画像のダウンロードが可能である旨、およびキーワード(「三菱UFJニコス」「三菱UFJカード」「ポイント」「クレジットカード」等)が記載されている。
参考リンク: